歯医者へ行こう!親不知抜歯編
< BACK



第1夜(2002/11/30):これが親不知か・・・

朝10時に起きる。今日は前から穴が空いていた親不知の治療があるので10:30に歯医者へ。

軽く見てもらって一言。
*「『神経を抜いて痛みを取る』『詰め物をして痛みを取る』『抜く』どうされますか?」
いきなり人生の選択。ちょっと考えた後「神経を抜いてください」と返答。

・・・その後、何本か麻酔を打って神経を抜いて

*「どうします?このまま抜きますか?」
私「・・・そうですね。抜いてください」

グググッ・・・ググッ・・・

なんか音が頭に直接響く。力任せに顔を引っ張るので歯は痛く無いけど顔が痛い。

*「えー、今日は化膿を取るために薬を出すから、来週来た時に抜くから。ただ・・・もっと専門的なところで抜いてもらうかもしれないから、そこへ紹介状書くよ
どうやらココでは無理っぽい様子。原因はレントゲン写真に映ってた歯が横向いているために抜きにくいらしい。

薬もらって歯医者を後にした。

 

第2夜(2002/12/07):一応終結?

朝10:30頃、歯医者へ行く。
*「麻酔を入れて1週間。抜けるか抜けないかは五分五分。どうします?抜くか詰めて様子を見るか。」

私「(長考の末)詰めてください。」

という訳で親不知を詰めました。で、痛みが再発するようでしたら連絡をくれ、その時抜くと。

 

第3夜(2002/12/14):意外な展開

3時過ぎ、今日は違う歯医者へ。というのも昨日の朝、母に「予約入れといて」と頼んだ所、夜「違う歯医者さんを取ったから」と返事が。まぁ、抜ける抜けないが5分5分と言ってたので仕方ないといえば仕方ないか、と。

で、今までとは違う歯医者へ到着。ここは古くからあるベテランの先生がやってる所。

・・・診察中・・・

*「えー、コレは抜けないわ。手術が必要ですな」
私「・・・はぁ・・・」
*「大きなところへ紹介状書くから。そこへ行ってきて」

で、下の歯の歯石を取ってもらい今日は終了。来年1/11に上の歯の歯石を取るのでまた来いと言われて病院を後にした。

・・・手術か・・・初めてなんだよね、手術(通院とかは経験済み)。問題は1日はおろか半日の休みすら取れない職場。土曜日が休みなので平日行かないとダメだし・・・いつ頃にしようか悩み中。

 

第4夜(2002/12/16):そして舞台は総合病院へ

朝。会社にて。上司に土曜日の事(親不知を抜くには手術が必要)を報告。
*「まず手術するのに入院するかどうか、とかそーいうの聞いて来い」正論ですね。

そして今日、朝からの仕事。普段は私一人で行ってますがもう一人付けてもらう。コレってどう考えても今日行ってこい、って事ですよね。

12:20頃。やっと仕事にキリがついたのでまず親へ報告。
・・・何度かけても出てくれねぇので事務所で電話帳借りて紹介状先の病院へ電話。

*「はい。****病院です」
私「あ、すみません。口腔外科へお願いいたします」
・・・
*「はい。口腔外科です」
私「すみません。**歯科から紹介状を頂きまして・・・」
・・・
*「すみません。予約受付は8:00〜10:00となっておりまして(現在時刻12:30)」
・・・電話で格闘中・・・
*「わかりました。では急患という形を取らせて頂きます。予約されてる方の合間に見るといった形ですのでしばらく(待合室で)待って頂く事になりますが」
ここで断っては今までの仕事が無駄になる。ので
私「それでお願いします。」


ただ、今は保険証も紹介状も家にあるので家に帰ってから行く事に。
上司にことわりを入れて、昼御飯食べずに(食べてる時間ありませんでした)帰宅。

一旦帰宅して昼御飯食べて病院へ。着いたのはいいけど私にとっては初めて訪れる場所。不安タラタラ。
総合受付に行くと「初診の外来受付へどうぞ」と言われるし。

で、歯科口腔外科へ行って紹介状を渡して待合室で待つ。周りはご老人ばかり。椅子に座ってボーっとしてるとウトウトと眠くなる。んー・・・あー・・・んー・・・

*「**さーん。** **さーん。」
呼ばれてハッと我に返る。そのまま診察台へ。

・・・まぁ症状喋ってレントゲン撮って(放射線科というのがあるそうで。スゴイね)戻ってまた待って診察台で話を聞く。
今日聞いたポイント。
1.手術は1時間くらい。入院の心配しなくていい。
2.このままほっとくとダメなので抜かないといけない。
3.(他の歯へ食い込んでるから)抜く事が出来ないので歯を壊して細かくしてから取り除く。
4.予約が12月中はどうしても取れないから1月の末頃に(それまでは薬で抑えろ、との事)。

・・・まぁ、心配してたほどでも無いそうだけど終わった後は1週間ほど腫れて痛むそうで。覚悟しとかないと。

 

第5夜(2003/03/14):いざ出陣

予約までのやり取りはこちらを参照してください。

03/01/06:親不知を抜く日を2/14のバレンタインデーにしようと思いつく→
03/01/27:病院へ電話したら2/14が無理でしたので3/14に変更→


今日は有給休暇をもらって朝から病院へ行きました。

最初は私一人で行く予定でしたが「麻酔打つと運転どころではなくなるよー」と言われ母がついてきてくれました。
はっきり言って私のつきそいなのになんだそのよそ行きファッションは(私は普段着)



09:25 病院到着

受付を済ませて「予約では10時から」ですので待合室でのんびり待つ事に。
備え付けの週刊新潮読んだりして終いにはウトウトと眠りこけてました。



10:20 呼び出し

看護婦「**さーん」

呼び出しを受けて私は一人戦場へ。

まずは先生の説明を受けました。
・アゴの骨に通ってる血管や神経を傷付けてしまうと半年から1年は腫れ上がる
・今回私の場合は血管から親不知まで距離があるから大丈夫(らしい)
・私の親不知は真横に生えていて、隣の歯が邪魔で抜けないから2つに割って抜き取る方法を取る
・ちょっと難点なのが、普通歯は2本真っ直ぐに埋まってるけど今回親不知は団子状になってるのでちょっと抜きにくいとか


説明が終わった後手術用の布(顔だけ)を被せられました。いよいよ本番です。



10:40 抜歯

※痛そうな表現がありますので一部白字で反転してあります(これでもだいぶマイルドに書いたつもりですが)

麻酔を注入。麻酔って打った瞬間が一番痛い気がしますね。苦痛の後の快楽、という事でしょうか。

ちょっと経ってビリビリと痺れは出るものの「ココ痛く無いですかー?」と言われて感覚が無くなってる事に気付きました。

・・・

ガガガガガガガガ ガガガガガガガガ ガガガガガガガガ・・・
(痛くは無いけど震動とかが頭の中を響き渡る。だいたいどんな感じなんだろう、というのが麻酔が効いてるから解らないし)

*「痛く無いですかー」
私「ぁぃ らいりょーうれふ(はい 大丈夫です)」
そんな会話が何度か。


・・・

*「はー ちょっと休憩しよか。しかし我慢強いねー」
まぁ拳法とかで身体は鍛えてますからちょっとくらいの痛みは耐えれます。まぁ今日のようなのは別ですが。
しかしこーいう事言われましても麻酔が効いてますからOKなんですけどね。
私「まぁ大丈夫ですけど、(無理矢理開いてる)口が痛いですw(と本人は言ってるつもり)」

私は昔からの花粉症。今日は病院がクリーンなのかその兆候は出ないけど鼻は詰まってて口でしか息できないし
口も鼻水などで乾燥してたまに唇が切れる事があるのでそっちが痛いです。

・・・

再開。

私「・・・!・・・!!」
ちょうどアゴのあたりに軽い痛みが。
*「大丈夫?」
私「まぁそこまで痛く無いです(と本人は言ってるつもり)」


・・・

*「はい抜けましたよー。もうヤマは越えましたので。後は(歯茎を)丸めて縫うだけですから
そっかー。縫うのか・・・。



11:20 術式終了

抜歯が終わって抜いた歯を見せてもらいました。だいたいサイコロくらいの大きさですかね。
しかし自分では(虫歯でしたから)結構大きな穴だと思ってましたが実際見てみるとそうでも無いような感じです。いやビックリ。

*「じゃあコレ噛んでて待合室で待っててくださいね」とガーゼを咥えたまま待合室へ。
そこから30分くらい待たされました。

ふとドアに書かれてる張り紙を見るとこんな一文が。
「**先生(私の担当医)の診察は40分遅れております」
私のせいか!?私のせいなのか!?予約取ったからスケジュールは合わせてあると思ったのに!?

その後呼び出しを受けて「歯を抜いてからの注意事項(風呂入るなとか硬いもの食べるなとか)」と次回抜糸に来い、という説明を受けて今日は終了。



・・・いやー、抜いた後が痛いです。皆さんも歯は大事にしましょう。

 

第6夜(2003/03/24):終幕

今日は半日有休をもらって予約した時間に一人で病院へ行きました。

受付を済ませて待合室でいつものように眠りかけていましたら呼び声が上がりましたので診察台へ。

*「はい。では今日は抜糸しますよ。」

・・・なんか麻酔もかかってないせいか痛みを感じる。

*「はい。これでOKです。えーと、これで終了ですのでまた痛くなったら連絡して下さい」

ふぃー。やっと終了。ここまで読んでいただいた方、お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エピローグ

歯の痛みも感じなくなりご飯も普通に食べれるようになりました。これで



・・・?・・・


どうやら右奥歯のまだ抜いてない親不知がそう遠くない日にデビューしそうな気配です(涙

 

< BACK