くらしのなかで
―― 建築家の視点から ――

vol.2


ごみ  街のために出来る事


6月に転入した時、市役所からゴミカレンダーが渡されました。
ところが、可燃ゴミと不燃ゴミしか指示がありません。
不燃ゴミは毎週火曜日、その日に出されたものを見に行くと
ビン、カン、スチロール等が全部まとめて捨てられています。
だから、『そうかこの街は分別しないんだ』と思っていました。
しかし、数ヶ月後に市役所で分別のパンフを発見。
どうやら、今年4月から(月に一度の)分別回収が
始まったようでした。

それなら、と我が家でも分別を始めたのですが、ビックリ!!
ナント、不燃ゴミがほとんど出なくなりました。
不燃ゴミは量にして以前の1/10ぐらい。
せいぜい小さいスーパー袋程度です。
その他は全て分別の資源回収に出せる物だとわかりました。

ということは、
今まで我が家は必要以上の埋め立てゴミを出し、
埋め立てに荷担していたわけで、そこを大きく反省。
積極的に分別していこうと嫁さんとも話したところです。

ちょっと大げさですが
ゴミ出しは基本的な “まちづくり” への参加なのです。
このゴミ出し自体が “まちづくり” への貢献なのです。
市民税を払ったのだから街が面倒を見て当然、
というような、そんな横暴な考え方は “バツ” です

環境環境と急に環境ブームですが、
大上段に構えるのではなく
このような日常生活レベルから
個々が実践して考えていきたいものです。

ここまで書くと、そんなことを今さら威張って書くな・・・と
聞こえてきそうな気もします。
今回は自分の恥をさらしたかもしれませんねえ・・・

分別ゴミのパンフレット

2000.11