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ベルリンの壁とヤマメ

ダムは環境破壊の親玉によく言われます。徐々に進行する汚染と違い、自然豊かな渓谷などに数年で巨大な建造物が出現するからでしょうか。
一方でダムが無ければもはや都市生活は成り立たないようになっています。特に水源はダムに頼っています。毎年、夏は大騒ぎしますよね。
しかしこのままどんどん建設していってもいいのかという疑問もあります。デメリットも多いからです。一例をあげると土砂の制御が不適切な為にダムの利用自体ができなくなってきたり、下流に土砂が流れない為に砂浜がやせたり、塩害を引き起こしたり、河川の流量を大幅に減退させたり・・・といった問題まであります。つまり水没した地域はもちろんの事ですが、それだけでは無いということです。
また、ダムには魚道が設けられていることがありますが、多くは特定の種(主にアユ)が遡上できてもその他の種(遊泳力の弱い魚やカニなど)は利用できなかったりで、必ずしも効果をあげてはいないようです。(近年は色々と研究されてはいます)
ダムは世界中におよそ36000あると言われます。日本にはなんとその1割の3500程あるそうです。中国、アメリカに次いで第3位です。この狭い国土になぜそれほど?存在理由はいろいろでしょうが、エネルギー利用・利水・治水などは、必ずダムでないとできない場合ばかりでは無いのでは?
これからはダムありきではなく、多くの選択肢を用意しその中でもっとも適切な方法をとれるようにしなくてはならないのではないでしょうか。もちろん利用者がザバザバと無駄に水を使っているのならどのような方法も無駄でしょうけど。
まず最初に我々自身が一滴の水がどれほど長~い道のりを経て蛇口から出てくるのか考えてみることが大切だと思います。
川を上流と下流とに分断し、環境も全く異なって・・・まさにベルリンの壁やないですか。(勿論、ほんまもんはもう無いけど)(2007/01/01)
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