大紀町の山々に囲まれて



平成25年3月30日
咲かない桜
桜前線はとっくに北上したというのに、今年は枝いっぱいに満開に咲き誇る桜は見られなかった。
咲いていても先の方にほんの少しだけ。花のない桜の木は淋しいものである。
こんな年は初めてで、気候の所為?、小鳥の仕業?はたまた地震の前触れ?という人までいるが、 私は、気候の所為で食べ物が少なくなった小鳥の仕業だと思う。
なぜならば、写真の鳥が私の目の前に桜の蕾を落としてきたから・・。


平成25年3月23日
小さな命の「誕生」
甥夫婦に男の赤ちゃんが出来た。
おばあちゃんになった義妹に付いて私も、赤ちゃんのいる産院へ連れっていただいた。
明るくきれいな産院で、新生児室にはモーツアルトの曲が小さく流れ、ベビー達がガラス戸越しに半円形に20人ほど並んで寝かされていた。
大きな欠伸をしている児、全身を震わせ真っ赤な顔で泣いている児、そのそばで静かに眠っている児、いつまで見ていても見あきない。
ガラス戸のこちらの大人達はみんな笑みを浮かべてそれぞれの赤ちゃんを眺めている。
わずか5cmにも満たないような小さな足、小さな爪。生まれたばかりなのに大声で泣き、看護師さんに抱かれるとピタリと泣きやみ、 まるで生きていく術を知っているかのようなこの児たちを、一体だれが作りたもうたのだろう?不思議な感動をおぼえた。
甥に似ている小さなベビーちゃん(コウタくん)を見ていたら、 ふと、生前母が「子供は先祖からの贈り物、大事に育てるように」といっていたことを思い出した。


平成25年3月17日
知らなかったわ「イモビライザー」
我が家に新しい車が来た。
昼間乗り心地など試している時は気付かなかったが、夕方ふと車の中を見ると何かのランプが付いている。
どんなランプなのかとドアーを開けると消え、閉めるとまた付く。
どこかが半ドアーなのか?それとも何かがON?
以前の車で点灯したままの警告灯に悩んだこともあり、気が気ではない。 子供のようにドアーを開けたり閉めたり、開けたり閉めたり。
それがセキュリティの働きをしている「イモビライザー」だと教えてもらい、初めて知った。
みんなが知っているのに、自分が知らないことがまだ沢山ある。


平成25年3月2日
「誤認」無理もない
飛び立つ白鷺を追ってカメラを向けていたら、カメラに「顔確認」のマークが出た。
早朝で人影もない時なので不思議に思い、ズームアップしてみたら・・アハハご覧のとおり。
今まで木の枝や葉で隠れていたためか全然気付かなかった。
この美人を目ざとくキャッチとは、さすが今時のカメラは性能がいい。


平成25年2月14日
三度目の御奉公
昨年暮れに実家から採れたての野菜を沢山いただいた。
その中に、土の着いた葱が一束あり、お正月に美味しくいただき、残った株の部分を 畠に埋めたら、又葱が育ってきた。が、楽しみにしていたある日、猿の軍団に全部食べられてしまった。
食べ残された株の部分をプランターに植えてみたら、又葱が生えてきた。
三度目の御奉公とは・・、葱の生命力の強さをつくづく感じた。


平成25年2月9日
新宅訪問
息子宅が新しい家を購入した。
招待を受けて、今日は初めての新宅訪問。 流行を取り入れたシンプルで、明るく、上品な家だった。
環境もいい処で、私は大気に入り。
何ひとつ出資できなかった私達だったが、私は自分が購入した程嬉しくて、涙がこぼれそうだった。
これからが大変だろうが、頑張ってほしい。


平成25年1月22日
「エンジン警告灯」の点灯
我が家の軽乗用車の「エンジン警告灯」が点灯したままで消灯しない。
説明書によるとこんな場合、エンジン電子制御システムに異常のある時、又は電子スロットルに異常のある時とある。
今のところエンジン音に異常なく、普通に走行できるが、電子スロットルの異常を考えるととても怖い。
10年以上も乗っているし、修理には10万円ぐらいかかるそうだし、今年は車検もひかえている。
どうするべぇ〜?買い換える潮時かも。


平成25年1月6日
祈ってます
知人の娘さんがクモ膜下出血で入院・手術を受けられた。
知人の心境を思うと回復を祈らずにはいられない。
イブの日に倒れられたと聞くが、いい奇跡が起きることを願っている。


平成25年1月4日
ウイルス対策ソフト
昨年末、某ウイルス対策ソフトのCDを買い、パソコンに入れ、アンインストール、インストールするが 「しばらくお待ちください」の表示がでたきり進展なし。
製品会社に電話すると他のウイルス対策ソフトが邪魔をしている可能性があるので関係ソフトをアンインストールしてくださいとのこと
それらのソフトを探し手動でアンインストールし、又初めから入力するが、 今度は白紙のウインドウになり進展なし。
電話も繋がらないのでそのまま年を越し
新年になり、もう一度電話で聞くと白紙の状態の質問が多く来てますが、 はっきりしたとこはわかっていない。今度は一度ウェブから入力してくださいとのこと。
言われた通りウェブから入力するが又白紙。
一体どうなっているのか?前年も前々年もスムーズにこのソフトを入れたのに・・
繋がらない電話を待ってもう一度聞くと男の方が、ウェブから入ってオプションで何かを入力、何かをチェック、これでやってみてくださいとのこと。
今度はあっさり完了した。
一体何が原因だったのだろう?最後の電話では54分も待ったのに。


平成24年12月28日
自作「しめ縄」
友達に稲ワラをいただいたので、今年はそれで「しめ縄」を作ってみた。
「しめ縄」はその家に、その年の”年神さま”をお迎えするもの。素人の自分が作ったしめ縄では何となく心細くもあるが、 この自作「しめ縄」の所為にされたくないので、来年はいい年であってほしい。


平成24年12月16日
選挙の投票立会いをしていて
頼まれて衆議院議員選挙の立会いをした。
投票にみえた方々は、係り員に説明を聞き、それぞれ「小選挙区」「比例代表」「最高裁国民審査」の三つの投票箱へ投票されて行く。
私は立会いをしていてふしぎに思うことがあった。
「国民審査」のことだ。
国民審査は”やめさせたいと思う裁判官の上に×を記入する”のであるが、 大抵の人は「国民審査」に投票用紙をそのまま投函されていく。が、中には記入していられる方もみえる。
それはそれでいいのだが、はたして本当に判って記入されていられるのだろうか?お年を召された方に多く、私にはそのように思えない。
それに、多くの無記入投票もムダなことだ。 今の様な名前も顔も知らない人を辞めさせるということを問うよりも、もっと違った国民審査の方法ってないのだろうか?


平成24年12月2日
「忘年会」のカラオケ
コーラスの先生が教えていられる、もう一つのコーラスグループと合同で忘年会をした。
カラオケが始まったら、相手のグループの方々は皆さんお上手、全員が生き生きとカラオケを楽しんでいられる。何よりパワーが違う。
それもそのはず、私達のグループでは私が上から三番目(年齢が)だが、そのグループでは一番上の人でも私より10才近く年下だった。
若さが違っていたのだった。実に楽しそうだった。
隣に座った人と一緒に私も、今習っているまだウロ覚えの「少年時代」を歌ったが、 カラオケなどしたことのない私が陽水の曲を歌うなんて・・普段では考えられないこと。お茶にでも酔っぱらったのかなぁ?
先生がお休みでヨカッタ。


平成24年11月30日
朝の「冬のソナタ」
韓国ドラマ「冬のソナタ」が今、民放で朝の8時から放映されている。
私は以前のMHK放映での時、初めの方を見そびれたので見始めたが、 改めてこのドラマが、よく考えられたクオリティの高いドラマであることに気付いた。
特にチュンチョンの高校生の時の二人がいい。 ユジンの揺れる乙女心、チュンサンの少し不良ぽい蔭のある転校生。この伏線があってこそ、あとの切なさがよく判るのだった。
芸術性・音楽性にも優れていて、決して「ヨン様人気」だけのドラマではないと思った。
でも放映時間がいけない。朝から切なすぎて家事がすすまないのだった。


平成24年11月20日
「平櫛田中展」を観て
弟夫婦に連れっていただき、津市で開かれている「平櫛田中展」を観にいった。
「平櫛田中」(ひらぐしでんちゅう)は明治生まれの木彫刻家、これが木から作られた像なのかとまがう作品ばかりだった。
今のようにビデオや写真が普及していない明治・大正時代に、このように立体的で繊細な表現がよく出来たものだと感心し、見入った。
どの作品も心惹かれるものばかりだったが、羽織を着、背筋をのばし、両手を膝に正座している男の人の姿に祖父が思い出され、印象に残った。
昔の人はこんなだったなぁ。凜としたものがあった。


平成24年11月15日
「森光子さん」の死
女優の森光子さんが亡くなられた。
私は森光子さんの、大女優でありながら明るく庶民的なところが好きだった。
森光子さんよりずっとお若いが、私の友人「Mさん」が森光子さんにそっくり。顔だけでなく、明快な性格も。
それ故か、森光子さんが亡くなられたと知って長年の知人を亡くしたような寂しさを感じた。


平成24年10月23日
「引揚船記念館」
きょうだい旅行2日目「引揚船記念館」と「引揚桟橋」に行った。
引揚船記念館には、戦後旧ソ連や中国から命からがら引揚げてこられた人々の様子や、抑留された悲惨なシベリア収容所の様子 などが写真やジオラマで展示されていた。
幼子を連れての葫蘆島からの引揚げ・岸壁で帰らぬ息子や夫を待った女性。
少しでもあの時代を知っている私は胸がいっぱいになった。



平成24年10月22日
「湖畔の宿」の歌
きょうだい旅行で若狭の観光ホテル「水月花」に泊まった。
「水月花」はホテルの中に結婚式場もあり、まだ新しく、静かな感じのいいホテルで、 窓の外に水月湖が見え、いかにも「湖畔のホテル」という感じだった。
私は昔聞いた「湖畔の宿」という歌を思い出した。
女優の高峰三枝子さんが歌っていた、この「湖畔の宿」の歌は

山の淋しい湖に
一人来たのも悲しい心
胸の痛みに耐えかねて
昨日の夢と焚きすてる
古い手紙のうすけむり

たしかこのような歌詞だったと思うが、哀愁をおびたこの歌は 戦時中は歌うことを禁止されていた。
唯一、明日出撃という特攻隊の人のみが許されていたと聞いた。
そのため、男の子達は次のように歌詞だけ変えて歌っていた。淋しい時代だった。

昨日生まれた豚の子が
ハチにさされて名誉の戦死
豚の遺骨はいつ帰る
四月四日の朝帰る
豚の母さん悲しかろう


平成24年10月18日
作品展に
町の文化祭作品展に出展するため、F10号の油彩絵を描き上げた。
実物のバラは一本だけ。その一本をあちらこちらに向きを変え、ブーケに仕上げた。
こんな描き方は初めてで、手芸感覚で楽しかった。
ところで、描いた絵を見てもらうのが作品展、私みたいに作品展に出展するために絵を描くというのは 本末転倒かも。


平成24年10月16日
デジカメ購入
結局カメラは部品がなく修理できないとのことで、新しいデジカメを買った
今まで長い間オリンパスの機種を愛用してきたが、フィルムカメラならオリンパスもいいが、 今はレンズが勝負の時代、ニコンのクールビクスに買い換えた。
この機種との相性のいいことを願っている。


平成24年9月29日
デジカメの修理
保証期限をとっくに過ぎた「オリンパスμ710」のデジカメが故障した。
ピントが合わなくなってしまったのだ。
購入店に修理を問い合わせたら修理代に1万円かかるとのこと。
1万円出せば新しいカメラが買える。
おまけに今使用のXDカードはもう販売されてない。
お店からも新しいカメラの購入を勧められた。
だが、修理を頼むことにした、人は笑うかもしれないが。


平成24年9月2日
枯れる
いつも見慣れている松の大木が枯れ始めてきた。
病気なのか?今年の夏の水不足の所為なのか?
原因は知らないが、夏の深い緑の中にあって松の枯れ行く色を目にするのは 心が痛む。


平成24年8月16日
後ろ姿から思うこと
かわいい頭を寄せ合って円陣を組んでいるのは”はとこ”同士、 私の甥っこ・姪っこの子供である。
頭の形が左の子はR伯父さんに、右の子はパパにそっくり。 甥っこ達の子供の頃を重ね合わせて微笑ましく思う。
これも、甥っこ達の小さい頃も知っているから思えることであり、 我々兄弟・姉妹が子連れでたびたび会える機会をつくってくれた、両親に感謝したい。


平成24年8月2日
本の内容
年を重ねると記憶力も低下してくるが、それも又いいと思えることが一つある。
それは、以前読んだ本の内容を忘れてしまい、あらたな気持ちで蔵書を読み返せることである。
今も30年位前に読んだ中里恒子著「時雨の記」を読んでいるのだが、この本の内容は一言でいえば 中年の男女のプラトニックな恋の成り行きなのだが、近年の刺激的な新書にはない、しっとりとした 上品な大人の恋の物語で私は気に入っている本だが、途中まで読んであることに気付いた。
なんと私は、楚々としたヒロインがこの世を去り、残された主人公が愛する人を偲んで・・と、 記憶していたのだが、実際は反対で、猛者の主人公が先に逝く内容であった。
どこで記憶が入れ換わってしまったのか?何しろ読んだのは30年も前。 これだから、記憶力の低下は悲しいが本を読み返す段にはいい。


平成24年7月16日
訂正(ヤブカンゾウ)
7月5日の日記でノカンゾウのことを書きましたが、 実際の花はヤブカンゾウでした。訂正します。
ノカンゾウもヤブカンゾウもよく似ているが ヤブカンゾウの方が生命力は強いらしく今でもよく見かける。 ノカンゾウの方は全く見かけなくなってしまった。


平成24年7月13日
思い出せない恐怖
近くのスーパーの出入り口ですれ違った人から 「あら、お久しぶり。こんなところでねぇ」と声をかけられた。
だが、その人に見覚えがない。年は私よりお若そうだが・・もしかして同級生? でも、覚えがない。近くの人ではなさそう、どこで出会った人だろう?
相手の人はなおも親しそうに話かけてこられるが、全然思い出せない。 話の中からヒントを得ようと、有りっ丈の脳細胞に活を入れるが何も出てこない。
まるで記憶喪失にでもなったようで、得体の知れない恐怖がつのってくる。
意を決して「あのう、すみません。どちら様でしたでしょうか?」と聞いてみると 「アラッ、○○さんじゃなかったの?ごめん。よく似てるわぁ」と、あっさり駐車場へ去っていかれた。
ヤレヤレ。只でさえ人の顔が覚えられずそれがコンプレックスな私
おまけに加齢なので「ついに来たか」と、どんなに怖かったことか。


平成24年7月5日
消えゆく野の花たち
川べりの草むらの中に蕾のノカンゾウが一本淋しげに立っていた。
昔はこのあたり一面にノカンゾウが咲き乱れていたものだったが いつごろからか姿を消してしまった。
ノカンゾウだけではない、昔は当たり前のように目にしたササユリも、ほたる袋も、アザミも、見かけなくなった。
消えてゆく野の花たち、一体何が原因なのだろうか?

平成24年6月25日
『お気に入り』の曲
用事に来た息子のケータイの着メロがコルトレーンの曲だったのでビックリ!
コルトレーンが亡くなったのは1960年代半ば頃、息子の生まれる前だ。
息子とはコルトレーンの話をしたこともなかったが、私は晩年の彼のスロー・バラードの曲が好きだった。 特に、コルトレーンとタイナーとハートマンのこの3人の共演曲が・・。
息子にその話をしたらパソコンで3人での曲( my one and only love )を探し出し「お気に入り」に入れていってくれた。
http://www.youtube.com/watch?v=Qcq80dNZ_PU
あまりメジャーでは無かったがハートマンの歌い方は胸の奥に響く。
遠い日ラジオから流れていた曲。懐かしくって切ない。
大都会の夜の高級ラウンジにいるような気がする。

平成24年6月4日
鹿の朝食
毎朝のウォーキング・コースで、鹿の足跡を見つけた。
辿っていくと、道端のクローバーの一群れが茂っているところで足踏みをしている。 よく見るとクローバーの白い花や葉が食べられている。
当地では、鹿は農産物を荒らす害獣。いたるところに鹿よけの柵がはりめぐらされている。
だが、人気のない早朝に来て朝靄の中でクローバーを朝食としたであろう鹿を思うと、 同じ地球上に生きる生き物として愛おしささえ覚える。


平成24年5月27日
デッサン会
M美術協会のデッサン会に参加させていただいた。
皆さん描きなれた方々ばかり、木炭や絵の具で直線を 重ねながら、いつの間にかキャンヴァスの中には 柔らかな曲線の裸婦が現われている。
早々と描き上げ、鏡に映った虚の世界まで写してみえる方、 席を移動して違う角度から2枚も3枚も描いていられる方、 そんな方々の中に入って私の方は、4Bの鉛筆一本で 当てずっぽうに曲線を描き、描いては消し、描いては消し、 未完のまま時間がきてしまう。
悲しいような、情けないような、それでいて楽しいデッサン会である。


平成24年5月22日
新茶
今年も実家から新茶が届いた。
こちらへ嫁してから幾年月、実家にはすでに両親もいないが
毎年、弟夫婦が一年かけて丹精したお茶を届けてくれる。
有り難く、嬉しく、心して頂くことにしょう。


平成24年5月14日
ホームページのUP
思い立って10年ぶりに自分のホームページをUPさせることにしました。
ホームページ作成には少なからず自信あり(のつもり)、いざ作成をと思ったら、 すっかり手順を忘れてしまっていることに気付き、愕然とした。
そして逆に、10数年前の夢中でホームページ作成を学んでいた頃のことが 懐かしく思い出され、なかなか作業がはかどりませんでした。
私の場合、専用のソフトを使わずに、すべてソースの書き込みから 自分で行うのだが、スペルの誤りに気付かずに翻弄されたり、 昔よく使用していた java script が記憶から欠落していたりとかで 単純なページなのに幾度 index をゴミ箱に捨てたかわかりません。
つくづく加齢を感じました。これから積足して行くつもりです。

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