多気町の国際交流員であるミッシェルリハさんに、
アメリカについてのことや、日本に来て思ったこと感じたことなど、
いろんなことを書いてもらっています。
国際交流協会のクリスマスパーティで!
あけましておめでとうございます。
私が日本に来てもう5か月が経ちました。いろいろなことを楽しく体験しました。すごい夏の暑さ、セミやコオロギの鳴き声を体験しました。秋が行ったり来たりして、夜が静かになっていき、いろいろな木が紅葉してきました。冬が来て、寒くなっていくと新しい年もきます。この広報たきが出る前に、初めての忘年会を体験します。
多気町へ来る前から、日本のお正月の祝い方について少しは知っていました。アメリカにいるときも、家で母といっしょにそうじをしたり、料理をしました。その後で友だちが来て楽しく食事をしました。私がお雑煮を作ったことがあるといっても信じられないでしょうか。アルバイトをしていたレストランで、正月の休みのために大掃除をして、店を閉めてから心ゆくまで寿司と刺身を食べたり、お酒を飲んだりしました。
でも、本当にアメリカのお正月は日本とちがいます。まず、会社の忘年会はクリスマスパーティにあたります。クリスマスと正月は、5日しか離れていないからです。ですから多くの人々が12月25日(クリスマスの日)から1月のはじめごろまで休みをとります。しかし最近は1月に新年会を開催するのも流行っているらしいです。それで、予定がいろいろある人はどちらに出るか悩まなくてもすみます。
アメリカでも大晦日は大事なものです。クリスマスは家族といっしょに集まるので、大体大晦日は友だち同士が集まります。家でパーティをしたり、レストランへ食べに行ったりします。都市では、大きいイベントが開催されます。そのイベントのためにみんなが正装してやってきます。そこでバンドを聴いたり踊ったりします。そしてシャンパンを飲んだり、おいしい食べ物を食べたりします。もちろん、切符を買わなければなりません。切符は100ドルほどかかります。高いでしょう。でも、友だちが集まっていっしょに行けば大変楽しいです。それからみんなで夜中の12時を待ちます。10秒前になると、みんないっしょに10から1まで数えてちょうど12時になると『Happy New Year!!』と歓呼します。場所によっては花火を見て紙吹雪と風船が天井から落ちてきます。ときどき、誰かキッスしてほしい人を探す人々も見られます。その理由は私にはわからないけど、そういう祝い方をする人々もあります。私は、母がパーティにあまり行かないので、どこにいても母に電話します。その日に会っていても電話します。母が大晦日にNHKの番組をテレビで見ているので、まだ起きていることはわかっています。NHKがアメリカで放送されていることをご存知でしたか?
日本とアメリカの正月の祝い方が違っても、共通点があります。それは『前の年を忘れて新しい年を始めましょう』という考え方です。アメリカ人は日本人と同じように目標を決めます。タバコを止めようとか運動しようと決めます。もちろん、ほとんどのアメリカ人は1・2ヶ月の間に目標を捨ててしまいます。アメリカの友だちに『正月に帰ってくるの?』と聞かれましたが、私は日本にいると決めました。8年ほど会わなかった北海道の親戚に会いに行きますから。で、今年は初めての本当の日本の正月を体験することができます。大変楽しみにしています。
目標は?・・・まだ決まっていません。