ハナモモ

中国原産 バラ科落葉果樹

大蓮寺には桃の木が何種類もあります。みな花を観賞する木です。
4月8日の花祭りの時、花御堂を飾る花としていつも重宝します。


ジンチョウゲ

中国原産常緑低木

これは珍しい白のジンチョウゲです。早春から桜の季節まではるの芳香
を境内に漂わせてくれます。私の実家(四日市市)の庭にもピンクの沈丁
花がありました。この花が1つ2つ咲き始めた頃、父が亡くなりました。
「沈丁花が咲き始めましたよ。」「ああそうか」というのが父と母が交わした
最後の会話だったそうです。この花を見ると思い出します。

(沈丁花)


ニワザクラ

(庭桜) 植物百科にはニワウメと出ています。中国原産 バラ科の落葉低木

雪柳の白とレンギョウの黄色で圧倒される境内にピンクの花を咲かせ
存在をアピールしています。


ユキヤナギ

(雪柳) バラ科の落葉小低木

大蓮寺の花として住職がサルスベリと同じくらい力を入れ
ているのがこの雪柳です。3月末の枝垂れ桜とほぼ同じ時
期に咲き始め、境内に見事な姿を見せてくれます。この写
真の木はその中でも一番大きくて古い木です。成長が速い
ので、植えたばかりの苗も、2年目にはもう花を咲かせます。
境内には約150本の雪柳がうえてあります。駐車場の回り、
遊歩道の縁など、あっちにもこっちにも雪柳です。


シデコブシ

モクレン科の落葉高木

薄いピンクの花は、春の花の中で、一番格調が高いと私は思っています。
細い花びらがやんわりと垂れ下がり、頼りなげに見えますがしかし凛としています。日本画の題材になる花ですね。大蓮寺には大きな木があるのですが、建物の裏にあるので近づいて見られません。花の時期にはカメラマンが望遠レンズで撮しています。


ハクモクレン

(白木蓮) 中国原産 モクレン科の落葉低木

この花も枝垂れ桜、雪柳とほぼ同じ時期に咲きます。上のしでこぶし
と並んで大きな木となり、本堂への渡り廊下の屋根越しに見事な花を
見せてくれます。カメラマンが望遠レンズで撮しています。私もささや
かな望遠レンズで撮りました。


キクモモ

(菊桃) バラ科落葉果樹

花モモの一種です。でも菊のような細かい刻みのある花びらは菊に
そっくり。桃の花とはかなり雰囲気が違います。寒い春だと長く咲いてくれます。(2006年は5月の連休前まで咲いていました


ドウダンツツジ

ツツジ科の落葉低木

ツツジとはまるで趣の違う花(すずらんのような可愛い花)ですが
ツツジの仲間とか。住職はこの木を、花を楽しむより、紅葉を楽しむ
ために植えています。私はこの花が好きですが。