年明けから、入荷してきたいろいろな県内産の中晩柑の最終バッターのサマーフレッシュのご紹介です。
皆さん、サマーフレッシュをご存知ですか。サマーフレッシュも三重県が全国に誇るカンキツの一つです。夏みかんとハッサクと交配して作られた品種です。出回るのは、5月〜6月で今までご紹介してきた甘夏・カラに続きますが、最終に出回る中晩柑です。
三重県中央卸売市場に主に入荷してきているサマーフレッシュは、このコーナーのカンキツのご紹介で何度もご紹介させていただいている、熊野市、御浜町、紀宝町の南紀の産地です。
この産地は、ハウスミカン、極早生温州、いよかん、清見、甘夏、カラなどでご紹介した産地です。この産地は、三重県でもっとも大きいかんきつの産地で、年中みかんの取れる町としても有名で1年中かんきつが出荷されています。サマーフレッシュが最終とご紹介しましたが、その後は18年産の6月下旬からの出荷されるハウスみかんに引き継がれます。
今回登場のサマーフレッシュは、東紀州の温暖な気候と多雨な条件により、砂じょうが硬く、独特の舌触りと風味が特徴で、三重県ではこの地域だけで栽培されています。栽培面積は、国営の農地造成で造成された園地で約20fの栽培が行われています。
市場へは、これから6月ころまでが入荷が続きます。
さわやかな風味の三重県産のサマーフレッシュ店頭で見かけられたらご賞味頂いたらどうでしょうか。
2006年5月19日 市場内にて撮影
ちなみに、サマーフレッシュは果樹試験場興津支場(当時)で、先にご紹介した夏みかんとハッサクを交配した品種で、収穫期が遅い極晩柑の雑柑です。