1997年8月15日(第13日目)

 

今日もいつもの朝食が続く…。

最後の授業だというのに、J先生が来ない!Miriamが言うには車が壊れて遅くなるって。

10何年も乗っていて今にも壊れそうって言ってたからな〜。

仕方がないので、もう一つのクラスの子達と30分ほど授業を受けて、卒業式も一緒に。

J先生はなかなか来ない…。

彼女達の先生Gさんはかなり年配の方で、大学の教授。授業もなかなか厳しい。

J先生の授業とは大違いだった。

初めて沢山のこの中で授業したこともあって、私は終始緊張気味。

卒業式には、MiriamとAlexも参加して、Miriamは専らカメラマン。

テキスト ボックス:  G先生に卒業証書を渡されると、みんなは泣いていたのに、

私はどうしても泣けなかった。

卒業式が終わった頃、やっとJ先生が来てくれた。

「なんでもっと速く来てくれやんだん〜〜?」そう思いながらも、

涙が思わず込み上げてきて、彼女に抱きつくと思いっきり泣いた。

彼女も同じように泣いていた。

 

2週間英語を学んだ教室にサヨナラをして、10時から始まるゴールド・カップ・パレード

見に、みんな揃って出掛ける。私はJ先生と離れないように並んで歩いた。

G先生の家の前でパレードを見ることになった。趣のあるとても立派なお家でビックリ!

パレードの後、家の中を見せてもらって、またビックリ!!めちゃめちゃ豪華〜♪

B&Bをされているそうだ。

パレードはとても楽しかった。沢山の人が参加していて、次から次へとやって来る。

Miriamが「日本人でもこのパレードに参加できるよ」と言ったので、

もう一つのクラスのYさん達は「来年また来てパレードに出るぞ!」と張り切っていた。

私も!と言いたかったけど、来られるはずがない…。

寂しいけどJ先生とはスーリにいるときにまた会う約束をして、ここで別れた。

私達はGreen Gables Storeの近くにあるお店で、ランチを一緒に食べることにした。

こんなに大勢でご飯を食べるのは久しぶりのこと。

日本語と英語が入り混じってのお喋りに花が咲いた。

そして、とうとうみんなとは本当にお別れ。

私は一人シャーロットタウンの街中をブラブラ。

PEIを発つ前に泊まることになっているHaritage Habour House Innを見てから、

家まで歩いて帰った。

途中、日本人のカップルに道を尋ねられた。

私にとって、シャーロットタウンの地図は見慣れたもの。

新婚旅行かな〜、いいな〜♪などと思いながら、二人を見送った。

まだ2週間しかいないけど、なんだかずっとここに住んでいる気分になった。

 

帰ってからすぐにパッキングをする。

夕食はラザーニャとパン。

実はラザーニャを食べるのは初めて。Lさんお手製のラザーニャ、美味しかった〜♪

7時に家を出て、この前Kitchen Witchまで一緒に行ったBさんも一緒に、

Orewell Conerへミュージカル「Temperance in a Teacup」を観に行った。

ミュージカルが行われる周辺にしかいなかったので、実際、どんなところだったのかは

良くわからなかったけど、Lさん達はどうして私が行きたい!と思っていたところにばかり

連れて行ってくれるんだろう?? 二人にはホント感謝感謝だ!

ミュージカルの舞台は本当に小さなもの。でも、楽しくて笑えた〜♪

その後、暖炉のある洒落た部屋に移動して、アコーディオンを聴きながらちょっと休憩。

そこで、このPEIで観た「赤毛のアン」のミュージカルにマシュウ役で出ていたHさんと、

その奥さんのRさん(1997年に日本に来演した時にバーリー婦人役で出演)に

お会いすることができた。

思ってもみないことで、なんだかめちゃめちゃ嬉しかった〜♪

Hさんが今回のミュージカルの台本を書かれていて、Bさんとは知り合いなのだそうだ。

大人の中に子供が一人という感じで、ちょっと尻込みしてしまったけど、

お二人とも気さくな方で、日本公演の話なんかで盛り上がった(Hさんもその時は

駅長さん役で出演されていたので…)。

みんなで写真を撮って、お二人にはサインまでしてもらった。

とても嬉しくて貴重な1日となった。

 

でも、明日はCさん、Lさんとはお別れ。

Cさんは7時には家を出ると言うし、Lさんも9時には出掛けてしまう…。

早く起きてちゃんとお別れを言わなきゃ。