三重県松阪市で左官業を営んでいます。 左官鏝その5
西浦左官店
HOME Information 壁の施工例 タイルの施工例 真壁と大壁
壁の種類(内装) その他の工事例 材料と施工の解説 介護保険 お問い合わせ ステンレス


壁の塗りかえ

壁の塗りかえ(内壁)施工例を紹介しています。

1.施工前の綿壁 2.下塗り施工後
     施工後、数十年が経過し、壁の所々が傷ん
     でいます。



     古くなった綿壁を取り除きました。その際に剥
     離材を使用します。写真には写っていません
     が、畳の上に汚れ防止のシートを敷いていま
     す。



3.下塗りが完全に乾いた状態 4.上塗り施工後
     下塗り剤が完全に乾燥した状態です。



     上塗り剤を施工した直後です。壁が乾いてい
     ないので、中央の艶はフラッシュjの光です。
     

       ※ 写真の施工例は、土曜日に壁剥がしと下塗りを行い、日曜日を挟んで月曜日に上塗りを行
          いました。上塗りが完全に乾くまで2〜3にち必要です。8月の壁に掲載させて頂きました。




外壁の塗りかえです。

   改装工事に伴い、外壁に固定されていた設備や
    パイプなどを撤去しました。その際、上塗りが剥
    がれ落ちたり、施工出来なかった部分のあるこ
    とが分かりました。下塗り材が施工されているの
    で、壁の強度に大きな問題は有りませんが、パ
    イプの穴も残っていましたので、ご施主さんとご
    相談させて頂き、配管から右の部分を塗りかえ
    させて頂きました。
    ご紹介させて頂いた施工は、塗りかえよりも
    
補修の作業になるのかも分かりません。
    以前より施工されていた壁材料と、全く同じ
    材料が用意出来ない場合もあります。
    しかし、出来る限り近い色、近い材質の壁材
    料を探せば、色や風合いなど以前の壁に近
    づけることが出来ます。
    
    ※ 同じ材料を使用しても数年前に施工され
    た壁と、全く同じ色や、同じ質感を出すことは、
    左官職人にとっても難しい技です。






塗りかえ(内壁)の作業

※6畳から8畳間の一部屋を塗りかえる際の作業工程です。

                      その@

部屋の中の絵や写真、家具や電化製品を部屋の中央に整理して集めます。壁から
約1.2m以内(脚立の巾)は何も無い状態にします。荷物が多い場合には部屋の
外に出します。(畳やじゅうたんはそのままで結構です。)


                      そのA

古い壁を剥がさなければならない場合、壁を剥がした際にでるゴミを受けるための養
生をします。(畳やじゅうたんの上にシートを貼ります。)


                      そのB

古い壁を剥がす場合は剥がすための材料を塗り、古い壁に一定の水分を持たせて
から鏝(こて)やへらで剥がしていきます。剥がす必要が無い場合は、壁の下地を
造るために下地材を塗ります。


                      そのC

下地材の乾燥が速い場合は、その日のうちに上塗りが可能です。下地材の乾燥が
良くない場合でも、翌日もしくは2〜3日後に上塗りを行います。
          
※壁下地の状態や上塗り材の種類次第ですが、乾きの早い材料の場合1〜2日で
  壁の塗りかえが終了します。しかし、上塗りの壁材料が完全に乾くまで2〜3日必
  要ですので家具などを元の場所に移動する場合は、塗ったばかりの壁にあたら
  ないように十分注意して下さい。


           【左官で使う道具の紹介】

左官刷毛 ミキサー タッピング ゴムバケツ
  塗りたての壁の縁周
  りを掃除します。
  コンクリートや壁の材
  料を沢山練ります。
 コンクリートの石を沈
 めます。
 錆びずに丈夫なバケ
 ツです。