◆場所（ばしょ）

三重県地方卸売市場（みえけんちほうおろしうりしじょう）は、三重県（みえけん）のほぼ中央（ちゅうおう）、松阪市（まつざかし）の三渡川（みわたりがわ）の河口近（かこうちか）くの田園地帯（でんえんちたい）にあり、国道（こくどう）23号線（ごうせん）が近（ちか）く、交通（こうつう）の便（べん）が大変良（たいへんよ）いところです。 　大量（たいりょう）の物品（ぶっぴん）が出入（でい）りする市場（しじょう）の敷地（しきち）は大変広（たいへんひろ）く、面積（めんせき）はなんと東京（とうきょう）ドームの約（やく）3倍（ばい）もあります。 　市場（しじょう）には、卸売棟（おろしうりとう）、管理棟（かんりとう）、冷蔵庫棟（れいぞうことう）、加工棟（かこうとう）、関連棟（かんれんとう）、広（ひ）い駐車場（ちゅうしゃじょう）など、たくさんの食材（しょくざい）を集（あつ）め、素早（すばや）く適正（てきせい）に値段（ねだん）と売（う）り先（さき）を決（き）めるために必要（ひつよう）な施設（しせつ）が整（ととの）えられ、毎日（まいにち）、新鮮（しんせん）な野菜（やさい）や魚（さかな）が集（あつ）められ、小売店（こうりてん）や飲食店（いんしょくてん）の方（かた）たちが仕入（しい）れに訪（おとず）れています。 　これだけの規模（きぼ）の市場（しじょう）を設置（せっち）することは民間（みんかん）では難（むずか）しく、昭和（しょうわ）56年（ねん）に三重県（みえけん）が開設（かいせつ）し、公設（こうせつ）の市場（しじょう）として、津市（つし）、松阪市（まつざかし）をはじめ県内外（けんないがい）のみなさんの食生活（しょくせいかつ）を支（ささ）えています。

◆施設紹介（しせつしょうかい）

1 卸売場（おろしうりば） 9,456平方（へいほう）メートル 仲卸売場（なかおろしうりば） 5,676平方（へいほう）メートル 関係業者事務所（かんけいぎょうしゃじむしょ） 3,039平方（へいほう）メートル 買荷保管積込所（かいにほかんつみこみしょ） 2,392平方（へいほう）メートル 2 買荷保管積込所（かいにほかんつみこみしょ） 1,728平方（へいほう）メートル 3 関連商品売場（かんれんしょうひんうりば） 7,102平方（へいほう）メートル 4 冷蔵庫棟（れいぞうことう） 2,162平方（へいほう）メートル 5 製氷施設（せいひょうしせつ） 一式（いっしき） 6 倉庫棟（そうことう） 390平方（へいほう）メートル 7 加工施設棟（かこうしせつとう） 658平方（へいほう）メートル 8 水産加工施設棟（すいさんかこうしせつとう） 762平方（へいほう）メートル 9 低温売場（ていおんうりば） 500平方（へいほう）メートル 10 青果保冷配送施設（せいかほれいはいそうしせつ） 900平方（へいほう）メートル 11 管理事務所（かんりじむしょ） 1,943平方（へいほう）メートル 12 給水施設（きゅうすいしせつ） 一式（いっしき） 13 汚水処理施設（おすいしょりしせつ） 一式（いっしき） 14 ゴミ集積所（しゅうせきしょ） 470平方（へいほう）メートル 15 破砕施設（はさいしせつ） 一式（いっしき） 16 廃棄物処理棟（はいきぶつしょりとう） 105平方（へいほう）メートル 17 駐車場（ちゅうしゃじょう） 43,423平方（へいほう）メートル

卸売場（おろしうりば）

　卸売市場全体（おろしうりしじょうぜんたい）の敷地面積（しきちめんせき）は、東京（とうきょう）ド−ムの約（やく）3倍（ばい）、卸売場棟（おろしうりばとう）の面積（めんせき）は、東京（とうきょう）ド−ムの約（やく）0.6倍強（ばいきょう）です。

関連商品売場（かんれんしょうひんうりば）

　生鮮青果物（せいせんせいかぶつ）・水産物以外（すいさんぶついがい）の商品販売（しょうひんはんばい）（肉（にく）や卵（たまご）・容器等（ようきとう））や、場内（じょうない）の業者（ぎょうしゃ）が利用（りよう）する食堂等（しょくどうとう）があります。

冷蔵庫棟（れいぞうことう）

　生鮮物（せいせんぶつ）の鮮度保持（せんどほじ）のため、10度（ど）からマイナス50度（ど）の低温（ていおん）で保管（ほかん）します。

製氷施設（せいひょうしせつ）

　鮮魚用（せんぎょよう）にプレ−トアイス（厚（あつ）さ15〜25�o）を1日当（にちあ）たり5トン生産（せいさん）できます。プレ−トアイスは破砕（はさい）されクラッシュアイスで出（で）てきます。

水産加工施設棟（すいさんかこうしせつとう）

　衛生管理（えいせいかんり）の整（ととの）った専用（せんよう）の施設（しせつ）で、多種多様（たしゅたよう）の魚（さかな）を小（ちい）さく切（き）ったり、焼（や）いたり、また、パック詰（づ）めなどをします。

青果保冷配送施設（せいかほれいはいそうしせつ）

　青果物（せいかぶつ）の温度（おんど）を低温（ていおん）に保（たも）ったまま流通（りゅうつう）させるための施設（しせつ）です。コールドチェーンの実現（じつげん）のために必要（ひつよう）です。

管理事務所（かんりじむしょ）

　管理棟（かんりとう）2階（かい）の市場協力会（しじょうきょうりょくかい）と管理事務所（かんりじむしょ）は同（おな）じフロアにあります。施設（しせつ）の管理（かんり）などを行（おこな）っています。

給水施設（きゅうすいしせつ）

　市場内（しじょうない）に安全（あんぜん）・安心（あんしん）な水（みず）を供給（きょうきゅう）するための施設（しせつ）です。生鮮食品（せいせんしょくひん）を取（と）り扱（あつか）っている卸売市場（おろしうりしじょう）なので、水（みず）の安全面（あんぜんめん）にはとても気（き）を遣（つか）っています。1日当（にちあ）たり約（やく）600立法（りっぽう）メートル（25ｍプ−ル約（やく）3杯分（ばいぶん））の水（みず）を供給（きょうきゅう）しています。

◆位置図（いちず）