僕の彼女を紹介します


 ちょっとおっちょこちょいだけど人一倍正義感溢れる婦警のヨ・ギョンジン(チョン・ジヒョン)が、ひったくり犯を追いかけていた高校教師コ・ミョンウ(チャン・ヒョク)を誤認逮捕してしまったのをきっかけに、二人に恋がめばえました。ユーモアいっぱいの微笑ましいラブストーリーですが、やがて悲しい運命が二人に訪れ切なく苦しいラブストーリーに・・・。しかし物語の行き先は心地よいそよ風に包まれファンタジックに描かれていって、不思議と爽やかな雰囲気に浸っていきました。

 前半の二人のノリはあまり好みではないけど、まあこれくらいだったらいいかな〜楽しまなくっちゃ〜と観ていくうちに、なんと泣かせてくれる物語だったのですね。
 ふと気づいたら、あれやこれや何とも現実味のない出来事なのですが、不思議と受け入れられて楽しめるそして涙できるのでした。気持ちの部分で違和感なかった感じです。チョン・ジヒョンは、強がりしているときよりしっとり切ないシーンがいいな。そして、ミョンウの命の火が消えそうなのを目の前にしたときの悲しく混乱しつつ必死になっているときの姿が、とっても良かったです。

 恋人の魂が最後に会いに来るというのは今までにもあったけど、ミョンウの最後の言葉には素直に感動して涙〜♪ 彼の素朴な感じが奇異な感じを消してくれた感じで良かったです。彼の見た目や振る舞いがカッコ良すぎたら、台無しだったでしょうね、なんてUKIUKIとしては思いました。

 でも。。。ミョンウを撃ったのは誰かということを曖昧にする必要があったのかな。なにも隠ぺいしなくても犯人と見間違えたというのでいいのに。それだってギョンジンの正義感にミョンウが巻き込まれたという状況なわけで、罪悪感みたいなものを感じるのに充分だと思いました。ギョンジンが自分で撃ってしまったと思わせているので、かえってその後の展開が不自然な気がします。だってそうだとしたら、立ち直りが早すぎますもの。また別に生死をさまよった後の体の回復も早すぎだし、49日までの展開がずいぶん慌てているような印象でした。
 そしてそのくせラストが長すぎと言うか、あれは余分なシーンだと思いました。