くらしのなかで
―― 建築家の視点から ――
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なんとなくホビースペース
この不景気のせいか？ ホームセンターの充実か？
理由はともかく、どうも日曜大工が再びブームに
なってきているように思います。
つい先日も、我がアパートの２階からノコギリの音が
そして数分後に金づちの音が・・・
ははーん、何かやっているなあと
ついついほほえましく思ったりしていたところです。
しかし、なぜか『日曜大工をしよう』という時に限って
雨が降ったりします。日曜大工に雨は大敵です
ノコギリにせよ、金づちにせよ、ペンキにせよ
やっぱり屋外でやりたいことが日曜大工には多いのです。
そうなると屋外にチョットした屋根があるとありがたいです。
では、ご家庭で日曜大工が可能な屋根はどこでしょう？？？
私が設計しながら考える一例を紹介します。
まず考えられるのが屋根付きのカーポート。
臨時の日曜大工スペースには一番お手軽な場所・・・
カーポートは安易に付けることが多いですが。
本来なら建物のデザインにあわせて考えたいものです。
もう少しヒネルと少し広めに勝手口を設定する。
これが実現出来たらビールケースも漬物樽も置けるし
菜園でもお持ちなら収穫した野菜も土付きのまま置けます
更にひねると居間の延長で土間を付けてみる。
これは時々見られるインナーテラスという手法です。
ココに暖炉を置いたり、観葉植物をたくさん並べたり・・・
居間は生活の中心が理想なので
これに変化を与える仕掛けにもなります
いずれの案もホビースペースの目的に作らずに
時々ホビースペースにもなるという程度の作り方
名付けて『なんとなくホビースペース！！！』
皆さんもご存知のように、
一年365日のうちで日曜大工をするのは
せいぜいホンの数日（だから日曜大工という）
なのですから、こういう多目的な考え方が有効になります。
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大工道具イロイロ・・・
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