洗い出し

使用材料   蛇紋石、セメント

      
      洗い出しの動画です。同じ場所を洗い
     過ぎても洗い足りなくても色に斑ができ
     しまいます。洗い出しの噴霧は小型の
     ポンプを使います。

      
      養生のビニールやテープを剥がして
     作業の終了です。派手さはありません
     が、洗い出しの仕上げには何とも言え
     ない落ち着き感があります。



         
         玄関の門を洗い出しで仕上げさせて頂きました。洗い出しは水を使ってセメントを洗う
        ので、仕上げる面以外はビニールで養生をしました。左の写真の中央に写っているの
        はポストの裏側です。壁下地の凹凸を出来かぎり取り除き、乾きすぎを防止する為に、
        ボンドを塗りました。

     4mmの蛇紋石です。





      
      予め、施工面積にあわせて材料を用意
     します。蛇紋石とセメントの比率は1対1
     です。洗い出しは材料の練り置きが出来
     ません。塗りつける分だけ直ぐに練れる
     ように、準備をして置きます。


      
      洗い出しの材料(蛇紋石とセメント)が
     乾き過ぎないように、最初に「のろ」(セメ
     ントを水で溶いた物)を塗り付けます。




      
      のろが乾かない間に、洗い出しの材
     料を塗り付けます。乾いた壁に材料を
     塗り付けても表面の仕上がりや接着
     性が悪く強度も下がるからです。



      
      水でセメントの表面を洗い流す為に、洗い出しの材料の上に新聞紙を貼り付けて水分を取
     り除きます。水分を取らずに洗うと材料の全てが流れ落ちてしまいます。


      
      新聞紙の上にセメントの粉を塗り付けて、
     更に水分を取り除きます。水の引き具合で
     塗り付けては取り除き、セメントの粉は2〜
     3度塗り付けます。最後に新聞紙を取り除
     き、噴霧器で洗います。


     
      洗い出しと一緒にタイルの施工もさせて頂
     きました。今回のタイルはご施主さんと一緒
     にメーカーのショールームまで出かけ、選ん
     で頂きました。






洗い出しの補修

使用材料   蛇紋石、寒水石セメント、
     

施工後
         水道工事の際、基礎巾木と犬走りの補修をさせて頂きました。犬走りの巾は約60cm、
        厚みは約10cmです。ボンド材を使用した洗い出しは以前紹介させて頂きましたが、今回
        の施工は寒水石に蛇紋石を混ぜてセメントで練り、塗り付けてから表面を水で洗い流す
        施工法です。


施工後
      基礎巾木と犬走りの色の濃い乾いて
     いない部分が補修の箇所です。使用す
     る石などは出来る限り同じサイズを使
     用しますが、仕上げ具合を以前の物に
     合わせるのは中々難しいです。
     (寒水石と蛇紋石の配合)
     補修の必要がないしっかりしている部
     分は残しました。補修の必要な部分を
     電気サンダーで取り除きました。

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