追儺(ついな)とは今では節分行事として行われる
ことが多いですが、平安時代を中心に宮中で行わ
れた大晦日の行事です。
鬼を追い払い新年に幸多からんことを願いました。





追儺の祭に詞をとな
える陰陽師に扮した
斎宮歴史博物館の
学芸員で文学博士
の榎村氏。



いつきのみや歴史
体験館で「追儺の
まつり」のお話を聞
きました。

方相氏(ほうそうし=呪師)は黄金の四つ目の面をつけ手に矛を持ち
疫鬼を追っ払います。
方相氏に従う童を「しんし」と呼ぶそうです。

↓ マウスを当てて下さい


追儺祭は、陰陽師が仕切ります。 「方相氏」と「しんし」が従います。


                       <説明をする陰陽師>
追儺の儀式に参集した人達は、桃の弓と葦の矢で目に見えない心の鬼を追い払います。
鬼が嫌うのは桃だとかで、正式には桃の木で作った弓で葦の矢を放ち、桃の枝で地を
打ち鳴らすそうです。
                     <祭り詞をよむ陰陽師>
今年今月、今日今時、時上直府(じじゃうぢきふ)、事上直事、時下()直府、時下直事、
及山川禁(きゅうざんせんけん)・・・・・・・・・・。
要するに「全ての厄を払います」と言う「儺の祭り詞」をよみあげます。


多くの体験者 矢を射に行く行列

<体験>
鬼と書いた的を射る
<けじめの矢>
葦の矢の参加賞


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