旅日記 第四章 『ペルー編(2003)』

その7



これが念願のマチュピチュです。 大変感動しました


マチュピチュの雨

マチュピチュはふもとの村(アグアスカリエンテス)から
一気に400m登った山の上にあります

400m登るのは大変ですが
そこは安心、きちんと登山バスが整備されています。
登山バスの乗り場はホテル近くの川べりにありました。
往復9ドルの切符を売場で購入してバスに乗り込みます
バスはピストン輸送でドンドン出発します。

バスが動き出して山をくねくね登ること約30分、
ようやくマチュピチュの入口に着きました。
いよいよ念願のマチュピチュです
入場料は20ドル。バスの料金も含めて決して安くはありません
しかし、マチュピチュはペルー観光最大の目玉。
観光客の波は途切れません。

朝、あれほどひどかった高山病の頭痛は不思議とやんでいます。
(これは、標高が低くなったので頭痛がやんだのですが・・・)
とにかくご機嫌でマチュピチュにはいります
やがて写真で見慣れた遺跡の全景(上の写真)が
目に入ってきました。ついに念願がかないました。

ずっとマチュピチュに来たかったのです。
そんな気持をふり返りながら遺跡を歩いて散策します。
マチュピチュは 『インカの空中都市』 と言われていますが
まさにその通りの印象です。 すばらしい。

さて、興奮が少し収まると少し気になることが出てきました
遠くでゴロゴロ音がする・・・・ いやな予感がします・・・
しかし空は明るいし、まさか雨は降らないだろう・・・
と勝手に判断していましたが、やっぱり甘かった
ぽつぽつと雨が降ってきました。
それでも雨よけにウインドブレーカーを着てかまわず歩きます。
翌日もあるのですが、翌日はもっと雨かもしれないですし、
今日のうちに見れるだけ見ておきたいのです。

しばらく頑張りましたが、雨はやがて本降りに
仕方なく入口側の屋根の下で雨宿り。
あきらめきれずにマチュピチュを眺めていましたが
やがて、ものすごいスコールに・・・そして霧が出てきて
マチュピチュが霧におおわれて真っ白になってしまいました。

さすがに今日は帰るしかありません。
時計は15:00を指していました。
再びバスに乗り下山。 ホテルに戻ります。
雨は全然やみません・・・  最悪だ・・・

ホテルが良いのは幸いです(20ドルでも私には良いホテル)
シャワーを浴びて夕方から早々と寝てしまうことにしました。
さすがに疲れていたようで、次に目が覚めたら23:00
その頃には雨はやんでいました。 良かった。
安心して、もう一度朝まで寝ます。


大雨になってしまったマチュピチュ。 しかも
霧が出てきてこの後、マチュピチュが消えました