ハリー・ポッターと謎のプリンス
久しぶりやわ〜。もしかして何作か飛ばしちゃったのかな?って思ってみたりもしたけど、やっぱり前回観た【ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団】の次がこれ、シリーズ6作目です。UKIUKIがずぅ〜っと観ないでいただけ。こんなこと言ってるくらいだから、UKIUKIって実はそんなに【ハリー・ポッター】のファンってことはないんです。でも、このシリーズは特に映像が単純に好き。原作は読んでないし、映画だってお気に入りのシーン眺めながらComment書いちゃったらもうリピートもしてません。物語の内容については、正直言って うわべだけをなぞっているので、前作までの内容については Comment↓↓読み直して なんとなく思い出す程度です。そして今回観ていてでも あれ?今ハリーたちどこに来たんだろうとかあるんですけど、まぁ気にせず さらっとお話の展開に乗っかって、その映像と醸し出される雰囲気に目が離せないって気分で観ちゃってます。
俳優さんたち3人がずいぶん大きくなって、可愛げなくなってつまんなくなったんじゃないかな〜とか不安だったりしてたけど、違和感無く楽しめました。大きくなったといえば、思春期になって、恋の花咲くボグワーツ魔法学校。深刻な話題の邪魔になることもなく、上手く絡んでいたと思います。
さて今回の物語は、ハリー・ポッターがダンブルドア校長に導かれて闇の帝王ヴォルデモートの過去と秘密を知ることに、そして”選ばれし者”としての自覚をもって、ヴォルデモートを倒すべく新たな冒険に挑んでいくというものでした。
まずダンブルドア校長は、魔法薬学のスラグホーン先生をホグワーツ魔法学校に呼び戻します。今回の物語のキーパーソンと言っていいでしょうか。スラグホーンって、愛嬌のあるキャラクターって気がするんです。ダンブルドアとハリーが訪ねて行ったときのソファー姿は愉快だったし、ヴォルデモートのこととかハリーと恐ろしい話題になったときだって、ハグリッドの所でもね〜 ハリーもいて3人で とっても好きなシーンなんですけど、なんとなく人のよさそうなお爺ちゃんって印象がしちゃいます。スラグホーンのフランシスって魚のお話、ずっと昔のこと生徒に貰った百合の花びらが小さな魚に変身したお話が とって素敵でした。ハリーの母親のお話が聞けて、しんみりとしちゃったけど とっても嬉しかったです。彼の棚の上のコレクション(写真)に、ハリーの母親も 後に闇の帝王となってしまった生徒のトム・リドルもいるんですね。ハグリッドは、優秀な生徒がお気に入りのようです。だからダンブルドアは ヴォルデモートと闘う術を見つけるためにと、ハリーがトム・リドルと親しかったスラグホーンに取り入って 本当の記憶を明かすよう説得させるのでした。
記憶が液体に詰まっていて、それを水(?)に垂らすと見ることができる!という発想がおもしろいと思いました。ダンブルドアは、初めてヴォルデモートまたの名をトム・リドルに会ったときの記憶をハリーに見せました。でもスラグホーンの記憶は改竄されていたのです。フランシスのお話に続くハリーとの心に浸みる会話の後、スラグホーンが 本当の記憶を引っ張り出して液体に入れるところも発想が生かされていていいな〜と思いました。トムは ”有史以来最も危険な闇の魔法使い”になってしまったけど、憎しみより切なさを感じてしまいます。
ハリーは 魔法薬”フェリックス・フェリシス=幸運の液体”をスラグホーンからご褒美に貰います。それというのも、 ハリーがたまたま借りた”闇の魔術に対する防衛術”の教科書、それは”半純血のプリンス”蔵書だったというのですけど、それのおかげです。そこには、”セクタム・センプラ”って敵を倒す魔法も書いてあります。ハリーがその薬や魔法をいつ使うのか、というのが気になるところでした。クィディッチのシーンもまたやっぱり入るのね〜と思った ロンの活躍に、幸運の液体をフェイントで絡めつつっていうのが上手いな〜。まっ当然肝心なところで使ったわけですけど。セクタム・センプラについては、倒れた敵だけでなく使う方も心が傷つくのよね。でもそれが通用しない人物もいたわけです。
”半純血のプリンス”ってどんな生徒だったのかな〜、今はどんな人物になっているのかな〜と思っていたら、なんと! ・・・セブルス・スネイプは今回、ドラコ・マルフォイが闇の帝王の望みを果たすのを見守り、また全力で彼を危険から守り、もしドラコが失敗したら代わりに闇の帝王の命令を遂行することを誓うのですが、彼ってダンブルドア校長が信じているという人物だったのではなかったか。そもそもなぜ信じているのかもわからない。それがわかる過去を知りたいな〜。今までに描いてたのかな〜、UKIUKIは覚えてないんです。なんともよくわからない人物だと思っていたら、あの結末の悲劇!! ヴォルデモートを油断させるため、ダンブルドアと あ・うんの究極の行動だったのでしょうか? それともやはり闇に捕り込まれたのか?
それにしてもドラコ・マルフォイは今回ずっと危うい存在です。いかにもヴォルデモート側に選ばれなのか利用されなのか操られていて、逃れたくても逃れられずに従うしかないのだと自分を追い込んでいても実は苦しんでいるというふうです。自ら(かな?)闇に落ちていったトム・リドルもだけど、闇に引きずり込まれていくドラコ・マルフォイを救うことはできないのかと思わずにはいられませんでした。
さてスラグホーンの記憶から見い出されたヴォルデモートと闘う術とは、ヴォルデモートが不死身になるべく その数だけ殺人を犯して自らの魂を分割して隠したという”ホークラックス=分霊箱”を 全て破壊するということ。今までにヴォルデモートの母の指輪やリドルの日記を破壊してきたし、他の分霊箱を全部見つけ出して破壊すれば倒せるというのです。
校長は、ヴォルデモートは分霊箱には「痕跡を残す」って・・・えーっ!!それを聞いたとたん、UKIUKIは ハリーー・ポッターの額の傷はもしかして!?!と思ってしまいました。。。
っで結局分霊箱はあとひとつも破壊できなかったばかりか、というのも本物の分霊箱は盗まれていたのです。盗んだと書置きしてるRABって? そして衝撃のラストを向かえ、まだまだ先があるんだという終わり方でした。いったいどれだけ? えぇ〜あと何話?
ハリーは、ダンブルドアの遺志を引き継いで”選ばれし者”の僕だけがヴォルデモートを倒せる!と、母の死を無駄にしないためにとも言ってましたしね、学校を離れて分霊箱を探しに行くことを決意します。ロンとハーマイオニーも一緒に行くんだそうです。今後の展開はいかに?! ホグワーツ魔法学校の中の映像が好きだったけど、がらりと描かれる舞台が変わるのでしょうか。それも楽しみです。そしていつか、セブルス・スネイプの正体とハリーー・ポッターの額の傷の秘密を、見届けたいと思います。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
結局原作に手を伸ばすこともなく、この物語に特別な思い入れはないものの、映画を観るとやっぱり おもしろい!!と今回も改めて思ったのでした。作り込まれた映像が最高です。ダークで重い内容のシーン観てても、とにかくなんか楽しいな〜って感じ。
今回5年生となったハリー(ダニエル・ラドクリフ)とロン(ルパート・グリント)やハーマイオニー(エマ・ワトソン)とその仲間たち。ハリーが校外で しかもマグルの 面前(人間界)で魔法(守護霊の呪文)を使ってしまったことで、ホグワーツ魔法学校そして魔法界から追放されそうになるところから始まりました。そしてそれはダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)の証言で無罪になったものの、魔法省は”闇の魔術に対する防衛術”を担当する教師としてアンブリッジ(イメルダ・スタウントン)を送り込み 校長やホグワーツに圧力をかけてきますし、また校長は ハリーを守ろうとして ハリーを苦しませたくなかったからなんですけどね ハリーと距離を置いた態度をとり続けます。それというのも いよいよヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)の復活に物語が進んできたからなんです。
学校に戻ったハリーは孤独でした。周りからの疎外感と共に、ヴォルデモート卿の復活を口にするハリーへのアンブリッジの仕打ち。また彼女は、防衛術と言っても理論的な知識だけしか教えようとしません。でもヴォルデモート卿の不吉な企みをくい止めなければなりません。闇の帝王復活に目をつぶろうとする魔法省に対して、復活した闇の帝王の脅威に立ち向かおうとする秘密結社”不死鳥の騎士団”の存在を知って、ハリーは仲間たちと秘かに“ダンブルドア軍団”を結成して、実際の危機に役立つ防衛術を磨き始めます。
初代騎士団の写真、14年前ですね、仲間のネビルの両親もハリーの両親もシリウスも・・・。拷問に負けなかった両親を誇りに思っていてもその苦しみを引きずっているんだろうな〜ってネビル・ロングボトムや、ハリーと同じモノが見えるという ちょっと変わった雰囲気のルーナ・ラブグッド、前回セドリックを亡くした悲しみとハリーへの想いに戸惑うチョウ・チャンの存在。いろんな要素が、物語を膨らませています。そして前回までUKIUKIとしては謎の部分が大きかったシリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)という人物や、ハリーの父親のことや、なんといってもハリーとヴォルデモート卿の”絆”・・・といったことがかなり描かれていく展開に、ドキドキしながら観ていました。でも、もっと知りたい! どうなるの!?というのが、この物語を魅力的にしてるんでしょうね〜。
派手なパフォーマンスの躍動感はあまりなかったけど、物語的におもしろかったです。見どころはハリーの宿命に関するところ、ハリーの苦しむ姿がいっぱいでした。ハリーとの絆を利用しようとするヴォルデモートが欲しがる”予言” その球を手にしたハリーだったけど・・・。宿敵であり強敵でもあるヴォルデモートだけど、ハリーはそんな帝王にはない(帝王が知らない)”力”を持っていたんですね。どんな”力”かな〜と思ったんですよ。 ”守るべきもの”・・・ときに弱点にもなりそうなものだけど、なるほど〜!と思わせてくれました。
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
ホグワーツ魔法学校の4年生に進級したハリー、ロン、ハーマイオニーの3人。今年は伝説の“三大魔法学校対抗試合”がホグワーツ主催で復活することになり、代表選手が3つの戦い(危険な課題)に挑み、優勝者は”永久の栄光”を手にするという。17歳以上という新ルールができたのにもかかわらず、何者かの企みでハリーも4人目の選手に選ばれてしまいます。
やっぱりなんといってもハリー・ポッター シリーズは映像が好き。眺めているだけで楽しい。そして綺麗。CGいっぱい使いまくっているってわかるけど、この作品に関してはそれでどんなふうに楽しませてくれるの!?って感覚でかえっていいんですよね。といっても今回、ダークな雰囲気が多かったような気がします。時々ドキッとするような酷いシーン(手をフォークで突き刺したり、腕を切り落としたり突き刺したり、ハリーの腕も切りつけられてたし・・・)もあるけど、現実とかけ離れた物語だから、気にしないことにします。
またこのシリーズ、キャラクターへの思い入れとか俳優さんへの関心とかがあまりないのに作品を楽めるっていうのも、UKIUKIには珍しいことのような気がします。
今、心に浸みる作品観て感動するには、心の空き容量が少ないので無理。だからと言ってはなんですが、この作品は楽しめました。
オンボロ・ブーツが新アイテムの”ボート(移動)キー”になってるのから始まって、 ”クィディッチ・ワールドカップ”にやってきたら、 魔法で小さいテントの中がゴージャスな部屋になってるっていうのが楽しかった。でもその直後、デス・イーターが登場し、何やら怪しい雰囲気になっていきました。
雲か煙のような”モースモードル(闇の印)”から、歯だけが飛び出してくるのも面白い。
ハリーが手紙のやり取りしていた”シリウス・ブラック”というのが誰なのか、あれれ分からなかったけど、まあいいや〜。
この作品、前作のほぼ2倍の量の原作を約2時間半にまとめたそうで、大急ぎで原作にあることを忠実にやるのではなく、作品を分かりやすくおもしろくするために、かなりの部分を省略しなにか変更などもしてあるそうです。物語で読めばまた内容も広がり、より深く楽しめるのでしょうね。前作を観たとき原作を読みたい気分になったりもしましたが、どうせなら初めから〜と思うとちょっと大変そうで、表面的なことしか観ることができてないかもしれないけど楽しめてるからいいや〜と、映画しか観てません。でもシリウスはともかく、全体的には今まで以上に分かりやすくできていると思いました。
闇の魔術と戦うには、”許されざる3つ呪文”を教えなければと、それは”服従の呪文”と”磔の呪文”と”死の呪い”だそうで、かつて死の呪いで生き残ったのはひとりだけって、ハリーのことなんですね!? 13年前に何があったのか、額の傷の意味が、UKIUKIにはまだはっきり分かりません。
ロンとの友情に亀裂が?という一幕もあったりしたし、でも予告にあったハリーのチョウへの恋心がどうとかっていうのは、どうってことなかったような感じでした。
ところでメインテーマの3つの課題に挑むハリーたち。
まずドラゴンと戦い金の卵を手に入れます。魔法の杖で飛びまわるのは、やっぱり爽快です。そして卵からのヒントで、次の課題は水中で1時間”宝”を探すということがわかりました。つまりそれは”友達”を水魔から救うということだったのですが、エラ昆布を食べてエラができたハリーったら、人質すべてを助けようとするんですもの、「実に気高い行いじゃ!」って褒めてもらえたし、まるで大輔だったよ(笑) 最後は、迷路で優勝杯を見つけた(取った)者が優勝ってことでした。迷路の中では人が変わる、自分を見失わぬよう!ということでしたが、ハリーは自分を見失わなかったし、セドリックもそれに応えようとしてとってもいい感じ、二人で一緒に優勝杯を持ち帰るんだ!・・・とはならず。。。
最後になって、そういえばオープニングでヴォルデモート卿の「あいつが肝心なんだ。あの小僧抜きにはできん。」という命令がハリーの悪夢に出てきていたのは、こういうことだったんだ。なんとヴォルデモート卿復活のために、仕組まれていた謎がが明かされていきます。
セドリックはほんとうにいい青年でしたよね。ハリーと同じようにフェアプレーで。。。ハリーが彼を父親の元に連れて帰ってあげられて、悲しかったけどほんとうによかった。このときだけはUKIUKIも、ウルウルしてしまいました。ダンブルドア校長の追悼の言葉通り「セドリック・ディゴリーは、思いやり深く、正直で、誠実で、勇敢な青年じゃった。最後の最後まで。」でした。
セドリックの死は無駄にならず、三大魔法学校対抗試合に集まった者同士の友情の絆はいっそう強まりました。今後は復活したヴォルデモート卿との闘いが、展開していくのでしょうか。。。
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
面白かったです。すごーく楽しめました。「賢者の石」ではすっかり楽しめてお気に入りになりましたがおこ子さまっぽさが充満してたし、「秘密の部屋」ではキャラクターや映像的により楽しめましたが''学校の〜''風な雰囲気でちょっぴり馴染めないシーンもあったのですが、シリーズ3作目この「アズカバンの囚人」は文句なく楽しめました。ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)とロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)らはホグワーツ魔法学校の3年生になって、前2作ではハーマイオニーだけがおマセさんだったけど、今回はハリーとロンもぐっと成長して思春期の青年という感じになってます。
いきなり新学期前バーノンおじさんちでお世話になる身のハリーが、父や母を侮辱されたことにキレます。むちゃくちゃ感じ悪いお客のマージおばさんに''黙れ!ダ・マ・レ!!''って、よく言ったカッコイイ!このシーンで、おっ もう子どもじゃないってインプットしましたね。で校則違反の魔法をかけてしまうんだけど、思いっきり愉快で、しかも人間の世界での現実的な感情に共感していたUKIUKIを一気に魔法の世界の物語に送り出してくれました。見事だわ〜ありがと〜〜〜。
そしてこのキレハリーのほか、物語が進んで両親の死の経緯や関わった人物のことを聞いてしまいショックや怒りの感情が沸いてくるハリーや、また吸魂鬼ディメンターの影響や死の恐怖と闘うハリーなどなかなか良かったです。今までは中心的なキャラクターだけど特に思い入れはなく物語全体を楽しんでいたのですが、今回はハリーに注目してしまいました。
それもまぁしかたないです。今回はハリーに焦点をあてた物語で、ハリーに危機迫る! 命を狙われて死の恐怖を感じながら、両親の死にまつわる謎の渦の中に・・・そして意外な真実が明かされていきます。と言っても全部がスッキリしない、まだまだ謎は広がってくるって感じです。
ところでこの作品は原作にある内容を省いてあったりしているそうですが、過去の出来事についてはハリーと一緒に彼自身の秘密や両親に起こったことがわからないというふうで、気にしないでいいか〜なんて思うのですが、他はどうなのかなあ。。。3作目にして初めて原作を読んでみたいな〜って気になってきました。
また時間を逆戻った展開も、この世界だったら無理なく自然に受け入れられて、あぁあの時あそこに〜・・・って、そのうち先が読めてしまったっていうのもあるんですけどね、それでも面白かったです。
とにかく楽しめる要素がいっぱい!なんやかんや言っても、どのシーンも映像の隅々まで楽しめるのが嬉しいです。特に前2作でお気に入りだった魔法のアイテムに加え''怪物化した教科書''や''忍びの地図''やハーマイオニーが持っていたあの''クルクル(?)''ってのとかもお気に入りになりました。物体や植物や写真の被写体、絵画だけでなく落書きの絵までに生命が宿っているように動いてたり、小物が動いていたり、これらは魔法のエネルギーで動かされて意志はないようようだけど・・・。ディメンターたちが群れ恐怖が襲ってくるシーンも空を飛ぶシーンのスピード感も良かったし・・・。それに魔法があちこちで見られて楽しいの。みんな魔法が上手になっててスゴイんだ。もちろんハリーには類い希な才能が感じられました。
監督が替わって、ハリーたち(俳優さんたち)が成長して、そして今もヴォルデモートの忠実なしもべでアズカバンから脱獄してきた殺人犯シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)や、''闇の魔術に対する防衛術''のルーピン先生(デイビッド・シューリス)や、吸魂鬼ディメンターたち、また''占い学''のトレローニー先生(エマ・トンプソン)といった新しい登場人物や、新しいダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)も加わって、もちろん原作が面白くて、脚本が良くできていて、CGの効果をふんだんに使って・・・いろんな要素が一緒になって素敵な作品になっています。
今後がますます楽しみです。
ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターが親友のロンやハーマイオニーたちと、ボグワーツ魔法学校の2年生になって戻ってきました。ところが、かつてサラザル・スリザリンによって作られたという''秘密の部屋''が再び開かれたらしく、つぎつぎと起こる事件にボグワーツ存続の危機が迫ります。
ハリーの耳に聞こえる怪しい声、もしやハリーこそスリザリンの継承者では?と思いつつ、次々と躍動感のある展開にハラハラドキドキ。それにしても、みんなに「あぁ君がハリー・ポッター」と言われるのがどうしてなのかそれが未だに謎なUKIUKIです。ダンブルドア校長の理解に支えられて大活躍のハリーだけど、50年前にダンブルドア先生が同じように見守っていたトム・リドルの正体が鍵。ついに''秘密の部屋''にたどり着いたハリーが、ひとまわり大きく成長し随分たくましくなった姿を見せてくれました。
SFやアニメに限らず現実離れした内容の作品でも、ふと現実を省みて心に染みる感動を味わうことや或いは不安や不快感を感じることってよくあるのですが、この作品では全く現実を省みることなく、すっかりその世界に入って楽しめるというUKIUKIにとっては珍しい感覚を味わうことができます。
映像的にも見応えあるシーン満載で飽きることなく楽しめましたが、写真の中の被写体が生き生きと動いているのが地味ながらUKIUKIのお気に入りです。
ハリー・ポッターと賢者の石
子どもの時におとぎ話を読んで、その世界に入り込み、ドキドキわくわくしたのと同じ感覚が、この映画を観て沸き上がってきました。それはサスペンスを観ている時のドキドキでもなく、SFを観ている時のわくわくでもなく、魔法使い・・・、不思議の国・・・、森に迷い込んで・・・に夢中になり、そしてこんな生き物いるわけないよと感じることもなく受け入れているあの感覚です。大人になって、またこんな気分に浸れるなんて思ってもみなかったので楽しかったです。
私は読んでないのですが、原作に忠実に作られた映画だということで、それが良かったのだと思いました。ストーリーも俳優の演技も、特別な奇抜さがあるわけではないところがよかったです。ストーリーそのものと、それを表現する映像がみごとで、映画にした値打ちを感じました。ポスターや予告で子ども達を見て、クセがあって馴染みにくそうな印象をもっていたのですが、全くそんなことはなくて、ふつうの子どもっぽくて(魔法使いなんですけどね)、かわいかったです。
ちょっとしたところで私が好きなのは、ハリー・ポッターがホグワーツ行きのホーム9と3/4番線に入っていったところ、''透明マント''と''みぞの鏡''のところでした。
余分なことかもわかりませんが、ヴォルデモートが悪に走ったいきさつや、ハリー・ポッターの両親がどうして戦ったのか、彼の額の傷にかけられた邪悪な呪いについて、そして賢者の石の存在について、いつかもっと詳しく知りたいなと思いました。