秋月ガイガーカウンターキット 1号機

専門学校時代の1991年秋頃、電子工作を趣味にしていた私は、
秋葉原にある秋月電子通商に部品を買いに出かけました。
そのとき、何気なく手に取ったガイガーカウンタキットを
思わず購入してしまいました。当時4700円でした。

家に帰って、半田ごて片手に格闘すること、1時間。
とりあえず、電池をつないでみる。
1分間に2〜3回、ピッピッと鳴った。動作テストOKだ。
これを付属していた、スチロールケースに組み込んだ。

電池スナップの取り外しで、ON・OFFでは、不便なので.スイッチを取り付けました。
ときどきスイッチをいれて、ピッピッ。
こうしているうちにもっとはでに反応する物がほしいと思いました。
なにかないかな〜。とおもいながら、いろんなものにガイガーカウンタを
近づけてみました。自宅に放射線源などあろうはずもなく、
ため息をつくだけでした。
ある時、出身の高校の先生に相談しました。ガイガーカウンタを作ったんだけど、
なんかテストできるものないかな。なんて。
先生は、カタログを手にして私にみせてくれました。
そのとき、霧箱関係の教材のページで、放射線源をみつけ、
購入しました。
これは、ラジウム226を線源として、金属ケースに組み込んであるものです。
これをガイガーカウンターに近づけると、ピピピピピピ・・・・・・・。
す、すごい。私は感動しました。1cmくらいの距離では、ピーと鳴りっぱなしです。
かなしいことに、このガイガーカウンターキットは、2000年9月をもって販売を
終了しました。
GM管の製造元である、浜松ホトニクスさんが数年前に製造を止めてしまっています。
(;_;)
秋月のガイガー、さようなら。