SEASON 4 | ||||
My Favorite point | File No. | Story | 邦題 | My Comment (Story and My Favorite Seenes) |
★★★★★ | File No.401 | Herrenvolk | 支配者 |
J・スミスに連れられて行ったカナダの農場でMulderが見たものは、''未来の農場''なのか。同一卵型のクローンだという歳をとっていない妹たちは、言葉をもたない働きバチ。養蜂場のハチの大群。 一方Scullyは社会保障局のデータにある'SEP'は天然痘根絶計画であるとMr.Xから聞き出す。ペンドレル捜査官の協力を得てデータを解明したScullyが、スキナーをはじめFBIの上層部に説明するところは、私の好きなシーンです。過去50年種痘を受けた者全員に植え付けられた'名札'によって、我々は管理されているのか。S:私は、科学者として、客観的事実を述べたまでです。 って、キマってる。 J・スミス、クローンサマンサを連れて帰れなかったMulderは、危篤の母の病室で打ちひしがれる。M:救えたはずなのに。 励ますScully。 M:科学ではとうてい説明できない。 S:それは私たちの知識が足らないからだと思うわ。だからこそ、希望が。 支え合う二人のシーンは、いつもたまらなくいいです。 罠にはまったMr.Xが撃たれ、'SRSG'の血文字を残す。国連ビルに事務総長特別代表を訪ねたMulderは、コバールビアスからカナダの農場は廃棄されたと聞かされる。 C:Not everything dies, Mister Mulder. CSMは、バウンテンハンターにMulderの母を救わせる。 |
★★★★★ | File No.402 | Unruhe | アンルーヘ |
クレジト・カード盗難の容疑で追われていたメアリーが失踪した。あとに残されていた恐怖で叫ぶ歪んだ表情のメアリーが写るポラロイド写真は、偽装工作なのか。Mulderは写真にこだわり、誘拐犯の心を写している ''念写'' だと主張する。MulderがScullyに「What if , What if・・・?」て言うあの感じ(たしか他のエピでもありましたが)私好きなんです。 メアリーも二人目の被害者アリスも、誤ったロボトミー手術をされて発見された。 Scullyが逮捕したジェリーは警察官を殺害して逃走、次の標的は?彼の目的は? Mulderが走る!Scullyの写された写真を解析し考える!ジェリーを追って考える!必死に助け出す姿が最高です。 イスに縛られロボトミー手術の恐怖と闘いながら、ジェリーに話しかけ説得するScullyのなんと知的で素敵なこと、最後まで諦めない強さと絶体絶命となっての「Mulder Help!」が絶妙のバランスです。 ラスト、Scullyの ''事件記録への追記'' は興味深いです。 |
★★★★★ | File No.403 | Home | ホーム |
残酷なオープニングに少々ショックを受けるけど、全体を通して観るとその異常な家族の形や本能的な母から子への愛情は興味深く、XFらしい作品だと思います。 多くの先天性異常をもつ新生児の生き埋め死体が発見された。 一生懸命捜査を開始するScully、その横でボールと戯れるMulderの田舎志向は本気なの? 青空の下ベンチに腰掛けて会話するめずらしいシーン、事件から家族へと話は進み「君もいつか母親に・・・」なんていい雰囲気。でもこれからの展開を想うと、辛くなりますね。 |
★★★★★ | File No.404 | Teliko | メラニン |
行方不明の黒人青年が、脳下垂体の壊死による色素欠落になった死体で発見された。人のホルモンをぬすまないと生きていけない男の悲しい犯罪。 Scullyへの想いをからかうMulderに、大脳の機能低下を引きおこす''種''の説明をするペンドレル捜査官、純でキュートだけどさすがアナリストって感じがいいな。 Mulderを狙う吹き矢、・・・頭がクラクラしながらScullyを呼ぶMulderがお気に入り。いつものようにScullyに助けられるMulderだけど、ラストはちゃあんとScullyを救いました。必死に目で合図を送るMulderと、彼の表情を読みとるScully、好きなシーンです。 |
★★★★★ | File No.405 | The Field Where I Died | 追憶 |
はじめと終わりのMulderの映像に重ねて流れる彼の心のナレーションは、例によって私のツボ。 密告電話をもとに ''七つ星寺院'' での犯罪を摘発し信者の集団自殺を防ごうとするのだが、教祖エペソの妻メリッサの証言からMulderの前世が明かされていく。 Mulderの心理描写に見ごたえがあります。シーンごとにその状況や相手(Scullyはもちろん、エペソやメリッサ or シドニー、スキナー、・・・)に対しての表情や語り口に、DDの繊細で豊かな演技力を観ることができて嬉しいです。 Mulderへの意見や批判をはっきりいいながらも、彼を支えて共に謎の解明に挑み続けるScullyがまたいいんです。情の部分と冷静な使命感のバランスがすばらしいGAの演技も大好きです。 移動の車中でも、すごく感情的に声を荒げるMulderと正面から向き合うScully。Scullyがサラ・キャバナーとサリバン・ビドルの写真をちゃあんと見つけ出し、それを見ながらMulderが現世は前世に影響されるか問いかけるところ。こんな所のバランスもいいんです。 |
★★★ | File No.406 | Sanguinarium | 整形 |
連続して起こる美容外科での医療ミスによる死亡事故、それは正常な人間が誤ってするような行為ではなかった。Mulderは現場で ''魔よけのシンボル'' を見つける。また患者の誕生日が ''魔女の集会日'' と一致することに気づく。 この病院では十年前にも四人の患者と一人の医師が死亡していたが、もみ消されていた。事件は意外な展開をみせて・・・、 私にとって気持ち悪そで不思議と気持ち悪くないのがXFの映像だけど、このエピのDr.フランクリン顔面整形はダメでした。 PCのイメージ・ソフトで自分の鼻をいじくったり、鏡に映る自分の顔を眺めるMulderがキュート。 |
★★★★ | File No.407 | Musings of a Cigarette Smoking Man | 紫煙 |
Cigarette Smoking Manに焦点をあて、彼の生い立ち、彼が何をしてきたのか、何を望んでいたのかが分かった。Mulderの父やDeep Throatとの関係も少し描かれている。・・・今の彼は、・・逃れられない運命に従って生きているのか、・・もはや自分の意志で存在しない人間として記録に残らない人生を生きているのだろう。人類の歴史に関与し、また歴史をつくる人間として。だから今の彼については、依然としてその実体はわからない。 MulderとScullyの姿が登場しないので(回想場面でScully1シーン)ファンとしてはがっかりだけど、逆にファンでなければ意味のないエピソードだとも言える。 |
★★★★★ | File No.408 | Paper Hearts | ペーパー・ハート |
DDって、XFに限らず映画でも、知的でカッコイイ役はもちろん、コメディーもいい味だしてるけど、''心にキズ''って役もまたハマってると思うのです。時には涙に暮れていてもちっとも格好悪かったり弱々しかったりせず、それは内面から演じているからなんでしょう、私の内面に深い共感を与えます。XFでは、サマンサを想うMulderを演じるときは格別です。 Mulderは、夢に導かれて13人の連続殺人犯ジョン・ローシュの'ハート事件'の14人目の被害者を発見し、その後Scullyと共にあと2人の被害者がいることを突きとめる。そのうちの1人はサマンサなのか、それともMulderとの特殊な同化した目を通してジョンが作り上げた狂言か。 夢を追い、被害者の父親の言葉に耳を傾け、'記念品'を求めて夢中になり、母を訪ね、取り調べでジョンに向ける鋭い視線、逆にからかわれた瞬間、Scullyの問いかけ 励まし 説得に対する反応、スキナーとのやり取り、ジョンを追いつめた廃バスの中などなど、どのシーンもMulderの繊細な表情の変化に見とれるばかり。また彼をささえるScullyの存在感も大きく、表情や言葉にあふれる思いやりや力強さがすごくいい。 |
★★★★ | File No.409 | Tunguska | ツングースカ Part1 |
日本経由でホノルル空港に運ばれてきたブラックオイル。いったい何の目的で、どこからどこへ運ばれていたのか。 ニューヨークでは、テロリストと行動を共にしていたクライチェクがMulderに情報を流し、自分の目的は君たちと同じだと言うのだが・・・。 外交郵袋で運ばれていた石から、南極の隕石と同じ成分が発見された。 Mulderはクライチェクとブラックオイルの目的地、ロシアのツングースカに向かう。Mulderは捕らえられ、ブラックオイルにさらされる。Mulder危うし・・・。 |
★★★★★ | File No.410 | Terma | ツングースカ Part2 |
衝撃の実験は、ブラックオイルのウイルスに対する治療法の研究らしい。そのワクチンは、Mulderを完全に守ることができたのか? 外交郵袋の届け先は痘瘡ウイルスの権威カーンセイヤ博士、彼女は殺されてしまう。殺し屋パシーリ・ペスコフとクライチェクが、同士と呼び合う仲だとは・・・。謎多しクライチェク。 上院特別委員会での証言、さすがScully「法と正義の実現に役立ちたい。」なんてかっこいい。Scullyに対する的外れな質問。政府の陰謀説も、取り合ってもらえない。実験施設から脱出したMulderがさっそうと戻ってきたけど、後遺症が心配だわ。。 MulderとScullyが追っていった製油所では、最後の証拠も爆破されてしまう。油まみれになってもMulderはかっこいい。 もちろん、後の報告資料も破棄されてしまった。 |
★★ | File No.411 | El Mundo Gira | カビ |
多くの不法入国メキシコ人の住む町で、黄色い雨と閃光の中マリアが変死した。異常に繁殖したカビにつつまれる遺体、人々は「チュカパプラ」の仕業だと恐れる。 彼女に思いを寄せる二人の男。弟エラディオが彼女を殺したのだと、兄ソレタッドは戦いを挑む。エラデオはチュカパプラなのか? チュカパプラは迷信なのか、MulderとScullyはその正体を科学的に説明できるのか? 特殊な遺伝子をもっているらしいエラディオとソレタッドは、危険な酵素を抱いたまま姿を消した。 Mulderは地球外からやってきた新種の酵素ではないかと考えたが、結局何も解明されないまま真実は闇の中。 |
★★★ | File No.412 | Kaddish | 魂のない肉体 |
ユダヤ人に対する憎しみでアイザック・ルリアが殺害され、まもなく容疑者の一人オリバーが殺されそこにはアイザックの指紋が残っていた。MulderとScullyは、犯人がどうやって指紋を付けたのか調べるように依頼される。次々殺害される容疑者ら・・・。 アイザックとの結婚式は今日のはずだったと、アリエル・ルリアが話すのを聞いた時のMulderの辛そうな表情がたまりません。彼女はただアイザックに最後のお別れをしたいと願っているのでした。 アリエルが復讐ではなく''愛''のために作ってしまった''ゴーレム(実体なき物)=魂のない形''を止めることはできるのか。 |
★★★★★ | File No.413 | Never Again | タトゥー |
''衝動的''も悪くないわって、ちょっとアブナイ雰囲気のScullyが新鮮で イイ感じ。 Mulderとのパートナーシップに倦怠期? 長い人生、時として自分が見えなくなるときがある。自分がしていることの価値を問い、先が見えないことへの不安感など、Scullyの心情には共感できるな。 今回またScullyのキャラクターに広がりを加えた。同一シリーズの同一人物を演じながら,GAの演技力の豊かさは本当に素晴らしい。 いつもと違うScullyが気になって、とまどい気味のMulderもなんかカワイイ。 |
★★★★ | File No.414 | Leonard Betts | 腫瘍 |
急激な進化で再生人間になったレナード・ベッツorアルバート・タナーorトゥルー・ラブは、人類を脅かすガンとの共存を果たした。つまり、彼はガン細胞を必要としている。 Scullyに言わせると'非科学的'な研究をしているチャールズ・バークス博士って、ときどき登場していますよね。 最後にエッ?!と衝撃を受けて今後に続いていく。 |
★★★★★ | File No.415 | Memento Mori | メメント・モリ |
心に残るオープニング、ナレーションとして入るScullyの言葉に心打たれます。 癌に侵されているという事実を冷静に受け止めようとしているScully。でもMulderから、ただ一人生き残っている誘拐経験者ペニーの話を聞きに行くように言われたときには、たまらず感情的になります。その前、他のみんなは死んでしまったことを、言葉に出来ないMulder。その後、唯一の証人に捜査官として会うのは当然だとScullyに言うMulder。どんな慰めやいたわりの言葉より、Scullyを勇気づけたと思います。私のお気に入りのシーンです。 MulderがスキナーにCSMへの仲介をたのむシーンもお気に入りです。なんとかScullyの癌を治したいという、切実な想いが伝わってきます。それをつっぱねるスキナーも、さすがの貫禄でかっこいい。 国立不妊治療施設のデータ管理リストの中にScullyの名前があり、Mulderはロンバードの施設で、クロフォードのクローン達やあの水槽人間実験を見せられた上に、Scullyの卵子を手にする。Scullyがなにか大きな陰謀に巻き込まれていることが判ってくる。 人生の最後の行程を意識したScullyだったが、再び闘う決意をする。その気持ちをしっかり受け止め包み込んでくれるMulderの存在が、Scullyに闘う勇気を起こさせたのだと思います。廊下でのシーンは、何度観ても感動的です。 |
★★★★★ | File No.416 | Unrequited | P.O.W. |
姿の見えない何者かが、軍の高官を次々襲う。Mulderは過激派''ライトハンド''のD.マーカムの言い分に耳を貸す。かつてベトナムに取り残された兵士は、長い捕虜生活で特殊な能力を身につけたようだ。 政府は1973年に、ベトナムにもう捕虜はいないと発表していた。軍の高官たちの死は、かつての''嘘''の口封じとなって、政府にとっては都合のいいことだった。そのうえ、警護にあたるスキナー、Mulder、Scullyらには、失敗することが期待されていたのだ。ベトナム戦没者追悼式での彼らの真剣な表情はドキドキするしかっこいい。 死をも抹殺されたティーガーの人生を想うと物悲しく、ラスト持って行きようのない怒りを抱かえたMulderとスキナーの表情が心に残ります。 |
★★★★ | File No.417 | Tempus Fugit | MAX Part1 |
Scullyのバースデイを祝うMulder、プレゼントは『APOLLO11記念メダル』、なんて素敵な雰囲気。なのにシャロンがぶちこわし、もう少し待っててほしかったな。 航空機が墜落し、マックス・フェンニグが搭乗していたという。墜落時刻と乗客の腕時計の時刻の差は、9分間の失われた時間の存在を示していた。Mulderのマックスが誘拐されたという説は、マックスの遺体が発見されボツになる。マックスのポケットからMulderの名刺が見つかる。彼はMulderに何を知らせたかったのか。 墜落現場の映像は、まるで映画のように大掛かりですごい。 「だれも信じない手がかりが見つかった。」と聞いたときの、Mulderの目の輝きったら。 空軍管制官は、軍による撃墜を証言する。彼をねらった弾が、ペンドレル捜査官に命中。 Mulderの新説は、そのときもう一機の謎の飛行物体がいたというもの。第二の墜落現場を発見したMulderだが・・・。 |
★★★★ | File No.418 | Max | MAX Part2 |
軍に迎えに行ったScullyに、Mulderが夢中で話しながら着替えるシーン。そっと視線をそらすScullyが good 。 ペンドレルの死は悲しいです。彼の穏やかで人の良さそうな人柄、MulderやScullyの求めることへの誠意のこもった仕事っぷり、先輩のScullyに寄せるほのかな想い、私とっても好きでした。 運輸安全委員会の出した結論は、もちろん原因不明。マックスは機内に何をお持ち込んだのか。Mulderが手に入れた証拠とペンドレル殺害の容疑者は、彼自身が体験した''失われた9分間''と共に消えてしまった。 ラスト、夜空を見上げるScullyとMulder。Scullyの見つけた『APOLLO11記念メダル』の意味が心にしみた。 |
★★★ | File No.419 | Synchrony | 凍結 |
ジェイソン・ニコルスは謎の老人に、一緒にいるルーカス・メナンドがバスの事故で死亡するのを止めるように警告を受けたが、ルーカスは老人の言った通りの時刻にバスの前に飛び出して死亡した。低温生物学を専攻するジェイソンの周囲で次々に死亡する人々の遺体はみな凍りつき、少なくとも5年先でないと完成しない冷凍促進剤が検出される。 老人はジェイソンらの研究を阻止しようとしているようだ。老人はホテルに''未来''の彼らが写る写真を残していた。 MulderはScullyに君自身が卒業論文の中で「量子力学はタイムトラベルの可能性を否定しない。」と言っていると指摘する。しかし老人はそれが、「歴史や希望の存在しない世界。未来の全てが明らかな世界。」だと言う。 MulderはScullyに「無数の宇宙が存在しても、それぞれの宇宙はひとつの結果しか生まない。」とも言っていると、それは未来は不変だということ! 老人はタイムトラベルの法則を破ることができるのか。 |
★★★★★ | File No.420 | Small Potatoes | スモール・ポテト |
見どころはなんといっても、モルでない"モル"を演じるDavid。ちょっと間が抜けていてヘンなんだけど、憎めなくてどこかかわいげな"モル"。その微妙な演技がたまりません。 "モル"が「人生を一からやり直したいと思ったことはないかい。」とScullyに言うところ、ちょっとグッときます。モルと"モル"がはち合わせした瞬間の三人の表情がおかしい。 |
★★★★ | File No.421 | Zero Sam | ゼロ・サム | Scullyを救おうとして、スキナー副長官はCSMと取り引きし、ハチが天然痘ウイルスを媒介した事件の隠ぺい工作をした。地下のオフィスでスキナーの行動に不信感をいだいたり、写真の解析でMulderを名乗った容疑者がスキナーだと分かった時のMulderの表情がいい。 |
★★★★★ | File No.422 | Elegy | 哀歌 |
亡霊は何を訴えているのか。亡霊は本当に死期迫る者だけに見えるのか。死が近づいていることを悟りながら、受け入れられないでいるScully。Mulderがそんな彼女にかける言葉が心に響く。 M: You can believe what you want to believe, Scully, but you can't hide the truth from me because if you do, then you're working against me ... and yourself. I know what you're afraid of. I'm afraid of the same thing. |
★★★★★ | File No.423 | Demons | フラッシュバック |
危険な治療に頼って過去の記憶を呼び覚まそうとしたMulderは、二日間の記憶をなくし、老夫婦殺害の容疑者となった。 心の傷が疼き、自分の置かれた状況に混乱しながらも、真実を求めるMulderの内面を演じるときのDavidがすごくいい。そんなMulderを支え、無実を証明しようとするScullyの、危機的な状況での冷静な行動が頼もしい。 |
★★★★★ | File No.424 | Gethsemane | ゲッセマネ |
ついにMulderは本物の異星人発見の情報を受ける。・・・が、Scullyは自殺したMulderの遺体確認をしなければならなかった。「彼は、信じたいと願う気持ちが強すぎるあまり、嘘を真実だと思い込み、モルダー捜査官を陥れようと彼の熱意につけ込んで仕組まれた策謀に載せられた犠牲者だったのです。」との結論に至ったと、FBI上層部に科学的意見の報告をする。 妹の誘拐やその後のMulderの歴史は、彼に嘘を本当と信じ込ませるために作られたものだったのか?Scullyにガンを植え付けたのもそのためだと、さらに今回Mulderが見た異星人もキメラだと、クリッチュガウは言う。 Scullyのガンは血液に転移し、今後悪化していき遠からず死を迎えると、医師から告知されている。母、兄のビルに心配されても、Scullyは「信仰には逃げたくない。」と、仕事に打ち込みMulderとともに真実を求めようとする。 NASAシンポジウム('72)で異星人とのコンタクトについて語るカール・セーガンらのTV映像がながれる中、Mulderの頬に涙がつたう。静かなシーンでありながら、人生の目的を失い、失ったものの大きさに傷つき、自分が今までに見て信じてきたことが否定された空しさ、Scullyをも巻き込んでしまったことへの後悔でいっぱいのMulderの痛々しさが、すごく伝わってくる。私の大好きなシーンの、大好きなMulderの、大好きなDDの演技のひとつです。 |