伊勢つばき

伊勢自動車道の勢和多気ICを下りてR42を尾鷲方面へ少し行くと「丹生大師」へ入る道があります。当地では有名な丹生大師の横に「丹生神社」があります。

ここに「伊勢椿の原木」があるのです。

丹生は7世紀頃から水銀を産出して、奈良の大仏鋳造にも使用されたようです。この財力を基盤に江戸時代の「松坂の豪商」を生んで行きます。

 

丹生神社には水銀採掘用具が保管されているようです。この丹生神社神殿の左側に伊勢椿の貴重な原木があります。

伊勢椿

は『本草図説』に「花の形状、外に大いなる弁あり」と記されているとの事です。嘉永4年(1851年)の『勢国見聞録』にも丹生の椿のことが書かれているようです。

 

 

花はやゝ小ぶりで、画像の花はほぼ

実物大の感じです。

 

植えられている場所が日陰となっているため、花期は遅く4月上旬〜中旬が見頃です。

 

 

丹生大師は、なかなか興味ある大師ですからR42で「紀州方面」への道すがら寄ってみて下さい。

また、伊勢自動車道の勢和多気ICのすぐ近くです。

 

遊々彩々へ


 

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