旧宮川村の現状と林道古ケ谷線

2006年6月3日調査。

 多気郡大台町と合併した、旧宮川村へ行って来ました。豪雨災害から一年以上が経過しましたが、その爪あとは深く、今だに崩落箇所が多くあります。
 写真はそのうちの1枚ですが、山頂付近から100m以上にわたって下の宮川まで道路を飲み込んで土砂崩れをおこしています。
 そんな箇所が沢山あり、通行止め箇所があるので川の両岸を迂回しながら奥に進みます。看板の箇所も八知山トンネル崩落の危険のため通行禁止とあります。

 川は以前よりは

復旧してきました。まだ、支流などはそのままのところも多いです。
 先日の鮎釣り漁解禁を受けて、この日も6時代には沢山の釣り人が訪れていました。

 ここが、上記で紹介した崩落の危険性により通行止めとなっている八知山トンネルです。山頂まで続く大きな岩崖の下を巣掘りのトンネルで、岩肌むき出しなので大変味のあるトンネルでしたが、今後はどうなることやら。手前の道路にバリケードがしてあって通行できませんが、このトンネルの向こうにこの辺りでは最長となる林道があったのですが、おそらくは道もないくらいに崩壊しているでしょう。看板からみると復旧作業中のようでしたが。
 このあたりから山もさらに迫ってくるような感じで、真上を見上げるようにしないと山上が見えないくらいになります。このあたりはだいたいが1000m超の山ばかりになります。

 宮川ダム手前にある古ケ谷線へ入ります。ここは橋の手前、道路沿いに看板があるのでわかりやすいと思います。地図はコチラ。
 

 少し走るとダートになりますが、すぐに大きな砂防ダム工事現場になります。早朝で工事していなかったので、そのまま砂防ダム脇の土盛りをこえて進みます。
 下の写真は砂防ダム手前で撮影した山の斜面ですが、見てわかるように本来なら落ち葉などで腐葉土のようになっているはずの地面が、土砂に埋もれています。しかも岩の大きさもヘルメットよりも大きいものばかりです。

 いったいこれだけの岩がどこから崩れ落ちてきたのでしょうか?

 砂防ダムの先で、道は崩落して行き止まりになってしまいました。
 工事のために河原へ降りる道ができていたので降りてみたら、崩落した先の林道が見えました。が、バイクで進むにはトライアルとかじゃないとちょっと厳しいかなって感じです。

 もと、川だった場所の画像です。土砂に埋もれて水の流れは見えません。地下を流れて、少し下流からもとの流れにもどっています。
 林道よりも、まだ民家の裏山とかが、崩落しそうになっていたりしている箇所があって、そこを舗装したりとかが先ですね。
 他の箇所はまた調査していきたいと思います。