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インサイド・マン


 これ かなり おもしろかったです!! 人質を取って立てこもった銀行強盗のお話です。交渉人役がデンゼル・ワシントン。それだけで、よくあるタイプの映画よね〜ってイメージで観始めました。娯楽映画として楽しめそうって。まっ そうだったんですけど、・・・感動するわけでも、泣けるわけでもなく、でもクライム・サスペンスとしてのドキドキ感を気持ちよく楽しめる娯楽映画として気に入りました。

 ダルトン・ラッセル(クライヴ・オーウェン)率いる4人が、マンハッタン信託銀行に立てこもった。金目当ての強盗らしく、従業員と客の人質を何十人も取っている。そこでNY市警のキース・フレイジャー(デンゼル・ワシントン)とビル・ミッチェル(キウェテル・イジョフォー)が現場に駆けつける。

 ところで、銀行会長のアーサー・ケイス(クリストファー・プラマー )は事件の発生を知りひどく動揺し、口が堅くて腕のいい弁護士マデリーン・ホワイト(ジョディ・フォスター )を呼び出して、ある貸金庫の彼に破滅をもたらすという”秘密”を守って欲しいと依頼するのでした。

 ラッセルはどこまでも冷静で、周到な計画通りに事を運び、人質に頻繁に指示を出したり移動させたりで、ジェット機を用意するようにと要求をしたまま、まともな交渉をさせない。淡々と進んでいく展開で、張りつめた緊迫感・・・でありながら、これは裏があるぞ!って感じ。

 なんかね〜風格さえ感じさせるようなラッセルの統率のもと手際よく行動する犯人グループも、一方 過去に似たような事件で苦い経験のあるらしいフレイジャーと気心知り合ってる相棒って感じのミッチェルも、あんまり肩に力が入ってない感じがいいんですよ。どちらも自分に自信があるんでしょうね〜。
 そして、あるときフレイジャーは気づいた。時間稼ぎしているのは、犯人の方だと。

 ネタバレ御免ってComentを書くことの多いUKIUKIですが、さすがに詳しい内容は控えます。でもこれだけは言わせてください・・・何事もなかったかのような結末を、なぁ〜んや!と思うのではなく 見事!!と、そしてユーモアさえ感じさせてくれたラストに ニヤリ☆