年明けから、県内産の中晩柑がたくさん入荷してきております。いよかん、清見、不知火(デコポン)、カラなどが時期をかえ入荷してきます。今回ご紹介するのが中晩柑のセミノールです。
三重県中央卸売市場に主に入荷してきているセミノールは、このカンキツのコーナーで何度もご紹介させていただいている、熊野市、御浜町、紀宝町の東紀州の通称三重南紀と呼ばれるJA三重南紀産です。
この産地は、7月、10月のハウスミカン、極早生温州、1月いよかんなどで、カンキツのご紹介には常に登場する産地ですが、今回はセミノールの登場です。三重南紀の産地ではセミノールが約38ヘクタールも栽培され約800トンが出荷されるそうです。この産地は、三重県でもっとも大きいカンキツの産地で、年中みかんの取れる町としても有名で1年中かんきつが出荷されています。4月のこの時期には、清見・カラ・不知火(デコポン)・甘夏などが出荷されみなさんが購入いただく店頭にも出回っていることと思います。
何度も、ご紹介しますがカンキツは、大きく分けて極早生温州、早生温州などの通称みかんと呼ばれる温州みかんといよかん、甘夏、などの中晩柑に分けられます。セミノールは当然、中晩柑ですがこれから5月にかけて店頭に多く出回ります。
今回登場のセミノールは、アメリカ農務省が育てたダンカングレープフルーツとダンシータンゼリンのまざった品種で1955年にアメリカから三重県へ来て、本県の桂さんが選抜したものが中心となっているそうです。
産地では、11〜12月かけて袋を1個1個かけて大事に育てられています。糖度・酸度のバランスも良く果汁がたっぷりでとてもジューシーに仕上がった地物のセミノールをご賞味頂いたらどうでしょうか。
お店でご購入されるときは、是非、三重県産のセミノールをご購入してください。
平成18年4月20日 市場内にて撮影
セミノールの特徴としては、表面がなめらかで赤橙色でとてもきれいです。これからが多く出回る時期で、果汁が多いのが特徴です。