旅日記 第四章 『ペルー編(2003)』

その17



ウロス島はトトラという植物でできている浮島です。


ウロス島へ

この国は時間に正確かもしれないと思ってしまいました
前日に約束した時間9:10キッカリに
ホテルまでツアーの迎えが来たのです。
マイクロバスに乗ってチチカカ湖畔のボート乗り場に

さあウロス島ツアーの始まりです。
この日のツアー客は全部で15人ほど私は1人ですが
たいていは2人組か3人組です。

小さなエンジン付のボートに乗り込み
ウロス島までチチカカ湖を進むこと約45分
ガイドは英語とスペイン語で交互に説明をします。

このウロス島はトトラという植物を堆積させてつくった浮島です。
その昔、スペイン軍が進行したときに
原住民がスペイン軍の侵略から逃れるために
チチカカ湖上に住みはじめたというのが
ウロス島の起源ということです。

ガイドのこのような説明を聞いているうちに
目的地のウロス島に到着。
ウロス島は数個の島が集まった総体を指すようです
島に降り立つとサスガに浮島だけあってフワフワしています。
なんとなく落ち着かない感じ・・・
ちょっとビックリしたことは所々にソーラーパネルが据えてあり
電化されていること。 だから電球もつくしTVも映ります。

そして何より興味深かったのが島をつくっている
トトラという材料です。
これは実は(あまり美味くはないが)食料にもなり、
燃料にもなるようです。
このトトラという万能材料とチチカカ湖で取れる魚が
この島の自給自足を支えています。

このように興味深く3つほどの島をまわってツアーが終了
港に戻ったら予定通り12:30でした。


ウロス島の集落もトトラでできています。
写真後方に生えている草がトトラです。