ジャック・ルビー (1992)


 ジャック・ルビー(ダニー・アイエロ)は、かつては暗黒街で顔だったものの、今ではダラスでストリップ・クラブを経営しつつFBIの情報屋として活動していた。そんな彼に、暗黒街復帰の仕事が舞い込んできて・・・。マフィアのボスたちの陰謀に巻き込まれていくジャック。
 ある日偶然出会った女性(シェリリン・フェン)がキャンディ・ケーンという名でルビーの店でダンサーとして働くこととなる。キャンディによってもたらされた情報はマフィアとケネディの関係。キューバ危機などの政治情勢が刻々変化する中で、陰謀の矛先も変わっていき、ついに事件は起こった。
 JFKの暗殺犯人として捕われたオズワルドを射殺した男として知られるジャック・ルビー。彼の半生と、事件の謎を暴こうとした彼の姿を描いた物語です。但し架空の人物キャンディの登場など、かなりの部分創作のようです。

 ジャックはクラブで''警察の夕べ''を催しますが、そこに来ていた警察官の一人をデヴィッド・ドゥカヴニーが演じています。何故かみんな制服というのが変なのですが、ストリップのショーに歓声をあげる彼の姿も制服でなかったらもっと良かったのに、でも微かな表情のゆるみは見逃しませんよ、一瞬ですけどね楽しいです。
 ほか、その前にバーで飲んで二言三言のシーンはともかく、その後パトカーで乗りつけてジャックに声をかけるシーンはこう言ってはなんですが、作品の中でこれって必要?と思ってしまいます。出演シーンはあと少しだけなのに、彼の名前が大きく出ているのはどうしてなんでしょう。と、彼のせいではないんですけどちょっぴり疑問な出演作なのです。