夏物語


 『夏物語』を観ました。元大学教授のユン・ソギョン(イ・ビョンホン)は、生涯たった一度だけの愛を 60歳を過ぎた今も抱き続けています。

 それは1969年の夏、人類初の月面着陸成功を 届いたばかりの電気で 初めてテレビのスイッチを入れてみんなで見ていた村での物語でした。またそれは、自由を夢見る若者たちと 時の政治体制とが 実力行使で揉み合うような時代でもありました。
 大学生だったソギョンと村の図書館で司書をしていたソ・ジョンイン(スエ)は、純粋で美しい永遠の愛を誓ったけれど、そんな時代のうねりに巻き込まれたのでした。

 ジョンインの生い立ちも、二人の愛も、政治的な問題が絡んで 彼らの人生は翻弄されていったのですから、複雑な思いも感じるわけですけど、でもUKIUKIはどちらかというと ただ単純に 純粋な愛に見とれたり 悲しい別れに涙し、その後彼らはしっかり人生を歩みつつも 心の奥に秘めていた想いの切なさに いっそう涙して、ウルウルな気分♪に浸ったのでした。