■タマラ・ド・レンピッカ(画家)
1898〜1980年
1920年代から40年代に描かれた、キュービズムの影響をうかがわせる、
アール・デコの雰囲気を持つ独特の肖像画、静物画は非常に美しく、お洒落。
彼女自身、グレタ・ガルボにも匹敵する美貌の持ち主で、
今なおミステリアスな存在として取りざたされているようです。
特に有名なのは「Autoportrait」彼女の愛車ルノーに乗った自画像です。
複製画が家のトイレにかけてあります。
1980年にパルコ出版から発行された「肖像神話 迷宮の画家タマラ・ド・レンピッカ」
を見ていてその魅力に改めて感心させられました。

 

■伊坂芳太良・いさかよしたろ(イラストレーター)
1928〜1970年
42才で亡くなってしまった、通称「ペロ」と呼ばれるこの作家の作品は、
ヒッピー、フーテン、サイケデリックという言葉を思い出させる。
小学生から中学生の頃、リアルタイムで見た記憶があります。
藤田嗣治の描くような細いラインで描かれた作品達は、今見ても美しく怪し気で魅力的だ。

 

■フランツ・フォン・バイロス(画家)
1866〜1924年
バイロス公爵 ウィーンとミュンヘンで活躍。
ビアズリー(ビアズレー)やロップスとよく比較されるが、彼等ほど有名ではない。
発禁されかかった神戸の奢ば都館から発行された「バイロス画集」を見て好きになってしまった。
退廃的なエロティシズムを漂わせた作品たち、好きになってしまうのは当然と言える。
もう一冊、京都書院発行の「バイロス公爵画集」を持っていますが、
もう少し、鮮明な大きな図版を見たいと思わずにはいられない。
新潟県弥彦村に伊藤文学さんが作った「ロマンの泉美術館」という
バイロスの蔵書票を展示した美術館があります。

 

■月岡芳年・つきおかよしとし(画家)
1839〜1892年
血みどろの絵、妖怪の絵をたくさん描いています。
それ以外の絵もなんだか狂気じみた印象を受けてしまう。
暁斎も凄いけどこの人も凄い。
20数年前に描いた「ユーディット」では、妖怪の絵を引用させてもらってます。

 

■カルロ・クリベェッリ(画家)
1430年頃〜1495年頃
1995年、トレヴィルから美しい画集が出版されました。
それまでこの画家の存在を知らなかったんですが、一目見て好きになってしまった。
2001年、名古屋・松坂屋美術館にダ・ヴィンチの「白貂を抱く貴婦人」が出品された展覧会があって
話題になったんですが、その時1点だけクリべェッリの作品も出ていて、
ダ・ヴィンチとともにその作品が見たくて見に行きました。

 

■辰巳四郎(イラストレーター)
1938〜2003年
ず〜っと前に、何度か雑誌でイラストを見かけ、
ず〜っと気になっていた作家です。
最近 webでホームページを見つけ、やっとある程度まとまった作品を見ることができ、
めっちゃ嬉しかった。



以下続きます。