くらしのなかで
―― 建築家の視点から ――
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『だんらん』について考える
『だんらん』ということば。なんとも暖かいコトバですが、
現実の家庭ではどんなものでしょうか???
* 子供たちは食事後、サッサと自分の部屋に入ってしまう
* お父さんは今日も残業、
* お母さんは家事でバタバタ
(最近働くお母さんが多いので夜の家事は忙しい)
と、これほど家族の行動がバラバラになると
『だんらん』というものが幻想のようにも思えてきます
しかし、やっぱり『だんらん』も重要だと考える私は
その仕掛けとして 食卓の大テーブル化 を提案しています
家族全員が共有する食事の場所に大テーブルを置くことで
食卓が単なる『食事』という行為を超えた『楽しみ』のある
空間になるのではないかという提案です。
以下それによって起こりそうな(良い)こと
* ちょっと行儀は悪いが近くにTVを置いてみる。
食後にお茶を飲みながらTVをつけるのは良いではないか
* 新聞をばっと広げて読むことも出来ます。
* 食卓の上でノートパソコンのインターネット
* 小さい子供はここで宿題
* お母さんの家計簿などはここでつける
(こういった姿を子供に見せるのも教育ではないか!!)
* お父さんが遅くに帰ってきても食卓に皆がいたら
遅れて食事するお父さんと話も出来る
これはホンの一例です。
ちょっと食卓にゆとりのスペースをつくることで
食卓は食事という単一の機能を超えた働きが出来そうです
『だんらん』というものは『さあ、だんらんしよう』といって
できるものではありません。
だからこそ工夫して意識的に『だんらん』に
つながる『場所』をつくることも重要なのです。
我が家でもテーブルを改造してテーブルを大きくしています
本当は180センチ幅にしたかったのですが
私の今の住まいでは125センチが限界でした
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125センチ巾の我が家のテーブルです。
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