1997年8月17日(第15日目) 午前10時、Prince Edward ToursのJさんが迎えに来てくれた。 Rさんに温かく見送られ、私一人のための専用車でスーリへと向かう。 Jさんがいろいろ話し掛けてくれたけど、この時私は期待よりも不安がいっぱいで、 会話は長くは続かなかった。 それでも、シャーロットタウンから約1時間の道程の素晴らしい景色を楽しんでいた。 JさんはInnに着く前に、スーリの街をグルっと一周して案内してくれた。 彼も私がスーリに長く滞在するのを、退屈するんじゃないかと心配してくれているようだった。 スーリは本当に小さな街みたい。余り何もない…。 今日から6日間滞在するA Place to Stay Innに到着。 Macleod’s B&Bとは違って、ホテルというか宿舎のような建物で、部屋数もかなりあるようだ。 オーナーのBさんとその息子Jさんが出迎えてくれた。 Bさんはとても気さくな人で、やっぱりここにも日本人がよく泊まるみたいで、 彼女も日本びいきのようだった。 彼女に案内されて、2階の私の部屋に上がる。飾りも何もない殺風景な部屋だった。 とりあえず荷物を置き、他のところを案内してもらった。 まず、お風呂は隣りの部屋の人と共同(と言っても隣りは空いているみたい)、キッチンと 食堂が地下にあって、朝食は冷蔵庫などに入っている材料などで自分で作る。1階には テレビやゲームなどが置いてあるゲストルームがあった。 どうも泊まっている人は少ないみたい。なんだか寂しいな〜。 昨日買っておいたサンドイッチとリンゴを部屋で食べてから、手紙を書いたり ボーっとしたりしていたら、部屋のドアをノックする音が…。 私が部屋からしばらく出ないでいたので、Bさんがとても心配して見に来てくれたのだった。 それに、Prince Edward ToursのJさんが彼女に、私がかなりナーバスになっている みたいだと言い残していったようだ。 Bさんがドライブに誘ってくれたので、連れて行ってもらうことにした。 イースト・ポイントの近くまで行って、Uターン。 彼女は一生懸命いろいろと説明してくれたけど、早口でよくわからなかった。 イースト・ポイントまでは車で1時間くらいかかった。自転車ではどのくらいかかるんだろう?? 途中、同じInnに泊まっているPさんご夫妻と会い、Bさんはまだ用事があるので…と 今度は彼らの車に一緒に乗せてもらうことに。初対面なのに、快く引き受けてくださった。 ベイジン・ヘッドで一度車を降りて、併設されているミュージアムを少し覗いてから、ビーチへ。 とても綺麗なビーチで、たくさんの人(?)が遊びに来ていた。 帰り際にアンティーク・ショップに立ち寄った。 アンティーク・ショップといっても、風が吹いたら飛んでいきそうなお店で、 「ガラクタ」としか見えないものがたくさん並んでいたような…。 Innに戻ると早速、たまっていた洗濯物を洗いに地下のランドリーへ下りていった。 コインを入れてするみたいだけど、どうするのかサッパリわからない。 ちょうどJさんが通りかかったので聞いてみると、彼が全部してくれた。 「Thank you!」と言いながらも、これじゃ次にする時にも聞かなきゃわからない〜〜! と、心の中で嘆いた。 そうこうしているうちに8時前になってしまったので、夕飯を買いに出掛けた。 なんでもいいや!と思い、ガソリンスタンドにあるコンビニでハンバーガーと チョコレートミルク(私は甘党です♪)を買い、食堂で一人寂しく夕飯を済ませた。 誰かがピザを作っているみたいで、キッチンからいい匂いがしていた。う、う、美味しそう…。 ここ、スーリでの滞在中にJ先生と会うことになっていたので、勇気を振り絞って 彼女に電話をかけた。 面と向かって話すのも難しいのに、電話でだと身振り手振りもできないから、かなり辛い。 聞き取れないし、話もなかなか通じない。 やっとのことでわかったのは、彼女は留守とのことだった。 電話をかけてきてもらうように頼んだけど、結局かかってこなかった…。 本当に会えるのかなぁ?明日はどうやって過ごそう? |