オフィスを設計する



オフィスはどうあるべきか。

私はこれを住宅設計の延長線上で捉えています。

オフィスは、そこで働く人にとって

一日の大半を過ごす所です。

おそらく起きている時間だけを見つめたら、

自分の家よりも長時間を過ごす所でしょう。


それゆえに、オフィスは出来るだけ快適であるべきで、

私の設計の立脚点も『快適な仕事が出来る空間』

というものになってゆきます。


外観も大切です。

オフィスビルにとって外観は会社の“顔”であり、

会社のイメージも左右します。

さらに建築である限り、建物の外観が

町並みの形成要素にもなります。

故に、いい加減なものを建てるわけにはいかないのです。

大げさかもしれませんが 『建築の社会的責任』 は

しっかりと考えるべきなのです。