1997年8月12日(第10日目) 朝は少し雨が降っていた。 今日もいつもどおりの朝食を済ませ、Lさんに教室まで送ってもらう。 J先生が今日の夜、今年完成したばかりのコンフェデレーション・ブリッジを渡って、本土New Brunswickのモンクトンにコンサートを見に行くんだと、朝からはしゃいでいた。 明日はちゃんと授業に間に合うように来てくれるんだろうか?(笑)と、ちょっと心配。 彼女は小学校の先生だと言っていたが、とても見えない。 授業が終わってから教室に来た、個人授業を受けているYさんがウエスト・ポイントまで ホストファミリーに連れて行ってもらったと言っていた。 私もやっぱり行ってみたいな!サマーサイドからは行けないのかな? Miriamが言ってたけど、スーリからイースト・ポイントまでは30キロもあるって! 自転車で行くのはやっぱり無謀かも…。 それに、Miriamに「スーリに6日間もいるなんて!」と言われてちょっとショック…。 大丈夫かな?そんなに長くいたら退屈しちゃうのかな? でも、きれいな所で、ビーチも近くにあって、もしかしたら宿泊先の人に頼めばどこかに 連れて行ってくれるかもって。 タクシーはモンタギューまで行かないとないし、呼べば来てくれるけど高いそうだ。 んー、スーリで何をしよう?? 午後からは雨もやみ、晴れて来た。 今日の午後はフリーで、Lさんの友達のBさんとその息子、Jくんの4人でロング・リバーの Kitchen Witch Tea Roomまでドライブ! 車の後ろの席にJくんと私、前にはLさんとBさん。 Jくんが車に乗り込むとすぐにシートベルトをし始めたので、私も慌ててシートベルトを締めた。 日本でもこっちへ来てからも、後部座席でシートベルトなんてしたことないのに!? ここでは小さい時からちゃんとするように教えられているんだな〜と、ちょっと驚かされた。 (この後、後部座席に乗せてもらうときはシートベルトを忘れずにするようになりましたが、 日本に帰ってくるとすっかり忘れてしまっていて、未だにしたことがありません…) 最初、Jくんと何を話していいのかわからなかった。 PEIに来る前に何かの役に立つかも!と持ってきたプリクラを見せると、喜んでくれたので ちょっとホッとした。 小さい子の話し方には癖があるし、スピードも日本人だからと言って手加減はしてくれない ので、何を言っているのか良くわからなかったけど、笑って見せると笑い返してくれた。 その笑顔がとても可愛い〜♪ よくよく聞くと、6歳ということだった。 折り紙を見せると、これまたとても喜んでくれたので、窓の外の素晴らしい景色も見ないで、 いろんなものを折って見せてあげた。何でも喜んでくれるのが嬉しい! Bさんもとてもいい人で、彼女の家でもホストファミリーをしていて、今は京都から来た 女の子を受け入れているそうだ。 よく喋る人で、私にも色々話し掛けてくれた。日本人慣れしているので、スピードもゆっくり。 ↓ Click here!
ちょっと小高いところにお店が建っていて、近くには余り家はなく、見下ろす感じでポツポツと見えるだけ。 お店の中にはまず併設されているアンティークショップMemory
Laneがあって、そこを一通りグルっと覗いてからティールームへ。(wakoさん情報によると、ティールームの方はもう閉鎖していて、アンティークショップのみ営業しているみたいです) 私はチェーリーチーズケーキとピンクレモネイドを頼んだ。 Kitchen Witchの名の通り、ここには地元の魔女さんがいて、「紅茶占い」Tea
Leaf Readings をしてくれるということなので、私も占ってもらうことにした。 魔女さんは大柄で、シワシワのお婆さんではなく、思っていたよりもかなり若い感じの人。 彼女は紅茶の葉をティーポットへ入れて作り、全部ティーカップに移した。そのティーポットに 残っている葉っぱの感じで占うのだという。 (記憶がまた定かではないので、ちょっと違うかもしれません。占うためにその紅茶を少しだけ 飲んだとだけ日記に書き記しています) 占いの結果はというと、これまた早口で何を言っているのか聞き取れないので、Lさんが 紙に書き取ってくれた。 占いによると…長い旅行でお金を沢山持っている(沢山は持ってないけど、確かに)。私は またPEIに戻って来る!(わ〜〜い♪)8ヶ月のうちに結婚するか婚約をするだろう。そして 4年のうちには結婚できる!(これは1年後今の旦那さまからプロポーズされてその半年後に 結婚したので、当たらずとも遠からず)。健康で長生きし、お金にも困らない良い人生を送る (ヤッター!)。“L”の付く人が重要ポイント(二人のホストマザーがどちらもLさん?)。 ラッキーナンバーは7・17・27・87。と、とてもいい結果だった。 ホクホク顔で、Jくんと遊びながら帰ったのでした。 ホームステイも残りわずかなので、日本の料理をLさんとCさんにご馳走することにした。 ご馳走すると言っても、来る前に考えてきたのは「肉じゃが」。 余り料理をすることのない私が作れる、数少ないレパートリーの中の一つ。 ジャガイモ、玉ねぎは家にあったので、肉だけスーパーに買いに行く。 日本のような薄くスライスした肉なんて売っていないので、ちょっと困った。 仕方がないので、薄めの塊のものを買って、家で切ることにした。 包丁がナイフのちょっと大きいのみたいなもので、肉もそうだけど野菜もとても切りづらい。 慣れたらそうでもないんだろうけど…。 しょうゆだけはないと思って持参。お酒の代わりに白ワインを使った。 作り始めたのが、7時過ぎ。 最初は全然味がなくて、何度も調味料を足しながら煮込み、なんとか出来上がりは Good!なものになった。 あと、チン!するだけのご飯と、誰でも簡単に作れる混ぜるだけのフルーチェ、Lさんが メロンをデザートに用意してくれて、8時過ぎにようやく夕食となった。 CさんもLさんも「美味しい!」を連発して、Cさんは肉じゃがを2回もおかわりをしてくれた。 口に合うか心配だったけど、気に入ってくれてとても嬉しい!肉じゃがは大成功!! これで少しは役目を果たせたかな?? やっと二人とも少し話ができるようになってきたし…。 But あと3日しかここにいられないんだ。わ〜〜、どうしよう。 夕食後、Lさんが肉じゃがのレシピを教えて欲しいというので、私は辞書と首っ引きで必死になってレシピを英訳した。私の下手な絵つきで。 でも、絵のお陰で何とかわかってもらえたみたい。 残ったしょうゆも置いてきたから、1度くらいは作ってみたかな〜? |