感想っぽいことも含んでるかな〜と今までのお喋りを転記し、それに続けて↓Coment↓を書きました。 |
8月23日より一部転記 |
ハワイがあんなに凄い島だとは認識していませんでした。観光地というだけでなく、マウナケア山は天体観測に適した場所で日本の すばる望遠鏡もそこにあるとか、キラウエア火山は活火山だとか、そんなこと知っていてもハワイを知っていることには全くなってなかったということです。
ハワイ諸島は海底の火山活動でできた島々で、ハワイ島は50万年前にできたそうです。そしてそこでは今も新しい島(ロイヒ海山)が作られ続けているというのです。地球誕生から46億年を経た今、大地創造の真っ只中にあることを目の当たりにできるところ、生きている地球を実感できるところ。ということで、この番組では、詳しい実写の映像とCG映像や参考資料などを利用した解説とで理解を深め、伊藤英明によるさまざまな”体感”を通して私たちが少しでも”生きている地球を実感”できるようにと構成されていました。CGで作られたマッコウクジラの一生物語は、実際に見ることのできない深海の世界に私たちを連れて行ってくれるとともに、今海に起こっている問題の一端を知らせてくれていました。内容盛り沢山です。伊藤さんの撮影は思っていたより大変そうでしたね。
ハワイはまさしく ”地球が凝縮された島”だという意味が、観ていくうちにだんだん解ってきたような気がします。そこは地球が作り出す青”プラネット・ブルー”に満ちた場所でした。
伊藤さんのほんものの笑顔と感動がいっぱいで、どんどん映像の中に誘い込んでくれて、普段触れることのできない自然を一緒に体感しているような気持ちで観ていました。被写体になってること気にしてないふうな、あの喜びよう、あのはしゃぎよう、あの笑顔がカッワイィ〜♪ マジな顔になるときとのギャップが堪らないんですよね〜♪ それで感想はやっぱり伊藤さん中心になってしまいます(笑)
やっぱり何といっても海に潜っている伊藤さんを眺めていると、幸せ〜な気分になります♪ バディは自然写真家高砂淳二さんでした。
はじめにね、伊藤さんがそんなに面白いっていうんじゃないけど、ダイビングインストラクターの大勢登 秀樹さんが、「だめだよ気持ちいいからって潜って行っちゃ。ハハハハ」(わかんないよ)「だめだって!」(秀樹さん、言うこと聞いたことある俺)「つかまえちゃうから、つかまえに行くから。」ってまるでお子さまに言うように伊藤さんに言い聞かせているところで吹き出しました。
水深1000mにもなる深い海、水深35mいろんなブルーに囲まれて漂う伊藤さん。気持ちよさそうな目。寝起きのような、うつつな目。”無”でいられるのがすごいな〜。自分だったら深いブルーに吸い込まれて漆黒の闇の世界に落ちていきそうで、ゾクゾクっと怖くなりそうな気がしました。
そしてそこは命が溢れている海。ブルーを邪魔しないように、いえブルーに溶け込んでいるほうが居心地がいいのかな、透明な生き物があちこちにいます。世界中の海で新種の動物プランクトンが次々見つかってるそうです。くらげも伊藤さんもボヨヨ〜ンと浮かんでたそうです。
上がってきた伊藤さん「もう浮かんでるだけで気持ちがいい!」と言ってこちらに向ける表情が素敵可愛い♪
穏やかな海に刻々と色を変えて沈んでいく夕日と空、「こういうあたりまえのことに感謝できますね。」
と、1秒1秒を噛み締めていたという伊藤さんも素敵です♪
神秘的な夜の海。光に照らされる無数の動物プランクトン。それを吸い込みに来た3mにもなるオニイトマキエイ(マンタ)が伊藤さんを全く気にしてないように頭をかすめていきます。さすが伊藤さん、逃げないですね〜。「きれいだった!そうとうデカかった!」と満足げでした。
次の日は、活動的でフレンドリーなハシナガイルカに出会いました。野生のイルカに受け入れられて、寄り添うように泳いでいる伊藤さんが素敵でした♪ イルカに配慮して素潜りだったのでしょうか。
「夢中になって遊んで息が続かない。」「気がついたら水面がすごく高いとこにあってヤバイとかって思った。」な〜んて、息するの忘れる〜!??(笑)
キラウエアを中心とした火山地帯のプウオオ火口。ハワイ島の下にはマントルが上昇する所に”ホットスポット”というマグマだまりがあって、そこから溶岩が吹き出しているのだそうです。「ぅわーすげっ!」煮えたぎる火口。「ここまで熱がわかるね!」可能な限りヘリコプターでアプローチって、失速して落ちたら溶けちゃうよってとこまで行ってるみたい。ヒャ〜!
海岸まで流れていった溶岩が、打ち付ける波に冷やされて砂へと変わっていく。そこは大地創造の現場でした。
「言葉が出ない。すごい!」「わ〜すっげー!温泉!?温泉だよこれ。」
「わーすごい!溶岩が流れ、ッドーンってちょっとした爆発が起きてた。」「温度がすごい違うから(溶岩が)走るんだね。水の上でシャーって。」「これもう、砂になっちゃってるもん、ブラックサンドに。」
「やっと、生きている地球が実感できた。血液のように流れ出る溶岩。そして、体を成長させる大地。そこにも、ブルーがあった。(←伊藤さん、写真に撮ってました)」(伊藤さんナレーション)
ハワイ火山観測所前所長ドラルド・スワンソン博士の案内で、伊藤さんが一生忘れられない体験をしたという溶岩地帯に行きます。固まったばかりのガラス質の多い溶岩の上を歩いていきます。こんなところに、もう緑が顔を覗かせていてびっくり。あっ、溶岩にもブルーがあるね。
溶岩を靴でつついて「ウォホホ、ハハハハ溶岩触ったぜ。」あの笑顔♪
溶岩の採集「うわ〜すげー!水飴みてえ。」「あっついなこれ!」熱が空気を伝わってくるんでしょうね、たいせつなお顔とか真っ赤ですごく熱そうで火傷しそうでヒヤヒヤしちゃいました。1160度 取れた溶岩を、「取れた取れたほら。・・・見て見て。」一生懸命見せてくれます。そのうち溶岩に水をかけだすわ、触ってみるわで、それにしても素ではしゃいでる姿のなんとも愛おしいこと♪ 水かけて激しいシューってのに後ずさりする足元の可愛いこと♪ いくら手袋してても、千℃以上もある溶岩がそんなにすぐに冷めるわけないし、まだアッツイに違いない溶岩に触りかけた時にはテレビのこっちで「危ない★」て叫んでしまいましたよ(笑) 「(溶岩が流れる)音、聞こえる?」「うわ〜かっこいい!」
「溶岩にのまれる!」「きれいだね〜。」「もぅこっち行こう。こっち行ったほうがいい、もうのまれる。」溶岩に追っかけてもらって楽しんでる♪
複雑に絡み合う自然の営みや地球の驚異的なエネルギーに対して、人間はどう向き合うのか。。。
ハワイの人は、神が宿る火山の邪魔をしてはいけないと考えます。「それがハワイの人たちの共存の仕方みたいな・・・、なるほどな〜、わかります。」ハワイの人たちは、自然界のあらゆるものに神が宿ると考え、フラダンスを踊って自然への尊敬の念を表します。
「・・・大自然の中に神を見つけ、共に生きる。ハワイの人々には、自然を愛する心と、深い知恵がある。」(伊藤さんナレーション)
真っ赤な溶岩が水中で湧き出している海底火山の映像も凄いです。地球上に存在する火山の約8割が海底火山だそうです。
溶岩の大地に大きく口を開いた穴。「すごい速さ!」すごい勢いで溶岩が流れていくのが見えます。これらの溶岩流は海まで流れていって、大地を広げているのです。
クラカイ洞窟を訪れました。溶岩鍾乳が見られ、やがて暗闇に。「人の体の中みたい。」ラバ(溶岩)トンネル、ラバ(溶岩)チューブの中を進んでいきます。ムーンミルク(月のミルク)と呼ばれる微生物が作ったたい積物 もあります。こんな所にも命がいっぱいありました! 植物の根が垂れ下がっていて、この洞窟の中だけに住む小さな昆虫たちがいます。かつて洞窟に迷い込んだ虫たちが、この場所で生き延びようと適応しながら受け継がれてきた命たち! 生命は地球の隅々に存在しているというのを、ここでも見せてもらいました。
ところで、深海の様子を人間が知るようになったのはごく最近、宇宙を知るようになったのよりずいぶん歴史が浅いそうです。そして、内容的にUKIUKIがいちばん驚いたのが、約40億年前 原始の海は深海にある熱水噴出孔の辺りで生命を創造したと考えられるようになったということです。しかも、この場所を人が知ったのはわずか二十数年前だとか。
地球上に存在する全ての生命は太陽エネルギーに支えられているという常識が、覆されたのです。もちろんUKIUKIも、生命の起源は太陽光の届く浅い水の中だと思っていたのでびっくりしました。
熱水噴出孔から噴出する硫化水素などの猛毒と暗闇、死の世界と思われるような場所に溢れんばかりの生物が群がっています!吹き出る熱水に含まれるメタンなどを栄養にしているバクテリア、そして群がる生物たちはこのバクテリアを食べているのだそうです。水深1600mの深海では、太陽の光エネルギーに依存しない生態系が存在し、
地球内部の熱エネルギーによって命が育まれていたのです。これは、かなり驚きでした。
「どこまでも続く、青い海を見てると、そして、ブルーに満ちた海に、身を委ねていると、そのまま海の中に溶けていきそうな気持ちになる。生命は、深い深い海の底で生まれた。このブルーに満ちた世界は、命の故郷。僕たちは、体のどこかで、そのことを知っているのかもしれない。」(伊藤さんナレーション)
ハワイ火山国立公園、50年ほど前まで溶岩が溢れる湖で今は表面が固まったキラウエアイキクレーターにやって来ました。
「サボテンになった気分だね。」「誰かが植えたみたい」にポツンと生えてるレフア(赤い花)をつけたオヒアの木は、太陽と溶岩の栄養で大きくなるそうです。またシダの仲間も岩の割れ目の水で生き始めています。100年, 200年したら、ここは豊かな森になるそうです。真っ赤な花の蜜は鳥たちを養い、他にもたくさんの命の棲みかになっていくのでしょうね。
「うわ〜〜すっげー!」今度はハワイ島北部の絶景、落差300m近くの滝、「うわ〜きれー!」さらに落差800mのも・・・。
「気持ちいいし、幻想的だし、圧倒されるし、ダイナミックだし、いろんなもんがある。不思議不思議。もう1秒でもいいからもうずーと見てて、ずっと覚えておきたい。」
ワイピオ渓谷、空から見た滝の下。「すごい勢いで流れてる。行ってみますか。」と、
カルアヒネの滝の真下に、「うお〜すっげー風。あ〜気持ちいい。ぅう〜、・・・」「ははははすっげー!」水しぶきを浴び滝に近づいていくあの笑顔♪そして夢中になりすぎちゃって「マイク、マイク!マイクヤバイね」とうとうTシャツ脱いでまるめちゃったよ「気持ちい"い"!!」ほんと”素”だねー♪滝に吸い込まれるようにどんどん寄って行って、頭まで突っ込んでしまう。ありゃお子さまの行動ね(笑)
清らかな水を利用して栽培しているタロイモ。
ジェイソンさんの水田、「冷たい!なんか小学校の時思い出す。」うんうん入ったよ、田舎の子は思い出すよね〜(笑) ここでは伝統的なやり方でタロイモを生産しているそうです。「里芋に似てるね。」
茹でたタロイモに水を加えて餅のように粘り気を出します。そのまま食べてるよ〜。っでピース・マーク♪ あのまま焼くんだと思ってたのに残念やわ、発酵させるん〜。伝統食ポイ「酸味が甘みを出してる感じ。」って、甘酒のよう?
「地球がくれた大地に、作物を育ててもらい、そのことに感謝して、いただく。僕たちの命は、地球に支えられているのだ。静かなジェイソンさんとタロイモは、そんなあたりまえのことを、思い出させてくれた。」(伊藤さんナレーション)
「地球が作り出したプラネット・ブルーの海。そこは、無数の命で、溢れている。僕も、ハワイの海で、たくさんの命に出会った。彼らは、遠い昔からこの海で生き、命を受け継いできた。僕たち人間などとてもかなわない、地球の大先輩だ。しかし今、その大切な海が人の手によって、かわってきてるという。」(伊藤さんナレーション)大きな亀と一緒に泳ぐなど伊藤さんのダイビング映像や、イルカや魚たちの美しい映像が素敵です。
人間が進出してきた海、青く豊かな海で今いろいろな異変が起きているそうです。光の届かない深海では音波でモノを見たり深さ1000m位のサウンドチャンネル(水中で発信された音が遠くまで伝わる層)で仲間と音波でコミュニケーションをとったりしているマッコウなど、クジラたちにとって、駆逐艦のソナー(音波探知機)は爆弾のようなものなのだそうです。速度が速く静かに進む大型船も危険な存在。また、急速に進む地球温暖化、南極の平均気温が50年で2.5度も上昇し、氷が溶け始め、ペンギンの雛たちが死んでいるそうです。原因のひとつは、人間による大量の二酸化炭素の放出。
ハワイ伝統文化継承者キモ・ピハナさんに、アロハの心で迎えていただきました。大切な人を迎える飲み物というカバ(木の根から作った苦味のある飲み物)
を飲んだ伊藤さん、あの目、たまらな〜くキュート♪ にんが〜いのを我慢したのね(笑)
マウナケア山に精霊が宿ると考え、マナという自然の大きな力が山にあって、その力を尊敬し愛し共に暮らすことを伝統としているお話は、伊藤さんの心に響くものがあったようですね。
標高4205mのマウナケア山頂上まで登ったんですね。空気は平地の40%の薄さ、かなりしんどそうですね〜。でも山頂に着いたら「あ〜きれい!」「サンセット。。。」「すっげ!いろんな色だ。」「ボルケーノに似てるね。」
「なんか、人間としてのすごくいいものを、たくさんもらったな〜て思いましたね。まその〜、自然の力ていうハワイ語で言うとマナ、マナの力をたっぷりもらって、またいろんなこと頑張れるかな〜って。またなんか、人生だからいろいろいいこともやなことも辛いこともたくさんあると思うけど、またこういう風景とか思い出したら、なんか乗り切れるんじゃないかな〜って、思いますね。」
ハワイの海や大地そのものが生きている姿や、そこで生きるさまざまな命に出会い、またハワイの伝統や文化が守っているものに触れるという、今回の”体感”を通して、伊藤さんは頑張るエネルギーを充電されたんですね。
ここに来たら天体観測しかありませんよね。自然写真家高砂淳二さんに手伝ってもらって天の川銀河だけでも恒星が2000億個あるという満天の星空を眺めながら、奇跡的な条件が重なって、大きな自然と豊かな小さい命たちがうまく絡み合って今私たちが生きているこの地球の素晴らしさを、私たちに伝えてくれていたと思います。
(ラストナレーション)今こそ私たちが、地球の命を感じ、それを守るとき。さまざまな奇跡が重なって生まれた命あふれる星は、この地球しかありません。そして地球が生み出す美しい青プラネット・ブルー、その中から命の源が生まれました。私たちは今改めて、感じる力を研ぎ澄まし、海の色を見つめる時を迎えています。
(キモ・ピハナさん)「・・・自然が与えてくれるものを感じ感謝する心、それをいつまでも忘れないでください。」
自然との共存と言って物事を考える時、何かしら人間の都合の方を優先しているような気がします。知性をもつ人間が文明を進化させようとするのは避けられないけど、今改めて感性を高めて地球の自然や生物のさまざまな姿を見ることの大切さや、そこに起こっていることに対しての 知性の使い道を考える時なんだというメッセージが番組に込められていたのだと思います。
『・・・共存という言い方もあるかもしれないけど、僕はなんか、自然に地球に生かされてるんだな〜って感じましたね。』(王様のブランチ)という伊藤さんの言葉が、すごく心に響きました。
生かしてもらってる自然や地球に対する自分の感性が、UKIUKIも謙虚なものでありたいと思いました。知識だけでなく、感じる気持ちが加わることによって、自分の行動を少し変えていくスイッチになるような気がします。一人一人の小さな行動の変化が集まって社会や国の行動になっていく。そしてすぐには世界中が揃わなくても・・・。頭に訴えると計算が働くけど、感性に訴えれば、人は変われるような気がしました。
PS
伊藤さんの撮った写真、そしてナレーションもこの番組をとっても素敵にしてくれていました♪
最後に、・・・ラストのナレーションで言われていた「さまざまな奇跡が重なって生まれた命あふれる星は、この地球しかありません。」という部分だけは、納得できません。「私たちが知っている限りではこの地球しかありません。」或いは「この地球以外まだ発見されていません。」と言うべきだと思います。