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スパイダーマン3  SPIDER-MAN 3  '07 
スパイダーマン2  SPIDER-MAN 2  '04 
スパイダーマン  SPIDER-MAN  '02 



















スパイダーマン3



 シリーズ3作目ということで、まあスパイダーマンが生きている限りは続編もアリでしょうが、なんとなくこれで完結ってことなのかな〜と思いながら見届けました。
 前半観てて、どうも今までのようにドキドキワクワク感がないような気がして、パワーダウンしたな〜って思いました。確かにアクションシーンになると、CGとかってわかっていても すっごぉ〜〜〜い!!って見とれてしまうけど、なんだかドラマの部分で間延びしてしまうというか・・・。ヒーローアクションものでありながら、主人公のスパイダーマンだけでなく悪者も含め登場人物の心情も上手く絡めて描かれているところが今までの見所ではありましたけど、なんだかそれを引きずろうとしすぎているような気がしたんです。でもまあ、後半の展開は 観るべき要素があれこれ詰まってて 目まぐるしかったですね。アクションシーンも多くなり、パワー復活かな。しかも、強引にドラマの部分に引きずり込まれて、ゆったりと心情に共感して切なさに浸るというよりは、見せつけられたって感じかな。何の説明もなく都合よすぎるよソコは〜!とか、ソコは気に入らないな!とか、いろいろあるんですけどね。そう思った瞬間瞬間に、どうでもいいや〜!楽しまなきゃ!!と思って観てました。何やかや言って、おもしろかったです。結局のところ 楽しみました♪

 っで、あのピタピタペタンと貼り付いてくる感じがUKIUKIのツボなんですけど その謎の黒い液状生命体が出てきたとたんに、形状は違うんですけどXファイルのブラックオイルを思い出してね、ニンマリしてました。だいぶ引っぱられましたけど、それに取り憑かれてピーターは”ブラック・スパイダーマン”になるし、やがてピーターのライバルカメラマン エディも強敵“ヴェノム”となりました。UKIUKIとしては、もっと早い時点で、 ブラック・スパイダーマンやヴェノムが登場すればよかったのにな〜って思います。
 そういえば、砂男もXファイルに出てたな〜って、いえその正体は全く違うんですけど 切なかったな〜あれも・・・と、いちいち引っ張り出すなって話ですが、UKIUKIにとってXファイルは永遠ですから。。。あっこの作品の“サンドマン”はベン伯父さんを殺した真犯人マルコだったんですね。
 マルコへの”復讐心”に始まってピーターの心に湧いてくる”悪”を描いていたのが、今までと違うところです。正直 見たくない姿やな〜と思いつつ、だからおもしろくなったとも思います。
 そして今までにも増して、ピーターの恋人M.Jへのプロポーズもしようとしているほどの想いや、それなのに二人の気持ちのズレから気持ちが揺れ動いて二人の関係が流動的になったりと、たっぷり描かれていくなかで、ピーターがM.Jの心をも傷つけるという展開。ん〜〜〜それはそれでいいんだけど、UKIUKI今まで封印してたこと言っちゃうと、自分の好みとしてはM.Jがそんなに魅力的には感じられないので、M.Jのシーンはもうちょっと少なくてもよかったかな〜なんて、思っちゃいます。
 またエディよりはマルコの心情に心惹かれますが、映像的には“ヴェノム”とのアクションシーンの方が楽しいです。“サンドマン”シーンには それほど魅力を感じなくて飽きちゃったな〜。やっぱり139分は長い〜って最後の方なってくるし、勝手なこと言っちゃえばM.Jやサンドマンのシーンあたりで編集を工夫すれば、もう少しでも縮められた気がします。
 そういえば、エディもヴェノムとなったことでピーターへの”復讐心”を晴らそうと戦ってくるし、“ニュー・ゴブリン”へと変身したハリーの シリーズを通して描かれてきたピーターへの”復讐心”がどうなっていくかも気になるところでした。
 豊富な内容のあれこれはもう省略しちゃいますが、この作品、UKIUKIにとっては なんたってアクションシーンの映像を楽しめて満足!なんですが、物語的には”復讐心”が ”許し”へと導かれるのを描いていたのだと思います。かなり強引な展開でしたけどね。









スパイダーマン2



 スパイダーマン大好きです!何が?って、あの糸をプシュッピシッと飛ばし体をくねらせながら摩天楼を自由自在に跳び回るあの姿が単純に好きなんです。人々を救いNYの街を守ってくれるヒーローですが、あの姿でやってくれるからいいんですよねー。人を助けたわけではありませんが、ピザの配達に遅れそうになった時のシーンは愉快でした。一切れのピザを取りもどした瞬間が笑えました。

 スパイダーマン前作も、その姿と意外にヒューマンドラマやん!って思ってお気に入りになったUKIUKIですが、今回もさらに迫力を増したアクションと、深く大きくなったスパイダーマンの苦悩や物語の新たな展開を、楽しむことができました。

 グリーン・ゴブリンの事件から2年がたって、ピーター・パーカー=スパイダーマン(トビー・マグワイア)は新聞社に写真を売るバイトをしながら、貧しい大学生として過ごしています。ただスパイダーマンとの両立にいろいろ問題も生じ、周囲からは中途半端な怠け者というふうに思われているようです。
 舞台女優としてのキャリアをスタートさせたM.J.(キルスティン・ダンスト)と、彼女への想いは断ち切れないのに彼女を危険な状況に巻き込むことはできないとスパイダーマンでいることに躊躇して悩むピーターとの苦しいラブストーリーは、見どころのひとつです。
 また、スパイダーマンに対し父殺しの復讐を果たそうとしている親友ハリー(ジェームズ・フランコ)との友情の行方は。。。
 そして新たな敵は、ピーターの天才的な科学の才能を認めることのできる数少ない人物の一人になるはずのDr.オットー・オクタヴィウス(アルフレッド・モリーナ)が、ある実験の事故で金属アームと融合し凶暴化してしまった怪人ドック・オク
 この作品の魅力は、スパイダーマンもドック・オクも''二重人格者が一方の人格でいる時に他方の人格でいる時の記憶がない''のとは違うところです。科学者の野心に満ちていたDr.オクタヴィウスだけど、ドック・オクになってアームを自在に操り暴れ回りながらも科学者の良心と闘い苦しみます。そしてなんといってもスパイダーマンはピーターそのものですから、彼本来の優しくデリケートな感情とパワーアップしたスパイダーマンとしての戦いの間で揺れ動く彼の姿に、UKIUKIは何度もポロポロ泣いちゃいましたよ〜。今回マスクだけを外すシーンが多かったのですが、後半ついに彼の正体が知られていって・・・、おぉ〜盛り上げてくれました。一緒に観てた娘は、面白かったけど先が読めたと言ってましたが、まぁね〜、そこはヒーローものってことでいいってことにしよーっと。
 ハリーの最後のシーンは、なんとなく意味ありげでしたねぇ。。。









スパイダーマン



 コミック版「スパイダーマン」を全く知らない私は、クモ男なんて・・・と、期待と不安が半々でしたが、こんなに楽しめる作品だったのですね。
 NYのビルの谷間を跳び回るあの躍動感あふれるスパイダーマンの姿は、想像していた以上にかっこよくって、まさしくアクションヒーローでした。

 高校生のピーター・パーカー(トビー・マグワイア)は、6歳の時にお隣に越してきたメリー・ジェーン(=MJ)にずーっと片想い。ある日、思いがけなく逞しい肉体と特殊能力を身につけた彼だけど、相変わらずヤワな精神であり続ける彼はMJに愛する気持ちを伝えられない。そう、これは熱い熱いラブストーリーなのです。
 彼の親友ハリーの父オズボーン博士(ウィレム・デフォー)は、人体実験の副作用で凶暴なグリーン・ゴブリンと共生してしまった。彼の形相はすごいです。葛藤するオズボーンと悪の破壊者ゴブリンとの内なる闘いは迫力あります。悲しくもあり恐ろしくもあり、見応えじゅうぶん。
 そしてピーターが徐々にスパイダーマンとしての自信と自覚を持つようになるところが、重要な見どころです。ところが彼の正体を知ったゴブリンの手が、彼の周りに伸びてきます。スパイダーマンとゴブリンの壮絶な戦いは超人的なおもしろさと同時に、人間的な悲しさも残っています。
 育ての親ベンおじさんが遺した言葉「大いなる力は、大いなる責任が伴う。」を心にしまい、さて、スパイダーマンの今後は・・・。