SEX AND THE CITY ''ハイスクールのカルテ'' <TV> (2003)


 1998年開始のTVドラマ・シリーズ『SEX AND THE CITY』は、「奔放なセックス・ライフを大胆に描写しながらも、いやらしさはあまりなく、むしろ大人の女性の本音に迫ったセリフの数々、都会暮らしの喜怒哀楽や女性同士の友情を盛り込んだストーリー、実際にニューヨーク(=「THE CITY」)でロケをした最先端のファッションやカルチャーなど見どころがギッシリ。」の“スタイリッシュ・コメディ”だそうで(WOWOWサイトから)、そのSeason6 episode84''Boy, Interrupted''(ハイスクールのカルテ)にデヴィッド・ドゥカヴニーがゲスト出演しました。
 4人の女性キャリー・ブラッドショー(サラ・ジェシカ・パーカー),サマンサ・ジョーンズ(キム・キャトラル),シャーロット・ヨーク(クリスティン・デーヴィス),ミランダ・ホップス(シンシア・ニクソン)が中心に物語が展開していくドラマで、このエピではキャリーが高校時代の元彼ジェレミー(デヴィッド・ドゥカヴニー)と再会して恋心がぶり返すというのがメインになっています。UKIUKIとしては長いシリーズで初めてこのストーリーのみ観たってことで、4人のキャラクターも捉えきれないんだけど、思いっきり楽しんじゃいました。

 フフッ♪Davidがとーっても素敵なんです!オリジナルと吹き替えで交互に何度観たことか・・・。見れば見るほど素敵でした♪
 ジェレミーのあのやさしい表情、おどけた表情、そしてあのやさしいキスのそっと添えた手や余韻まで含めて美しいことといったら。。。
 ホント高校の時よりイイ男になってるし、それに何と言っても正直なジェレミーがまた素敵で誠実さが滲み出ています。実は今ジェレミーは、''心の病院''にいるんです。心にキズ!って男を演じるDavidはUKIUKIのツボなので、だめ押しって感じです。ところで''心の病''の原因は?それって重要だと思うんだけど・・・。30分ドラマの中では描ききれないのかな、吹き替えで理解するかぎりでは、10年間働きすぎたみたいで、そのストレスかなあとも思うけどハッキリしていないのです。
 高校の時つき合ってたのに、もっといい男がいるかも〜ってジェレミーのことフッたキャリー。恋愛遍歴の末、キスに夢中になった高校の頃の純粋な恋を振り返り、今より見る目あったかも〜と気づき、ジェレミーとの本当の愛を育むことができそうなのに・・・。
 しっかりしてて揺らがない男でなきゃ!というのは好みとして理解できるけど、愛を感じながら8〜10ヶ月待てないのはどうかなあ。恋愛遍歴の末に高校の元彼で心を病んでいる人に落ち着くのはダメなのかなあ。キャリーの人生は何だったの?!ってなるのかなあ。心の病といっても危ない感じのではなさそうだし、支えてあげたい!と思わないのかなあ。目の前にいる彼がこんなに素敵なのに。。。
 まあ運命の人ではなかったということで、ジェレミーのためにも良かった!ハッピーな(←皮肉)恋の終わりでした。

 ところで、XF「ゴールドバーグ」 世界一ツイてる男ヘンリー役のウィリー・ガーソンが、キャリーの大親友スタンフォード役で出演、いい味出してました。可愛気があって面白いゲイなんだけど、意外にしっかりしていて情熱的な面も持っているような感じでした。
 また「フル・フロンタル」カルヴィン役のブレア・アンダーウッドが、ミランダに愛の告白をするかっこいいスポーツトレーナー(ドクター?)ロバート役で出演していました。
 あとサマンサがたまたま手に入れたメンバーズカードで、4人(とスタンフォード)で会員制プールに侵入したりして、ちょっとバカバカしいシーンもあるけど、ところどころで愛についてふとマジに考えてしまうところもあるっていうのが、このシリーズの雰囲気なのかなあと思いました。