旅日記 第四章 『ペルー編(2003)』

その9



マチュピチュの内の一本道、
ここでナガミネくんに遇いました。


日本人に遭遇(その1)

実は、ペルーに降り立ってからここまで
日本人とは全く会わずにきました
しかし、とうとう日本人と話す機会が到来します

マチュピチュを内の一本道を歩いていると
反対側から日本人らしき青年が歩いてきました
無視するのもかえっておかしいと思い、
『こんにちは』と声をかけました
すると相手も『こんにちは』と返してくれました
私が続けて『旅は長いんですか?』と訪ねたのをきっかけに
しばらくこの青年と話をしました。

この青年はナガミネくん(25歳・男)といいます
ロサンゼルスから旅をはじめて南下、
南米に下りてきたといいます。
この先、チリ、アルゼンチンに向かうそうです。
旅は3か月目ということで、『すごいねぇ』と言うと
『いやぁ〜ボクなんてたいしたことないです・・・
このあたりじゃ1年、2年なんて人が結構いますから・・・』

聞かなきゃよかった・・・

うらやましいというか、なんというか・・・
そして、こういった長期旅行者は集まるところに集まります
世界中に『日本人宿』と言われる日本人の情報交換場所があるのです。
クスコの街ではそれが、ペンション花田かペンション八幡になります
そこの宿泊客はほとんどが日本人。
どちらにもマンガ本が置いてあり、
ブラックジャックの花田か火の鳥の八幡と
マンガの好みで分かれるというのはナガミネくんから聞いた話

ちなみにナガミネくんは『やっぱ火の鳥でしょ』ということで
ペンション八幡に泊まっていたそうです
ちなみにどちらも一泊5ドル(私のホテルは6ドルだった・・・)

とにかく、日本人はいるところにはいるもんだと
改めて感じた会話でした。

15分ほどナガミネくんと話して別れた後、少し歩き回って
12:00頃、再び登山バスに乗って下山したのでした。


マチュピチュで記念写真。