1997年9月4日(第33日目)

 

嘘みたいだけど、とうとう帰る日がやってきた。

9時10分発の便に乗るので、早めに朝食を済ませる。

Prince Edward Toursのスタッフの方が迎えに来てくださって、Innを後にした。

シャーロットタウン内のB&BやInnを数軒周って、空港へ向う人たちを乗せ、いざ

シャーロットタウン空港へ。同乗した人たちはみんな日本人だった。

 

1ヶ月ぶりに空港にやって来た。

行きは遅い時間に着いたので、周りはもう薄暗くてどんな所だったか余り覚えていない。

それに、緊張の余り、そんな余裕もなかったから、改めて小さな空港だったんだなぁと思った。

ここに降り立ったあの日、ホストファミリーのLさんに出迎えてもらったときのことだけは

今でもよく覚えている。あれから1ヶ月もPEIにいたんだ〜と改めて思った。

そして、またあのプロペラ機に乗るのかと思うとぞっとした。でも、乗らなきゃ帰れないし・・・。

覚悟を決めて乗り込んだ。先ずハリファックスに向い、乗り換えてトロントへ。

行きの便はほぼ満席だったけど、空席がかなりあった。

窓際の席ではなかったけど、かなり機体がかなり傾いたりするので、パッチワーク模様を

見ることができた。来た時は夜だったからPEIの夜景しか見ていないので、揺れと戦い

ながら、しっかりと目に焼き付けた。

うぅ、でも、気持ち悪い・・・。

当分は来ることができないと思うと寂しくなったけど、必ずまた帰ってくるんだ〜!!と

強く思いつつ、どんどん小さくなっていくプリンスエドワード島に「さよなら」をした。

ハリファックスまでは約30分。名残惜しんでいる間に、あっという間に着いた。

 

テキスト ボックス:  そして、トロントにはきっかり12時に到着。

帰りは一気にではなく、トロントに1泊してから帰る

ことなっている。

空港に隣接するSheraton Gateway Hotelにチェック

イン。空港で買い物をしたりして、時間を潰した。

夕食はホテルでBuffet。

PEIへ行ったんだ〜という充実感と、もうしばらくは行けないんだ〜という悲壮感で、

テキスト ボックス:  
トロントの夕焼け
なんだかトロントの街を観光する気分にはなれず、

あとはホテルに篭っていた。

(半日も時間があったのだから、思い切って

トロントの街へ出てみたらよかった・・・と後で

後悔しました。)