わ菜園の野菜

有機野菜

2004年就農し、品目に関係なく一度も農薬・化学肥料を使わずに農業をしています。これからも使用することはありません(ただ、購入種子の中には、種苗会社によって元から種子消毒がされているものがあり、やむを得ず使用することがあります)。

肥料

2016年現在、肥料は動物性、植物性両方使っています。牛糞堆肥と米ぬかを混ぜて発酵させた自家製堆肥もつくっています。有機発酵肥料はアミノ酸(グルタミン酸など)が豊富なので、これを植物が吸収することで化成肥料にはない効果が生まれます。

動物性肥料 発酵鶏糞(多気町 大西養鶏場) 牛糞堆肥(玉城町 小林牧場) フィッシュアミノ7(魚液肥)
植物性肥料 米ぬか(コイン精米機) もみ殻(カントリーエレベーター) ソルゴーなど牧草や雑草などの緑肥
ミネラル肥料 牡蠣殻石灰(鳥羽市開発公社) 天然流マグ24【ナイカイ商事】  ニューエコマグ【ナイカイ商事】 草木灰(薪ストーブ由来)

薬を使わないで野菜は平気なのか

野菜

例えば小松菜などの軟弱野菜は、害虫が多い時期は防虫ネットで防ぎます。土づくりや、ミネラルをしっかり効かすことも病害虫対策ではとても大事なポイント。病害虫が「この野菜はしっかりしていて食べづらいからやめておこう」というのがベスト。でもやられるときは、やられます…(泣)。夜ヘッドライトを付けて虫取りして回ることもあります。

雑草

野菜

草はどうするのか…

  1. 手で取る
  2. 管理機で耕うんする
  3. 草刈り機で刈る
  4. ハンマーナイフで粉砕する
  5. 「けずったろー」で削り取る
  6. 「たがやすパワー」で除草する
  7. 生分解マルチを張る
  8. 防草シートを張る
  9. あきらめる
  10. 気にしない

野菜を育苗する土は、もみ殻や牛糞堆肥、木くず、落ち葉など、その時々に手に入る有機物を数年堆積して腐葉土となった土をふるいにかけ、もみ殻くん炭を混合したものを使っています。難点は堆積中に草が生えての種が混じりやすいこと。防草シートをかけて草を防いだり、米ぬかを混ぜて土ごと発酵させて種を殺します。あまり気にしないことも大切。

生活にも

生活の面でも、環境にあまり負荷をかけないような暮らしがしたいと考えていますが、けっこう大変です。春から秋にかけては、トラクターはBDF(てんぷら油)を燃料にして耕うんしています。暖房は薪ストーブ、お風呂は太陽熱温水器+薪ボイラー、屋根には太陽光パネルを設置しています。

薪ストーブ

薪ストーブ

太陽熱温水器

太陽熱温水器

薪ボイラー

薪ボイラー

太陽光パネル

太陽光パネル