長谷の車田 「御田植祭」 2001.05.14 


 本日は、朝から雲ひとつない好天に恵まれ、大勢のカメラマンや見物人らの応援のもと、「車田」御田植祭が開催されました。
 「車田」は、文字どおり車の車輪のように円形の水田で、地域おこしの一環としてたくさんのカメラマンの方に来ていただこうと平成10年に創設しました。また、大きさについも「近長谷寺」の十一面観音様にちなんで、半径11メートルとしたところにもこだわりがあります。
 なお、現在では「車田」は、新潟県佐渡(国・無形文化財)と岐阜県高山市(市・無形文化財)にしか残っておらず、車状に植えるのは、豊作の神が降りてくる目印とも、恵みの太陽を表すともいわれています。

 本日の参加者は約150名以上にものぼり、大勢のカメラマンの方やマスコミ関係の方もたくさん来ていただきました。(14日付けの朝刊には、中日、毎日、伊勢の各紙が大々的に取り上げていただきました。)
 また、松阪ケーブルテレビのカメラマンも来ていただき、8チャンネルのニュース(14日から午後7時のニュース)で放映していただきました。(各戸に連絡させていただき、喜びの声もたくさん届きました)
 なお、あいにくお越しいただけなかった皆様のためにも、御田植祭の様子を、写真とコメントにてご紹介したいとおもいます。(絵手紙で描く「長谷の車田」

Photo:朝の車田  午前8時の車田の風景です。
 空は快晴、苗の準備も整い、御田植の神事を待つばかりです。
Photo:宮司より御祓いを受ける五月女たち  佐那神社宮司:久保典子氏による御田植の神事の始まりですです。早乙女、早乙男?が一同に会して、御田植前の御祓いを受けます。
 なお、この車田で取れたお米(かぐら餅)は、佐那神社へ献上されるほか、地元「近長谷寺」へ、来年の春季大会式(2月18日)の厄払い餅投げの餅米として献上されています。
Photo:御田植風景  宮司による豊作を願う神事の後は、いよいよ御田植の始まりです。
 早乙女らが宮司の鳴らす太鼓の音に合わせて、車田の中心から右回りに円をかくように、“かぐらもち”の苗を丁寧に植えていきます。
 あらかじめ、中心より30cm間隔に同心円状に線を引き、その線に従い苗を植えていくものです。
 周囲ではスタッフが苗を小分けして中央部に送っています。
Photo:御田植風景  御田植開始から約25分。かなりの範囲に苗が植えられてきました。このあと15分あまりですべて植え終わりました。(所要時間は約40分でした)

 「メモ」
 車田の面積は約38a(11m×11m×3.14=37.99)
Photo:バザー会場での餅つき  御田植が終了する頃、バザー会場では餅つきが始まりました。これは昨年取れた餅米(かぐら餅)で作るもので、参加された皆様方に無料で振舞われるものです。
 写真は、早朝より参加いただいた、長谷川町長さんが餅をついていただいているスナップです。さすがに手馴れた手際で美味しい餅が出来上がりました。
Photo:スタッフ達もホッと一息!  特設テントにて振舞われた餅(あん、きな粉、おろし餅)もあっという間になくなりました。でもご安心ください!まだ2うす残っているようでホッとしました。(笑)
 お餅の振舞いも一段落、ホッと一息のスタッフです!
 なにしろ中小企業?ですので、早乙女も裏方も兼任です。
Photo:御田植祭終了後の車田  御田植祭が終了した、長谷の車田です。
 このあと9月中旬頃に「収穫祭」予定しております。
 もちろん天候の関係もありますが、事前に新着情報でお知らせしたいと思います。
 「収穫祭」は御田植祭とは趣が違って、風車状に刈り取りを行い、文字どおり車の車輪のような姿が現れます。
 どうぞお楽しみに!

 本日は、約150名以上の大勢の方々にご参加をいただき、大盛況のうちに「車田の御田植祭」を終えることが出来ました。これもひとえに、行事を支援くださる皆様方やマスコミ関係の方、行事を支えてくださる地元長谷区の皆さん、そして一八会の会員などの活躍のお陰と感謝しております。
 これからも新しく創造した文化を受け継いで、末永く「車田」を守り続けていきたいと考えておりますので、今後ともご支援くださいますようお願い申し上げます。(合掌)
   〜 大字長谷区、一八会スタッフ一同 〜

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