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モンスターズ・インク


 ''モンスター・ワールド''というものが存在し、そこでは''子供の悲鳴をエネルギー源にしている''という発想がおもしろいです。おまけに人間の子供は有害で、触られると死ぬんですって。
 分かりやすいストーリーで、子供は子供なりに、大人はまたそれなりに充分楽しめる作品だと思いました。

 エネルギー供給を社命とする''モンスターズ・インク(社)''では、業績アップをめざして社員たちがしのぎを削っています。
 企業の内側、工場の内部、そしてセキュリティー・チームの登場のしかたなど、とにかくアメリカ的な要素いっぱいのストーリーで愉快です。
 愉快と言えば、個性豊かなモンスターたちがせっせと怖さを磨いているのに、ちっとも怖くないのがご愛嬌。

 業績トップをいくスケアリークルーのサリーとアシスタントのマイクが実に人間的で、彼らの友情は重要なポイントです。
 ところがある日、サリーにひっついて小さな女の子がモンスター・ワールドに来てしまい、大騒動になります。サリーたちはこの無邪気でおてんばでとっても可愛い女の子に手こずりながらも、だんだん情がわいてきてしまいます。

 前半は愉快なシーンばかりなのですが、後半めりはりがあって、ドキドキしたりジーンとしたりで、ラスト感動してホッとしたのですが・・・。NG集なるものでワハハーって笑って、あー面白かったと満足しました。

 それと、嬉しいおまけ付き。アニメだったら字幕にこだわらなくてもいいかなという気が少しはあったのですが、たまたま字幕で借りて大正解でした。フレーズも短いし、こんなに分かりやすい英語は初めてです。分かる!が実感できる楽しさを味わいました。