黒水仙


 朝鮮戦争中、脱走捕虜として捕らえられ、50年間独房で過ごしてきた男ファン・ソク(アン・ソンギ)が釈放された。するとかつて脱走捕虜を捕らえる任務についていた男の水死体が上がり、オ刑事(イ・ジョンジェ)が捜査を始めます。

 そもそもこの作品は、“黒水仙”という暗号名をもつ女性ソン・ジヘ(イ・ミヨン)がいて・・・、なになにどんな活動していたのかな〜?と、サスペンスかミステリーかってイメージで観始めたら、なんと意外にも完全にラブストーリーでした。スパイとか工作員とかそういう系の物語に恋愛が絡んでくると、話がわざとらしかったり曖昧に流れたりしがちでUKIUKIとしては面白くなくなることがあったりするのですが、この作品は全く嫌じゃなかったです。すっかり楽しめました。

 オ刑事は、ソン・ジヘ の日記からファン・ソクとの関係や当時の経緯をたどり、その真実を明かしていくことで、今起きている殺人事件の真相に迫ります。