1980年に北朝鮮から韓国に亡命したイム・ビョンホ（ハン・ソッキュ）は、偽装亡命疑惑で拷問されながらの取り調べにも耐えてしだいに信頼を得るようになり、武装スパイの軍事訓練教官を経てやがては安全企画部の諜報員に採用された。しかし彼の正体は、北朝鮮から送り込まれたスパイだった。そして筋金入りのスパイとして工作活動を開始する。

　1980年頃といえばちょっと前って気もする、観てしまった内容の設定が意外に近いことにびっくり、物語はフィクションだとしてもお隣の朝鮮半島がこんなに緊張した時代だったと、そして今に続いている部分もあるのかと思うと、気分が重くなってしまいます。もちろん映画そのものはエンターテイメントとして現実とは別モノって思って楽しんでいるんですけどね。
　''スパイ''モノは外せないやと思っているUKIUKIにとって「二重スパイ」というタイトルは挑発的だったんだ。ハン・ソッキュ主演っていうのも期待できる。でも内容についてはほとんど知らなかったから、かなり静かにズシンときました。
　でもね〜・・・すごい！と思いつつ、ちょっと違うのでは？！とも思ってしまう・・・欲が出てくるっていうか、ん〜〜〜すごく複雑な気持ちです。抽象的な言い方でゴメンナサイ。。。つまり、恋愛の部分と終盤からラストの展開がスッキリしませんでした。切羽詰まった感じはわかるんだけど、深い感情があまり感じられないんです。ラストなんて、こうなるしか仕方がない！と思わせようとしてるのかぃ？！って。間違ってもハッピーエンドにしてほしかったなんてさらさら思ってませんけど・・・。UKIUKIとしては、スパイはスパイとして生き抜くドロドロの展開の方がよかったな〜。。。