「岡寺さん」と親しまれている岡寺山継松寺。
3月の最初の午の日を中心に前後3日間厄除け祈祷が
行われ大勢の参拝客で賑わいます。
上下の画像は初午の前、2月19日に撮影したものです。





初午当日の賑わい

岡寺さんは、聖武天皇が本尊(如意輪観音)に厄除け
祈願された日本最古の厄除け観音と言われています。

3月11日、初午参りはあいにく雨でしたが、19歳の華やかな振袖姿が目を引きました。



お寺では、法要などの時にお堂の側面に五色の幕を吊
します。五色の幕の色は「五仏」「五
智」を表す様です。
そしてこの幕は、内陣を俗世から切り離す「結界」=境界
となるそうです。ちなみに「陰陽五行説」の五色は、緑が
なく黒が使われています・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
方角 智 慧 の 説 明 
青(紫)色 阿シュク如来 ・・・大円鏡智・・・・・現世の全てのものを映し出す智慧
黄(金)色 宝生如来 ・・・平等性智・・・・・現世の全てのものが平等であることを知る智慧
白色 中心 大日如来 ・・・法界体性智・・・統合された智慧・絶対の智慧
赤色 西 阿弥陀如来 ・・・妙観察智・・・・・現世の全てのものを正しく見極める智慧
緑色 不空成就如来 ・・・成所作智・・・・・<じょうそさち>現世の全てのものを活性化する智慧
表の内容は、google 五色の幕>龍道の独り言 から引用しました。


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広辞苑によりますと、厄年とは「人の一生のうち
厄にあうおそれが多いから、忌み慎まねばなら
ないとする年。数え年で男は25・42・61歳と女は
19・33・37歳などという。」とあります。
厄祓いとは「神仏に祈るなどして厄難を払い
落とすこと。やくおとし。」とあります。岡寺
さんでは「厄をはじき去る」の語呂にちなみ
「さるはじき」の縁起物に人気があります。



初午土産の「ねじりおこし」は厚さ1cm長さ30〜50cmの長方形のおこしをひねった
ものです。「厄をねじ伏せる」の語呂からきているという説があります。
厄除け祈願の帰り際には、身につけているハンカチを境内においてある籠に落とし
て厄落としをします。昔は人目につかないように境内のあちこちに落としたそうです。



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