NOセックス、NOライフ! (2005)


 この邦題、まあパッと観はそういうイメージかもしれませんけど、ちょっとあんまりって気がします。日本劇場公開はされず、DVDだけなので・・ってタイトルでしょうか。原題は『TRUST THE MAN 』、UKIUKIはずっとこのイメージだったので、といってもこれまた内容掴みにくいタイトルですが、それにしても一瞬 別の映画のことかと思ってしまいました。
 ディヴィッド・ドゥカヴニー主演、といってもトム(ディヴィッド)の妻レベッカ役にジュリアン・ムーア、そしてレベッカの弟でトムの親友でもあるトビー役ビリー・クラダップと恋人のエレイン役マギー・ギレンホール、4人主演といってもいい アラフォー世代設定のロマンティック・コメディーです。バート・フレインドリッチ監督は、ジュリアン・ムーアのダンナさんなんだそうです。キスシーン、観てるUKIUKIが恥ずかしくなっちゃった(笑) いえ、皆さんプロだから大丈夫でしょうけど・・・。

 愉快で楽しい雰囲気ながら内容は深刻?! 広告制作(だったかな・・)の才能を持ちながら今は専業主夫のトムと舞台女優のレベッカはセックスに問題を抱えています。まぁセックスの問題なんて、あれれロマンティックじゃないし、観ていても楽しめないんですけど まあいいや。トビーとエレインは7年間も付き合ってきて同棲中、エレインはそろそろ結婚をして子どもが欲しいのに、トビーはそんなエイレンの気持ちを受け止める勇気がありません。トムとトビー、レベッカとエレインは、お互いに本音を打ち明けたり相談したりできるので もうワイワイやってるふうで、そのうちトムに横からちょっかい出す女性やら、トビーに愛想をつかせたエレインを受け止めてくれる男性が現れたり、二つのカップルに危機が訪れます。表面的な問題だけを観ていたら、邦題イメージのどうってことない内容だけど、その奥にある思いを感じて観たい作品です。もうさっさと別れちゃえばいいやん!ってカップルが世の中にはあると思うのですが、その相手は運命の人って場合もあるでしょ。自分の気持ちの中に真実の愛を見つけることができるかどうか・・ってお話だったかな。
 さぁ〜て終盤からラストは、なんとも後味のいい結末でした。 (Comment2008.11.18)