有爾櫻神社・かんこ踊り
  かんこ踊りは、腰に「かんこ(羯鼓)」と呼ばれる

  締め太鼓を下げ、両手のバチで打ち鳴らしながら

  笛、ほら貝、唄にあわせて踊る民俗芸能です。


  
かんこ踊りは、被り物に各地の特徴があります。

  当地では、白い馬の毛で作られた「しゃぐま」を

  被り、菅で作られた腰蓑をつけます。

  花笠を被った子供の綾子踊りも同時に踊ります。
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綾子踊りを待つ子供たち



   かんこ踊りは、北陸地方をはじめ全国各地に「雨乞い踊り」や「念仏踊り」が伝わるそうですが、三重県の中南勢

   には数多くお盆の「念仏踊り」として伝承されているようです。当地では、7月14日に近い日曜日に実施されます。

   その起源はよく判らないものの、12世紀頃より「京都今宮御霊会」からか、田楽芸能からではないかという記述が

   みられます。






白い馬の毛の「シャグマ」を被った「かんこ踊り」は、三重県では3地区だけとの事です。

   踊りの開催場所は、当地では古来から伊勢神宮の土器を作っている地区の神社ですが、念仏踊り系の

   かんこ踊りでは寺院で踊る事が多く、初盆の家を巡って踊る地区もあるようです。



「シャグマ」の分類
鳥毛踊り系 津市を中心に分布。おもに鶏の羽で踊り手の顔をおおうようにして
踊ります。
馬毛踊り系 伊勢市を中心に分布するもので、現在の伝承地は3ケ所。白馬の
尾の毛で、顔から体を覆うようにして踊ります。
花笠踊り系 松阪市猟師町、松ヶ崎町のほか各地で伝承されています。花笠
の形や大きさはさまざまです。
太鼓踊り系 被り物はごく簡単で、かつぎものを付ける場合があり、太鼓が大切
な役割を果たします。
<googleから転載しました>

津市円福寺のかんこ踊り 美里村洞雲寺のかんこ踊り 美里村南長野のかんこ踊り





松阪市松ヶ崎町のかんこ踊り


初盆の精霊を弔う、かんこ踊り

海禅寺から松ヶ崎神社へ進む

三雲町法性寺・松養寺のかんこ踊り <各地かんこ踊りの写真はgoogleから転載しました> 松阪市猟師町のかんこ踊り

伊勢市有滝町のかんこ踊り 御薗村のかんこ踊り 南島町道方のかんこ踊り