リアタイヤ交換 2006年11月3日

 以前から何度もHP上で交換せねばと言っていたリアタイヤを交換することになりました。
 GARRRさんの懸賞でDRCのタイヤレバー260mm、230mmが当選したので、その使用レポートも兼ねて。
 新タイヤも使用中と同じダンロップのD605(オン・オフ仕様)にしました。(サイズ120/80−18 62P)
 左の古タイヤももう少しいけそうなんですが、硬化しているのもあるので早めの交換です。
 まず最初に、ドラムブレーキのアジャスタを外します。
 が、いきなり最初から問題が!!アジャスタ(ネジ)がカチカチでなかなか外れません。ついに途中からは手だけでは回せなくなり、プライヤーではさんで回しながら外しました。アジャスタを外したらスプリングとピン(赤矢印)も外しておきます。 
 それから、スイングアーム根元のキャッスルナット(青矢印)についているコッタピンをプライヤーなどを使い外した後、キャッスルナットを22サイズのメガネレンチで外します。

 リアホイール外すので、ついでにリアスプロケットも交換することにしました。フロントと同じアファムです。歯数はノーマルと同じ45丁。商品左下にSEROW225(REAR DRAM BRAKE)とあります。
 ホイールを外す前に、リアスプロケのネジも緩めておきます。そのためにネジが緩まないようにかましてあるワッシャーを折り曲げて平らにします。
 ・・・が、さらにここでも問題が!!ワッシャーも硬化して曲がりません!!しかもネジと隙間なく、くっついっています(゚д゚lll)しかたなくマイナスドライバーをあてて、ドライバーの柄をハンマーで叩き曲げてやります。しかし、まるで長年連れ添った夫婦のようにネジ男とワッシャー美の間に割り込む隙はなく、なんとか2人を別れさせようとするチタガワはひたすらワッシャー美にマイナスドライバーを打ちつけ、暴力で別れさせようとします。こうして地道に一時間以上もかかりすこしずつ2人を別れさせ、ついにワッシャー美はチタガワの暴力の前に折れることになったのです。世間は三連休の朝に我が家の庭では、あたかもお昼のドロドロドラマのような世界が繰り広げられてるとはお天道様も知る由もありません。

 朝からいきなりの障害で、かなりやる気をなくしてしまった私。もうやめようかとあきらめかけたその時!!
 ピンチにヒーローは現れる!!白鹿乗りさん登場!!(写真は二週間まえのジパミーチンのもの。)

 力強い師匠があらわれチタガワのやる気は12ポイントアップした!
 リアのアクスルナットを緩めてから、車体を酒ケースに乗せ、アクスルシャフトを抜き、リアスプロケからチェーンを外し、リアタイアを取り外します。シャフトを抜くとカラーも外れるので紛失に注意です。タイヤが外れたらドラムブレーキ部分も外しておきます。

 手際よくタイヤ交換準備に入る白鹿乗りさん。タイヤレバーなどの工具を持参していただきました。そして、水戸黄門に印籠といったように、もはや彼の必須アイテムともいえる空気入れもお持ちいただきました。

 さて、タイヤ交換の前にリアスプロケを交換すんべえと、スプロケを固定しているネジをサイズ14のレンチで外します。
 んで、おもむろにスプロケを差し込むと・・・アレ?こんだけしか棒の先っちょがでていなかったらネジを付けられないよ?(左写真)もう一度よく見るとスプロケの箱に同じ金色のネジがあります。あー、ネジも抜いてから、コレに換えるのねと思ったんですが・・・、さらにアレ??
 もとから付いているナットを絞めるための棒はどうやって外すの?見ればホイールにネジこんであるので、ひねってやれば取れるのでしょうけど、ただの丸い表面にはレンチも何もひっかかりません。CRCを浸透させた後、プライヤーでひねってみるものの効果なし。 今回はあきらめて元のスプロケに戻しました(T▽T)

 気を取り直して、いよいよタイヤ交換。まず、ムシ回しで、バルブコアを外して空気を抜きます。

エアバルブとビードストッパーのネジを外します。

タイヤレバーを差込み、ビードを落としていきます。

 あまり深くレバーを差し込むと中のチューブが傷ついてしまうので注意しながらビードを落としていきます。最初のうちは固めですが、ある程度のとこまでくるとボコッと落ちて、さくさく進められるようになります。
 片側すべてのビードが落ちたら、バルブ部分からチューブを取り出します。
 で、再度タイヤレバーを使い、ホイールからタイヤを完全にはずしてやります。今回は白鹿乗りさんがもってきてくれたKTCのタイヤレバー2本と私のレバーの計4本で作業を行いました。2本では初心者には厳しいのでせめて3本は欲しいですね。
 あと、素人がいきなり一人でやろうと思いましたが、これはかなり力もいるし、白鹿乗りさんに指導していただいて助かりました。・・・というか、ほぼ白鹿乗りさんにやってもらったような・・・(^^;

 とりあえず外したチューブがパンクしていないか白鹿乗りさんが空気を入れて確認してくれました。
 どうやらOKのようです。(^^;ホッ

 で、先ほどと逆の手順で、タイヤレバーを使い、ホイールの片面をタイヤの中にはめていきます。で、リムテープの穴をバルブの位置にあわせて、ビードストッパーを装着するんですが、ここでも???リムテープには穴は一箇所しかありません。じゃあ、いままでビードストッパーはどうやってついていたの?そして、ためしに左写真のようにリムテープしたに潜らせてみたものの、こんな形状ではアカンやろということに。そうこうしていたら劣化していたリムテープが切れてしまいました。白鹿乗りさんの提案でガムテープで代用することにしたんですが、布製ガムテープもない!!時間もお昼をまわっていたので、昼飯食いがてら、ガムテを買いに行きました。

 休憩から帰ってきて、作業再開。まず、チューブをバルブ部分からタイヤ内にもどしてやります。それからタイヤレバーを使ってビードをホイールの中に押し込んでいきます。リアタイヤは硬いと聞いていましたが、ラスト4分の1あたりはメチャクチャ硬かったです。といいつつもココもほぼ白鹿乗りさんによる作業でしたが。
 で、タイヤがはまったら、空気を入れていきます。白鹿乗りさん持参のマイ空気入れにてドンドン空気を入れていきます。写真は高橋名人(わかります?)もビックリの1秒間16連射で空気を送り込む白鹿乗りさん。交代しながら入れていきます。とちゅうで空気圧を確認しようとゲージを差し込むと・・・?アレ????ゲージはピクリとも反応しません。なんで?ということでバルブコアを外すも、空気が抜けてくることはありません。しかたなく再度タイヤを外し、チューブを取り出すと・・・、6箇所も損傷してました(^^;私がへたくそなのと、チューブ自体も劣化していたのでしょう。
 白鹿乗りさんが用意してくれたパンク修理セットで6箇所の穴をふさいでみます。時間をおいてから空気を入れてみたらOKみたい。
 再度、タイヤをはめていきます(T▽T)白鹿乗りさん何度も力作業でごめんねえ。
 今度こそと空気を入れると・・・「シューッ!」あきらかにバルブじゃないところから空気が漏れている音が(゚д゚lll)
あかん!!時刻はすでに15時。換えのチューブも無いし、今日はあきらめましょう!!ということで、外したホイールをバイク屋さんにもっていくことにしました(^^;

 今回はいろいろと失敗ばかりでした。まず何よりイカンかったのは、私の準備不足。リムテープも、パンク修理キットも予備でチューブも用意していない。これではいけません。
 でも、今回の作業はかなり良い経験になりました。とりあえずこれでなんとなくでも感覚がわかったので、とっさのときのパンク時でも、心構えが違います。
 白鹿乗りさん、遠いところお越しいただき、工具もお持ちいただいて、力作業していただき本当にありがとうございました!!お役に立てずにと何度も言っていましたが、そんなことは全くありません!助けていただいたからこそ1日でここまでできたのです。大変感謝しております。次回は走りでご一緒しましょう!!
 あと、パンク修理セットもお返ししますので〜(^v^)

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オマケ

上段で書いたビードストッパー。右が私の、左がhiroさんの・・・。どう考えても私のは不良品のような・・・。
U字状になっていてホイールにぴたっとハマルようになっているはずなのに。腕力でぐぐっともどしてやればよいのか??