1997年8月20日(第18日目)

 

昨日天気予報で晴れると言っていたのに、朝から曇っている。

イースト・ポイントまで行くというのに…。

今朝はBさんがパンケーキを焼いてくれた。

バターとメープルシロップをたっぷりかけて、美味しかった〜♪

 

10時半にイースト・ポイントへ向けて出発!と言っても、イースト・ポイントまでの往路は

Bさんが車で連れて行ってくれることに。わ〜い、感謝感謝!

自転車を車の後ろに積んでもらって、いざ出発!

途中、Bさんのいとこの家に寄る。車から降りると、海の向こうにノバスコシアが見えた。

いとこは留守で、Gさんという老人だけ。家の中を見せてもらってそこを後にする。

次にBさんが生まれた所の近くのビーチへ連れて行ってくれた。

誰も人のいない、きれいなビーチだった。あ〜、暑かったら泳ぎたい〜!

途中から、天気が段々よくなってきた。

次にまたも寄り道をして、ノース・レイクへ。途中、Bさんの友達(ニューヨークから

休暇中に借りている家)のところに寄る。

そこからの景色もとてもきれい!

そして、ノース・レイク。ここでは日本に輸出されるツナが水揚げされている(お寿司用)と

Bさんが教えてくれた。

港には5艘ほどツナを捕る船が停泊していた。

 

そしてそして、ついにPEI最東端のイースト・ポイントへ。

イースト・ポイントの入り口に昔学校があって、Bさんはそこで15歳の時に教えていたと言う。

彼女は昔先生だったのだ。そして、イースト・ポイントの灯台のすぐ近くの家に住んでいた!!

ここイースト・ポイントにはたくさん人が来ていて、ちょっと賑わっていた。

まず、ギフトショップ兼インフォメーション・センターを覗いてみた。

ここで「黄色いリボン」をもらって、PEI最北端のノース・ケープを訪れると、訪問証明書が

もらえるとのことだけど、私はノース・ケープには行けそうもないのでもらわなかった。

(わ〜ん、記念にリボンだけでももらってくればよかったな〜。涙)

切り立つ崖から見える海は暖流と寒流がちょうどぶつかる所。

波同士がぶつかり合って、まるでケンカをしているようで、とても荒々しい。

自転車を下ろしてもらって、Bさんは帰ってしまった。一人でスーリまで帰らねば〜〜!

とりあえず、Bさんに作ってもらったサンドイッチとバナナで腹ごしらえ。

さあ、自転車に乗って、Lets go!!

 

エルマイラまで遠いように思ったけど、地図とにらめっこをしながら自転車を漕いで、

30分で到着。でも、坂道はやっぱり辛い…。

エルマイラ駅舎跡の鉄道博物館(Elmira Railway Museum)で休憩。

貸切状態でミュージアムを見せてもらい、外でアイスクリームを食べた。

そして、アンのようにベンチに座って、写真をパチリ!と撮ってもらった。

(当時は映画「赤毛のアン」で使われたブライト・リバーの駅だ!と思って行ったのですが、

後々違うと知り、かなりショックを受けてしまいました。)

 

そこからはBさんに教えてもらった、昔線路だった道を通ってスーリへ向かう。

舗装されてない、森の中の砂利道と言った感じだったけど、彼女が言っていた通り、

アップダウンがなく楽に走ることが出来た。

熊でも出てこないかと心配したけど(笑)、熊の代わりに一匹の小さなリスに出会った。

家の近くでイタチやタヌキ、キツネはよく見かかるけど、野生のリスを見たのは初めて!

可愛い〜♪自転車を止めて写真を撮ろうとカメラを出している間に、逃げてしまった…。涙

長い長い道程の途中、自転車で出会った人は2人だけ。すれ違ったときに挨拶を交わす。

どの辺りだろう? 地元のおじさんが私を手招きするので、近づいてみると

「こっちにおいで」と森の中へ誘われた。

ちょっと不審に思いながらも、自転車を止めてそのおじさんの後を付いて行ってみた。

森の中には、髭モジャのおじさん達が数人いて、みんなで手招きをしていた。

???

「ここ!ここ!」と指を指した先には、なんときれいな泉が!

おじさん達は私に湧き水の場所を教えてくれたのだ。

「飲んでみな」と言われて、喉が渇いていた私は両手いっぱいにすくった水を一気に

飲み干した。わ〜〜、美味しい〜♪

ちょっとでも疑ってしまったことを、すぐさま後悔…。やっぱりここの人達は素晴らしい!!

But 泉の周りは蚊がいっぱい!

ちょっといただけなのに、何ヶ所も刺されてしまった〜。痒いよ〜〜。

そこからスーリまではそう遠くないと教えてもらい、喜んだけど、まだかなりの距離があった。

途中、スーリに抜けるために、普通の道を走る。景色がむちゃくちゃきれいだった。

その道を真っ直ぐ走ると、Innの隣りの教会が見えてきた。

 

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良かった〜♪無事到着!!

何時間かかったんだろう? 4時前に着いたから、3時間ちょっとくらいかな。

ちょっと疲れた…。でも、足は痛くはない。

Innに入ると、オーナーのBさんと今日ここに来たSさんがいて、少し話をした。

彼女はキャベンディッシュの人で、今日の夜、隣りの地区のHigh Schoolで行われる

地元の歌手のコンサートを観に行くのだという。

一緒に観に行こうと誘ってもらったけど、疲れているので断った…。つもりだったけど、

上手く伝わらず行くことになってしまった。

 

今日の夕食はBlue Fin Restaurantのロブスターサンド+チョコレートミルク。それに

大盛りのフライドポテトとコールスローが付いていた。

ロブスターサンドを1度食べてみたいと思っていたから良かった。

以前、ショーロットタウンで他の子が食べていたのをちょっともらってパサパサしていたけど、

ここのはそんなことなくてとても美味しかった〜♪

かなりの量だったけど、お腹が空いていたので完食!

 

Innに戻ると、バンクーバーから来たMさんに会った。彼も一人らしい。

7時半。Sさんの車に乗せてもらって、Mさんも一緒に地元のコンサートへ。

場所はBasin Head近くの学校。

体育館らしきところに、満員というくらい人が集まって来ていた。

歌ったり演奏したりするのも地元の人。会場はもう大盛り上がり!

ピアノで“エリーゼのために”を弾いた女の子もいた。

途中の休憩の時に、スコーンと飲み物のサービスが有り、その後Sさんと二人で帰ってきた。

Mさんは眠そうだったけど、まだそこに残った。何時までやってるんだろう?

 

シャワーを浴びる時、足がヒリヒリした。赤くなっているのはどうして?

かぶれたのかと思ったけど、日に焼けたみたい。かなり赤い。

そんなに日は照ってなかったと思うけど…。とにかく冷やさなきゃ。

でも、今日がいい天気で良かった。午後は暑いくらいだったな〜。

星もよく見えて、夜空がきれい。

星座を探していたら、今頃日本はお昼かな〜と、地球の裏側の日本を思い出した。