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隣のヒットマン


 ジミー・チュデスキ(ブルース・ウィルス)は、''チューリップ男''と恐れられるマフィア御用達のヒットマン(殺し屋)。17人を殺し、ボスを売った男。
 ニコラス・オゼランスキーは、悪妻と義父の残した借金に苦しみながらも、地道に人生を送っている貧乏歯科医。そんなオズの隣に、5年の刑期を終えて釈放されたジミーが越してきたのだから、さあ大変。

 Dr.オゼランスキーって、本当にいい人です。だれの命も大切に思い、正直で、欲がない。なのに妻には保険金目当てに命を狙われ、チュデスキとヤンニ・ゴーゴラックのマフィア抗争に巻き込まれていくのです。

   オズとジミーのちょっと危なっかしい微妙な関係がおもしろい、とっても愉快なドキドキ感をあじわえるサスペンス。あれっ、コメディーかな。ひょっとしてラブストーリーかも。とにかくシリアス好み?の私が、なぜこういう雰囲気を受け入れられたのか、自分でも不思議です。初めから終わりまですっかり楽しませてもらいました。

 ジミーの子分らしいフランキー・フィグズの存在感がまたいいですね。ジミーの妻シンシアもこの中では特別なキャラで雰囲気を引き締めています。
 オズがフランキーのホテルに行ったら、ジミーが座っていた時のシーンが最高に笑えます。後半からハッピーなラストシーンへの展開もおもしろかったしよかったです。