97年4時間耐久!我慢大会みたいだったけど^^




97年は125ccのレースを辞め、バイクレースから足を洗おうと思っていた
けれども昨年の4時間耐久のリタイアが、ど〜〜しても気分が悪かったので、ラパイド(オートバイ屋さん)の谷口氏と
相談した結果
「4耐用のマシン作ってあげようか」との有難いお言葉!
まだ夢の覚めやらぬ俺は「お、おねがいしま〜〜す」と早速その話に飛びついた。


NSR250R ラパイド号
ラパイド店長の力作です感謝、感謝。

この年は4時間耐久レースにのみ照準を絞っていたので、練習走行&マシンセットアップは着々と進んでいった
しかし夏が近くなってくると、ラパイド号には次々に
NEWパーツが装着され、最後にはクイックチャージャー(10万円位するかな?)
が店に届いていた、このクイックチャージャーは燃料を一瞬で補給する物で、
当然決勝レースでしか出番は無い訳で・・・・・
それを見た瞬間!物凄いプレッシャーに襲われたことは言うまでもない。





いよいよ97年4時間耐久の予選が始まった
97年のペアライダーは去年ライバルだった西岡選手だ!
そしてペアの西岡の予選スタート、彼は慎重派なのであまり無茶なことはしないが、
慣れないマシンで彼のベストタイムを出してくれた(2分27秒台)
しかし!このタイムでは
予選通過ラインに届かない。
と言う事は・・・
ボロカウルで力走 魂の走りbyシケイン



計算上では、俺が2分25秒を切らなければ予選通過は無理!
ん〜〜〜〜
無理かも
俺も今までに、このマシンで
2分27秒台しか出したことが無かったからだ。
0.1秒を競う世界で2秒っていったい? どうすればいいんだろう俺は@@
でも出さなくては
クイックチャージャーが無駄になるし、店長さんにも合わせる顔無くなってしまうしで、   うう〜〜〜〜〜、
そこで店長さんにお願いして、練習用のボロボロになったカウリングを装着してもらい
(転倒して綺麗なカウリングをバラバラにしたくなかったから)
多分俺、予選で飛んでバイク壊してしまうと思うんで
ゴメンナサイ!と先に謝っておいた。
ペアの西岡が予選スタート前に先頭で、マシンを必死で押して来てくれたおかげで俺は真っ先にコースイン出来
前に誰も走っていないコースを1周目から、
全開で攻めることが出来たが2,3周後には恐ろしく速い奴らに抜かれていった、
でもあきらめず必死で速い奴らに引っ張られた
(自分の実力以上の力を出すにはこれ!)おかげで2分24秒台のタイムが出てギリギリ予選通過!
予選が終わりピットに戻った時、俺は腰が抜けて座り込んでしまった。  
ほっ



決勝 雨のち台風

54番手で決勝に出るラパイド号には、更にNEWパーツが
組み込まれ(
バトルシフター)シフトUPタイミングをフラッシュ
ランプで知らせるスグレモノ!
店長さんの心意気が伝わる。

しかし、朝から雨模様で予報によると台風接近中とのこと、
波乱レースは始まったのです。。
緊張感の無いスタート前
スタート直後のヘアピンあたりで、俺はイキナリ
ヘルメットの中で、笑ってしまった
それは1周目だというのに、あちこちで
転倒のオンパレード!
そしてヘアピンでは、団体さんで転倒してて、皆の慌てようを
見てたら笑えてきました。
多分スタートから3周までの間に、半数近くのライダーが転倒
していた様に思えます。
そして1時間後には、台風が鈴鹿を直撃!
俺も笑い事では無くなってきて、強風の中バイクから落っこち
そうなのを我慢して
(スプーンで足出してモトクロス風に)
いよいよ
我慢大会の様相が高まってきた。




バイクが倒し込めないの図



スタート2時間後にはコース上は完全に嵐で、ほとんどのライダーが完全に戦意喪失しているようだった
ピットは完全にシャターを締め切り、ライダー交代の時だけシャッター半分開けて、
いってらしゃいと送り出す
ライダーには拷問のようなレースになり、3時間あたりで遂に赤旗が出てレースの
中止が宣告された。
結果的には、1回転倒して
後輪がパンク! そこで大きく順位を落として50位くらいだったのかな?よく覚えてない
俺の最後のレースは
チェッカーフラッグを振られることなく終わってしまいました。(お、かっくいいフレーズや)
97年の4耐はかなり真剣に取り組んでいたので、あまり笑えるエピソードはありませんでした。

4時間耐久レースに全面協力して頂いた、ラパイドの店長さんには本当に感謝してます。
みなさんもバイクトラブルでお困りの方は、是非! 
バイクショップ・ラパイド にご相談を。






BIKEーINDEX

と締めくくったつもりだが、その後も店長さんのジレラ500借りて、レース出て5位GETしたり
ヒロとミニバイク耐久レース(草レース)出て優勝したりしてましたが・・・