2007年4月13日
朝摘みいちご

 中南勢地域を中心に栽培され県の重要な園芸品目であるいちごは、毎年11月下旬から5月下旬まで出荷されています。 市場で取り扱われる品目の中でも、いちごは傷みやすい品目に大別されます。特に気温が上昇する4月以降から松阪地域では、朝摘みいちごの出荷が始まっています。  通常のいちごの収穫から出荷・販売の流れは、生産者が収穫・出荷、翌日市場でセリ・当日店頭販売となっています(当日収穫、翌日販売)。朝摘みいちごの場合は、太陽が明ける前から収穫作業が行われ、中央卸売市場には午前8時に入荷され当日に店頭で販売されます(当日収穫、当日販売)。  収穫してから時間があまり経過していない朝摘みいちごですから、店頭で購入したらできるだけ早く食べ朝摘みの余韻を楽しんで下さい。

2007年4月10日 市場内にて撮影
朝摘みいちご

 いちごの一般的な栄養成分は、以下のとおりです。
重量100グラムあたり、
エネルギー 34キロカロリー
水分 90グラム
たんぱく質 0.9グラム
脂質 0.1グラム
炭水化物 8.5グラム
灰分 0.5グラム廃棄率 2パーセント

 他の果実に較べると、エネルギーは同等かそれ以下ですが、ビタミンC含有量は多い果実に大別されます。特に、ビタミンCの代名詞といえるレモン(果汁:生)と較べても同等の含有量です。 健康日本21「日本人の食事摂取基準(2005年版)」のビタミンCの1日あたり摂取推奨量(12歳以上の男女)をイチゴ計算すると約200gになります。通常イチゴのパックは300gがほとんどですので、2/3パックを食べればよいことになります。 ちなみに、ビタミン類は、微量で人(動物)の栄養に影響を及ぼし、体内では作れないものがほとんどなので、食物から栄養素として摂取しなければならないものです。 野菜や果実には、ビタミン類だけでなく繊維質なども多く含まれているので、野菜や果実でビタミン類に摂取を心掛けてください。

2002年2月26日 松阪市内にて撮影
いちご栽培ほ場

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