第16回探検

  2004/6/12-13  鈴鹿テント泊縦走〜お父さん隊員ソロトレーニング〜

御在所〜釈迦ヶ岳


中央右よりに釈迦の大きな切れ込みが見える

 「テント持って鈴鹿の山いかへん?」 D隊員の発案で第16回探検が企画された。今回はおとうさん隊員たちのソロトレーニングを兼ね、自分の荷物は自分で担ぐことになった。「隊長!今回はみんなの荷物担がなくていいんです!」ということで参加は、隊長、D隊員、H隊員の3人の探検です。

1日目


ちょっとお天気が心配です

“負ばれ岩”も今日はロープーウェイから見る

熊笹に覆われた縦走路

岩門と隊長

 ちょっと早めの昼食をとり、下山予定地の松尾尾根登山口にD隊員の車をデポし、3人は御在所ロープーウエイ乗り場に向かった。

片道切符でロープーウエイに乗り山頂へ、いよいよ探検の始まりだ。

山頂の遊歩道脇から縦走路に入る、縦走路といっても標高は森林限界に達していないため、熊笹のトンネルが続くのであった。足元は昨日の雨で水が流れ沢歩きのようだ。

展望のある尾根道を勝手に想像していたH隊員は「こんなの縦走路とは言わへんぞ・・」とブツブツつぶやいている。

 出発から40分ほどで国見岳山頂に到着、ガスであまり展望は良くない。休憩後再び熊笹のトンネルを通り根の平峠へ、今回のテント場予定の水晶岳はもうすぐだ。

15:40水晶岳に無事到着。頂上には永源寺ダム雨量観測所の建物がありちょっと無粋だが、今夜はここに決定。早速設営を終え各自自由時間。

今回使用の1人用テントは3人共にお揃いである、実はD隊員が市内某釣具屋で見つけてきた超お値打ちのものである。フライシートはフルではないが実用的には全く問題なく使える。高見山の雪の中D隊員が使用したあのテントである。

久しぶりの山行でお疲れの隊員たちは夕食を済ませるとさっさとシュラフへもぐりこんだのであった。


根の平峠でちょっと休憩

今日のテント場です

H隊員今夜の食料

2日目

 グォーッと山が鳴る音で目が覚めた、外は昨日の今にも降りだしそうな雲はなくなり青空が見えている。ただ山頂にテントを張っているため北西の風をまともに受ける、山頂ではなく峠などでテントを張るのが常識であるらしいが我々Ysk2探検隊はあえて山頂を選んだ。

 朝食、撤収を終え8時15分釈迦ヶ岳を目指し出発、H隊員は昨日の疲れが少し足に残っているようだ。遠くに釈迦の大きく切れ込んだガレ場が見える、今日は天気もよく展望のあるところに出ると伊勢平野から伊勢湾、三河半島まで見渡すことができ疲れを癒してくれる。

 建設中の中部国際空港も肉眼ではっきりと見える、「今度は海外遠征か?」等ととりとめの無い会話をしながら行程は中峠を経、10時に羽鳥峰峠に着く。ここで水場を発見、先日の雨のためか沢水は豊富だ、今回の探検では水の補給を心配していたのだがこれで一安心、冷たい水で喉を潤し行程を進める。


いいお天気だがすごい風でした


さあ!出発だ

 青井岳、猫岳と小さいピークを過ぎ12時10分釈迦ヶ岳山頂に到着、山頂のスペースはあまり広くはなく20人ほどで満員になってしまいそうだ。すでに8人ほどの先客があったため写真だけ撮って尾根道との分岐地点で昼食タイム。

 予定通り松尾尾根登山道で下山、遠くから見えていたあのガレ場を通り登山口に到着、へとへとになりながらもお父さん隊員ソロトレーニング探検は無事終了した。


いい感じの尾根道です

突如現れる不思議な光景 羽鳥峠

釈迦のガレ場を慎重に歩く

釈迦ヶ岳山頂より