午前11時半、いよいよ、「ハイパーキャラバン」のステージとなりました。
お馴染み、リーダーのMartinさん(リードギター)、リズム&サイドギターのdanChan、ベースのIwasakiさん、そしてバッキングを務めるのはおなじみシンセくんです。
もともとは、GSリバイバルのステージを続けるなかで、「エレキでVenturesを弾いてみたい」という若かりし青年時代の夢を実現しようと決起。少しずつVeuturesのナンバーを披露してきました。その後レパートリーも増え、素人なりにも新しいインストゥルメントのバンドとして独立しようという機運が高まっていきました。折りしも、熱心な女性ファンのリクエストがきっかけで誕生(2013年2月)したバーチャル「HyperCaravan」を、そのままバンド名にしようということになり、かくして「HyperCaravan」が誕生(2013年4月)することとなりました。
レパートリーは、主にVenturesのインスト曲を中心としたプログラムのほか、デュエット曲の草分けとなった「二人の銀座」や「君といつまでも」など、哀愁のエレキサウンドを取り入れながら、Martinさんお気に入りの「BlueJeans Professional」にディレイ&リバーブの「Boss Multi effector GT-10」を駆使したサウンド作りで聴衆の心に訴えかけます。
今回は、特にハイパーキャラバンとしては新曲となる「ブルースター」を寺内タケシ&ブルージーンズスタイルにて披露することもあって、否が応にも盛り上がります。
さらには、「ブルースターにはぜひこのギターで」というリクエストから「SG7-AS」に持ち替えてのスペシャルステージとなりました。
コンサートは、約50分のステージで、Venturesのインスト曲を中心としたプログラム構成。なかでも、デュエット曲の草分けとなった「二人の銀座」や「君といつまでも」、「悲しき街角」などは往年のファンにはたまらないプログラムで、みなさん熱心に聴いて見えました。
代表のMartiniさん曰く「豪華メンバーで繰り広げるステージは長年の夢、ベンチャーズの名曲のみならず、馴染の曲をチョイスしながらお楽しみいただければと思います。メンバー皆の夢実現に向けて、皆さんとともに楽しいステージが出来れば嬉しいです」と。
今後の皆さんの活躍に期待したいですね! |
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「田んぼのコンサート」プログラム(出演:ハイパーキャラバン) |
1 Walk Don't
Run(急がば廻れ)〜Perfidia(パーフィディア)
〜Lullaby of the Leaves(木の葉の子守唄) 2 PIPLINE(パイプライン)
3 DIAMOND HEAD(ダイアモンドヘッド)
4 RUNAWAY(悲しき街角)
5 Ginza Lights(二人の銀座)
6 君といつまでも
7 ブルースター
8 さすらいのギター
9 雨の想い出
10 霧のカレリア
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ベンチャーズと言えばなんといっても「テケテケテケ」でお馴染みのパイプライン。そして豪華版メドレーの「急がば回れ〜パーフィディア〜木の葉の子守歌」。マニアならずとも懐かしい曲ばかりです。
注目のベンチャーズメドレー(Waik Don't Run〜Perfidia〜Lullaby of the Leaves)が始まりました。
「テケテケテケ・・・」でお馴染みの「パイプライン」に続いては、日本で最もヒットしたといわれているお馴染み「ダイアモンドヘッド」です。
口上の途中、会場に見えた男性ファンのひとりからステージ上のメンバーそれぞれに花束を頂き、感動もひとしおです。<(__)><(__)>
続いては、日本でも「飯田久彦」が歌ってヒットした「ランナウエイ」の演奏です。
いずれも速弾きでリードギター泣かせの曲で、この日のためにほとんど毎日練習を欠かさないMartinさんの悲壮?な意気込みが伝わります。(汗)
お待たせしました。いよいよここからが、郷愁のエレキサウンドプログラムの始まりです。
先ずは、日本のデュエット曲の草分けともいわれる、山内賢と和泉雅子が歌ってヒットした「二人の銀座」です。この曲は、もともとベンチャーズの曲に永六輔が詩を書いたもので、往年のファンにはたまらない曲です。歌のヒットが映画制作にまで波及した「エレキの若大将」のような典型的なスタイルだといえるでしょう。
リードギター1本でのイントロに始まり、小気味よいテンポと郷愁を誘う音色は、まさに王道。演奏後には、会場からは大きな拍手が沸き起こっていました。
続いてもおなじみ、加山雄三のヒット曲「君といつまでも」をVenturesがアレンジして演奏した曲です。特に、Martinさんがオリジナルの雰囲気を生かしつつ、郷愁を誘うようなストリングスをあしらったMIDI(バッキング)を制作し、演奏されているということもあり、聴いている私たちには、おなじみの曲なれども、なんとも雰囲気のある曲に仕上がっているような気がしました。会場での反応はいうまでもなく、大絶賛でした。
さて、次に披露するのはハイパーキャラバン初登場の「ブルースター」です。
この曲はベンチャーズの演奏でもお馴染みの曲ですが、今回は寺内タケシとブルージーンズスタイルで哀愁ある曲として仕立てられています。
秋の夜空にひときわ青く輝く星たち、その星たちのきらめく様をギターで表現し、お楽しみいただければとレパートリーに加えたのだそうです。そしてリクエストにより、ギターを「BlueJeans Professional」から「SG7-AS」に持ち替えて、さらに表現力を上げようと心憎いセッティングです。
この曲もMartinさんが苦労して制作したMIDIのバッキングに、哀愁あるギターの旋律が懐かしさを誘うような、そして中盤のミュート奏法が「キラキラと星が瞬く」そんなピッタリの演奏に、演奏の途中ながら会場から思わず拍手が起こりました。
また、フォークキャラバンの歌姫Kuu chanからは完璧で素敵だったと思わず声が掛かったほど、とても素敵な曲でした。
続いては、ワイルドワンズのリーダーの加瀬邦彦が、当時、寺内タケシとブルージーンズのギタリスト時代に作曲した「雨の想い出」です。今回は、Martinさんがアレンジを加えたもので、Martinさんからは、愛しの女性を「雨の滴」になぞらえて、想いを綴る愛の歌として演奏したいと紹介がありました。特に、後半のギターの「トレモロ」の部分で、如何にギターを泣かせるかが重要なポイント。感極まってもらい泣きしていまいそうな、そんな熱い想いが感じられる演奏だったと思います。(涙)
インスト最後の曲は、スプートニクスの「霧のカレリア」です。 この「霧のカレリア」は、曲間にロシア民謡の「トロイカ」が挿入されていることでも話題を呼んだ哀愁のある曲ですが、実はこの曲の舞台となるカレリア地方には冷戦時代の1960年頃の暗い歴史があるんだそうです。 Iwasakiさんによると「カレリア地方は、フィンランドとロシアの国境付近に位置する森と湖(湿地帯)で、1960年当時にはまだ鉄のカーテンがあり、ロシアの若者たちは西側の自由世界へ行きたいとカレリア地方の霧の夜を狙って密かに船で脱国し、途中何人かは国境警備隊に見つかって射殺されたという悲しい歴史背景があります」とのこと。 美しいメロディーの背景にはこうした悲しい物語があることを聞いたうえでの演奏には、何か胸に迫るものを感じずにはいられませんでした。(涙)
突然ですが、ここで「アンコール!」の声が掛かりました!
全く予想していなかっただけに一瞬「ドキッ!」としましたが、ここは冷静に受け止めて、ギターを再び「BlueJeans Professional」に持ち替えて、お馴染みのベンチャーズメドレー(Waik Don't Run〜Perfidia〜Lullaby of the Leaves)が演奏され、会場からは大きな拍手が寄せられていました。
最後に、リーダーのMartinさんから「哀愁のエレキサウンドの演奏が、少なからずとも会場に足を運んでくださるの方々の、癒しにつながるならこの上ないこと。これからも、求めてくれる人がいる限り、こだわりの「良い音で」心を込めて演奏していきたいと思います」とのコメントを寄せていただきました。
以上、メダカ池「田んぼのコンサート」ステージからのリポートを終わります。 お疲れ様でした。 <(__)><(__)><(__)>
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